2015年11月29日日曜日

晩秋


公園でみつけたオオカマキり(茶色)。死んでいるのかとつついたら、緩慢にみじろぎをした。
わずかな間にこれだけの大きさに成長したわけだが、カマキリは越冬できないから、もうすぐ動かなくなる。最期の日なたぼっこだったかもしれないと思うと、邪魔をしたのが申し訳無いような気持ちになった。 葉っぱの間からじっとこちらを見ていた。
成虫越冬をするムラサキツバメは、注意して歩けばけっこう見つけることができる。輝く麟粉を持っている蝶は、日の当たり方でずいぶん色合いが違って見えるのだが、注文してもポーズをとってくれるわけでもないから運任せになる。今日のツバメは左側の前翅の縁がオレンジ色に見えてきれいだった。
午後から大学の同窓会に出かける。


2015年11月28日土曜日

うぐいす


母以外の家人が皆出かけてしまったので、びーすけ散歩以外はじっとデッキで過ごす。
隣の家との間は、すどおしの柵があるばかりなので様子が良くわかってしまうのだが、視線をある程度さえぎるために背の高さほどの木を両家とも植えている。
スズメやシジュウカラ、最近はジョウビタキがこのわずかな植木に遊びに来てくれるのだが、今日はウグイスが現れた。
400mmの望遠レンズの最短合焦距離は3.5mなのだが、かろうじて焦点が合った。明るいところに出てきてくれない鳥だから、鮮明に撮れるチャンスはあまりない。

 これも隣の家の屋根にいたジョウビタキが飛び出したところ。別に隣の家をずっと眺めていたわけではないのだが。
下は時々みかけるヒヨドリの水浴び。動きの早い鳥を撮るために、カメラは常に高速度のシャッタースピードをセットしてるから、水しぶきがきれいに撮れた。

2015年11月23日月曜日

ルリビタキがやってきた


朝のびーさんに出て、家の前の公園を半分ほど進んだところで細かい雨が降っていることに気がついた。家に鞄を取りにもどってカメラを入れて、あらためて散歩を再開。
いつもの公園で一昨日から居ると聞いていたルリビタキを張る。30分ほど待ったが現れないのでびーすけとしばらく公園を歩き回る。そうそう、これが本来の目的なんだ。びーさんのついでに鳥を撮るが正しい。
スポットに戻ってしばらくすると同好の士が3名ほど。今年の1月4月に撮った個体が戻ってきたという事らしい。
小雨は止んだもののひどく暗い。そうこうしているうちにチョットだけルリビタキは姿を現して、さっさと行ってしまった。待っているびーすけも飽きてきた様子なので撤収する。
午後は昨年同様、姉のリコーダーの演奏に母を連れ出す。だんだん母を電車に乗せて遠征するのも大変になってきた。姉が所属しているクラブも高齢化が進んでいる様子。

2015年11月22日日曜日

セミアポ


 陽のささない肌寒い一日。今朝は腰痛のせいで、けっこうつらい散歩であった。
左は先日撮ったムラサキツバメが何頭もかたまっているところ。この蝶は集団で越冬する。翅をたたむと枯れ葉にしか見えないから、私にはとうてい見つけることができないのだが、公園で良く会う虫好きの方に教えてもらって撮ることができた。寒いからおしくらまんじゅうをしているわけでは無いだろうし、集団で外敵から防衛しているというのも考えにくいのだが、なぜ集団を構成するのだろうと不思議に思ったのでNETを調べてみた。納得できる十分な解説を見つけられなかったが、集まることで熱と水蒸気を確保しやすいということらしい。
上と下の写真は、ペンタックスK-5IIsに手持ちのセミアポレンズを取り付けて撮ったもの。焦点距離200~250mm程度のレンズだが、オートフォーカスアダプタを使ったので1.7倍で焦点距離は500mmあたりだろう。レンズ径は60mmだからF値は8以上になってしまうのだがオートフォーカスは精度良く動いてくれた様子。低照度の合焦機能の向上もK-5IIsの特長の一つ。
セミアポというのも最近は聞かなくなった。高級レンズのアポクロマートには劣るが廉価なアクロマートより勝ると言われるものなのだが、異常低分散ガラスが普及してアポクロマートの値段が下がったからだろうか。暗すぎて感度をかなり上げているために画像が荒れているが、これはこれでけっこう綺麗に撮れたのではないかな。

2015年11月21日土曜日

うろこ雲


上は朝のびーさんで撮ったカワラヒワ。いつもの公園のいつもの木に居た。
今日はみごとなウロコ雲が広がって秋らしい空。ウロコ雲は、気象の世界では巻積雲と呼ぶそうだ。これから天気がくずれるというサインでもあるとWikiにあった。
最近ちょくちょくジョウビタキが拙宅庭に現れるので、餌を置いておくのだが、たいていスズメがきれいにしてしまう。今日は主賓に食べてもらえた。
それにしてもこの個体は人を恐れない。たぶんどこかで餌をもらっていたんだろうなぁ、などと想像する。
手になじんだ7Dmk2+EF400/5.6Lだから、庭のジョウビィ君は苦もなく撮ることができた。K-5IIsだとどんな風に撮れるのかなぁ、なぞと考えると、ペンタ用の長焦点レンズが必要になってしまうのだが、ここは自重。
キャノンとペンタの使い分けをきちんと整理しなくてはいけない。長焦点はキャノン、マクロもキャノンだ。ここまでだいぶ投資したんだから引き返せない。
星撮影も星野写真のような超広角は、先日トキナー11-20/2.8を入手したばかりだからキャノン。
ペンタK-5IIsは、先日赤い星雲が良く写せたので、標準から中望遠の星撮影用とし、天体望遠鏡+オートフォーカスアダプタによる鳥撮影にも使う、と...まぁとりあえずの方針として定めるのであった。つまり歯止めの効かない物欲の封印札である。

2015年11月15日日曜日

アストロトレーサー


Pentax K-5IIsに、オプションのGPSユニットを載せると、このカメラは手振れ防止機能を利用して短い間であれば星を追跡する機能がある。これをようやく試すことができた。自宅前の公園の街灯の光が木にさえぎられる場所を探して撮影。
キャノンを使ってきた私はペンタックスの良いレンズを持っていない。この3枚はいずれも散歩用に買ってあったタムロン28-300mm。高倍率ズームと呼ばれるレンズだが、ズーム比がめちゃくちゃ高いということはかなり無理をしているわけで、あまり期待してはいけない代物。
メーカーがアストロトレーサーと名づけたこの機能は、期待以上に良くできていて感心した。300mmの焦点距離でも1分間は星を点像に写し撮るのだから立派なものだ。1分間しか露出せずに、しかもとても明るい場所であるにもかかわらず、オリオン三ツ星のはずれにある「燃える木」が写っていてちょっと感動。これはカメラがローパスレスである事の効用なんだろう。下のアンドロメダ大星雲も黒い帯部分もなんとなくわかる。タムロンズームも、とうていシャープとは言えないものの健闘。
普通の三脚で撮れるのだから、旅行のついでに星を撮れるという感じが嬉しい。

2015年11月13日金曜日

オオタカの若鳥


勤務先が四半期に一度取るように指導している休日を使って3連休。
最近は工作も写真ももう一つやる気にならないものだから、デッキでぼんやりと過ごす休日が多い。
庭にジョウビタキ♂がときどき現れるのがちょっと嬉しい。
三年寝たろうではないけれど、ぼんやりしていると良いこともあったりして、空を眺めていたら我が家の上をオオタカの若鳥が通り過ぎていった。
 寝転んでいるだけだと言っても、カメラはそばに置いてあったりするわけで、タブレット端末でネットしていたりするわけで、貧乏性は寛ぐべき時間を楽しむのが下手なんだなと自嘲する。
4時を過ぎると暗くなってくるから、びーすけと散歩に出る。休日の夕方は「おわっちまったぜ」感が寂しい。散歩はびーすけに引きずられるままけっこうな遠征となったりする。下はコンビニの前につながれて私を待っているびーすけ。
(11月17日記す)

2015年11月8日日曜日

立体感


 終日雨。湿気寒い1日。雨がかりの無いウッドデッキに三脚を立てて、今日も庭の訪問者を待つ。
おもてなしの餌を置いてみたら、あっという間にスズメが食べてしまった。まぁめくじらを立てることでも無いが、本当は別の方にご用意したのです。
そのジョウビィ君はスズメの食事を遠巻きに見ていたが、どうも縄張り争いに敗れた模様。
 その後何も知らないシジュウカラがやってきたりしたものの、ジョウビィは現れず。
うまく行かないものだねぇ。
 じっと庭を見ていると、メジロも現れたりして楽しいのだが、とにかく寒い。身体の芯まで冷えてしまった。
 今日の機材は、昨日と同じZenithStar66SD。焦点距離388mm直焦点。昨晩撮った写真をチェックしていて立体感があるなぁと思ったが、今日の写真もやはり同様の印象。ローパスレスは解像が良いと聞いていたのだが、焦点のあっている部分とボケた部分のメリハリがとても強いからだろうか。
下はTAMURON ズーム28-300だが、このレンズでも立体感は感じられる。いいカメラだなぁK-5IIs。

2015年11月7日土曜日

歓迎:じょうびぃ様


 午前中にはあった陽光が、午後にはすっかり無くなってどんよりとした空。
朝からジョウビタキの声が聞える。びーさんに出かける時に、電線の上に雌をみとめる。この娘かぁと思っていたのだが、散歩から帰ってデッキでごろごろしていたら、雄が庭の梅の木にとまった。彼はかなり長い時間居てくれた。
 先日手に入れたK-5IIsに、あやしげな6cmほどのEDレンズを
付けて撮ってみたのが左。逆光気味でピントからも大きく外れた背景の電線が、すっかり紫色になっていたりするところが怪しげなレンズのあやしいところだが、順光で条件がそろえば良く解像している。
上の1枚目は、天体望遠鏡ZenithStar66SDにK-5IIsを取り付けて撮ったもの。周辺が激しく減光していたので中央部を切出した。立体感のある絵になっていると思う。
ペンタックス用のレンズは、Pentax-Mシリーズのような超古いものか、キットレンズと呼ばれる安物しか持っていない。一番マシそうなのがタムロンの28-300ズームレンズ。これとてもズーム比が非常に大きいから、あまり描写力に期待してはいけないと思っていたのだが、下の蝶の写真はまぁまぁではないか。ヒメアカタテハは少々ピントが甘い。
K-5IIsの解像力を実感できそうなレンズを持っていないので、昨晩から手持ちの望遠鏡など使えそうなものをテストするために用意していたのだが、本日の突然のご訪問に役にたってしまった。
さて、ジョウビィが拙宅周辺をなわばりとしていることは確かであるが、明日も庭に来てくれないなかな。

2015年11月3日火曜日

秋のいきもの

文化の日。朝のびーすけ散歩の帰り道でムラサキツバメを見つける。目の前で開翅してくれたので、きれいな紫色を鑑賞。わりと人通りの多い歩道の植え込みにとまったので、まわりの人は私が何を撮っているのかわからなかったのではないか。
ムラサキツバメは集団で成虫越冬する。今日見つけた個体も一頭ではなかったようだから、皆で越冬場所を探していたのかも。
 家に帰り着くとヒタキの声がするので、とりあえずびーすけを庭にはなして近隣をうろついてみる。
隣のとなりの家のアンテナ(たぶんデジタル化以来使っていない)にとまっていた。ここいら辺をテリトリーにしてくれないかなぁ。
 最近さぼっていた庭の芝を刈っていたら、花壇の中で何かが動いた。だいぶ前から拙宅の塀の中に巣作っているらしいニホンカナヘビ。私はとかげとシェアハウスしてるんだ。
夕方のびーさんではペンタックスK-5IIs+Pentax-M 200/4を持って出る。水路の水鳥を撮ってみたものの、どれも解像が悪くて眠い絵になってしまう。それならボケの写真を撮ろうと考えたのが下の写真。色収差も出て面白い。

2015年11月1日日曜日

初ジョウビイ

路上でヒタキの声がしたので立ち止まると、ジョウビタキ雌であった。朝のびーすけ散歩が楽しくなる季節がやってきた。
 午前中にスポーツクラブに出かける。勤め先のグループ会社が経営するジムなので割安に利用できる。運動不足だから心して行く事にしたいが、たぶんこういうのは続かない。
練習器具の説明と試用程度だったのだが、帰宅したら疲れて昼寝してしまった。 
軽量で焦点距離の長い野鳥撮影機材としてK-5IIsを活用できるかもしれないと、昨日から身の回りにあるレンズを試している。Pentax-M 200/4はAF1.7との組み合わせでとても軽量な340mmの望遠になる。左の写真の左側がそのテスト撮影だが、けっこう色収差等が出てしまう。ソフトウェアによる消去処理の前後の比較を、左写真の中央部に貼り付けたが、ちょっと使えないかなぁ。
 室内でPentax-M 50/1.7+AF1.7の近接撮影。マクロレンズではないが結構大きく写すことができるが、今まで使っていたEOS用のマクロレンズには、やはり解像では敵わない。40年前のレンズだものね。
下は比較のためにEOS+マクロレンズで撮ったもの。あまり接近させて撮っていないのだが、いい構図なので掲載。