2016年8月15日月曜日

結露防止ヒーター


星を撮ろうとして夜間にカメラを使うと、夜露がレンズに付いて曇ってしまう。そこでレンズフードにヒーターを巻き付けて結露を防止する必要がある。電源に乾電池を使ったものを以前に自作したのだが、パワー不足で今一つ。望遠鏡メーカーが出している製品は、望遠鏡を駆動する電圧と同じ12Vになっている。変圧しなくても鉛蓄電池1個で両方をまかなえる便利はあっても、ヒーターのために駆動用の電源を使うのはもったいない。
自作ヒーターの改善改良をしなくてはならんと思いつつ、ほったらかしていたら、5VのUSB電源で動くものを見つけた。PROTAGEというブランドの夜露防止ヒーターである。USB電源であれば、スマホの補助電源として売っているモバイルバッテリーがそのまま使えるのだが、モバイルバッテリーはポケモンゴーのおかげで売れているらしく、最近はひときわ安くなってきていて13000mAhで3000円もしない。モバイルバッテリーは小さいから、カメラのそばに置いておけるからケーブルの引き回しも煩くない。
この手でいこう、よしよしというわけで、もう1個入手しようと考えてアマゾンを調べたら、サンコー製のドリンクウォーマー(巻き付け型)という製品を見つけた。その名のとおりの用途のものなのだが、評価書き込みを見るとカメラ用に使っている人が多い。同じUSB電源で、形もPROTAGE製とよく似ているからこちらを発注。値段もPROTAGEが2000円なのに対して1260円と安い。到着して開梱してみると、上の写真のようにPROTAGEのロゴ以外は全く同じものに見える。
ヒーターの仕様はわからないが、少なくとも外皮の型紙は同じだね。PROTAGE製はポーチがおまけに付いていたから、差額の700円はポーチ代かな。ヒーターも同じ面状発熱体を使っていそうな気がする。性能も同じではないのかな。
フィルター径77mmのレンズであれば、十分余裕をもって取り付けられる。82mmだと届かないが、レンズ鏡胴側でマジックテープを止めればなんとか取り付けられる。不安なら輪ゴム併用。

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