2009年9月27日日曜日

平和な週末

ここのところ同じような写真ばかり撮っているなぁ...コンテンツとしては超マンネリなんだけど、考えようによっては安定した平和な週末をいつも過ごしているということ。最近ウィークデイはひどく忙しいからありがたい。
ゴイサギは夜行性という話だったが、確かに昼間はしっかり寝ている。寝相がすこぶるよろしい。ちょっと無防備な感じがする。
老化による乱視が進んで、ファインダーを長い時間のぞいていると利き目が疲労する。昨年末に購入したニコンの望遠レンズがえらく気に入ってしまってこれしか使わないのだが、カメラボディはキャノンだからオートフォーカスが使えない。だから目をこらして長い時間ファインダーをのぞくことになる。オートフォーカスが使えるレンズが必要だ。健康のためには少々の散財は仕方がなかろう..ねぇ。(って誰に言ってるの?)



2009年9月23日水曜日

カメラ台モジュールの製作

朝のびーさんでツマグロヒョウモンを撮る。左が雌で右が雄。公園のいつもの場所にいつもどおり居た。他の蝶がくるとツマグロがそれを追い払う光景が見られた。わりと攻撃的なんだ。


びーすけとの散歩以外は庭で工作をする。以前に作ったカメラガン。望遠鏡の台にも取り付けられるように汎用性のある形状に発展させつつ、しっかりしたものにしようと考えた。最終的にはアルミのフラットバーに小望遠鏡とカメラを取り付けることになるのだが、今日はカメラの台を作成。下の写真の左側が作成したもの。右側がカメラとレリーズと照準器を取り付けたところ。ちょっと重たくなってしまったが...

2009年9月22日火曜日

早朝

ゴイサギの若鳥が見たくて朝5時に起きた。暗い中をびーすけと水路に向かうと、東の空がわずかに朝焼けで赤みがかってくる。水路では見たことがないほどたくさんのサギが群れ飛んでいた。カワウもこんなに居たのかというほどたくさん居る。夜が明けてこれから採餌なのだろう、鳥たちは活気に満ちている。


鳥はたくさん居るもののゴイサギはやはりこの一羽だけ。昨日と同じ場所で周囲を窺っていたが、不用意に着水したらカワウに取り囲まれて追い払われてしまった。水路のかなり歩道に近いところに居て、あまり人を警戒しないから写真は撮りやすい。


通行人には全く無頓着な野鳥であっても、被写体として狙われていることは気がつくからカメラマンは強く意識する。じぃっと見ていたら近くの電線に飛び移った。電線に居る水鳥というのもかなり珍しいなぁ。こちらを見て不思議そうな顔をしていたよ。


水路のそばの百日紅にエナガの群れを見つけた。葉の中の野鳥は撮影難易度がえらく高いが、落葉した冬の光景よりもいい感じの絵になる。

2009年9月21日月曜日

桜の紅葉

公園の桜の葉が色づいてきた。桜は春よりも秋が良いと思う。どかっという感じで一斉に開花するエキセントリックな感じがあまり好きではないこともあるが、桜の紅葉はとても美しいアースカラーである。今日は昨日ほどの日照がなかったので写真はもうひとつ冴えが無い。びーすけの尻尾がゆっくりと揺れながら草むらの中を近づいてくる。



モンキチョウ。子供の頃から見慣れた蝶だが、そういえば撮ってなかったような気がしたのでパシャ。
アオサギが手すりにとまったところ。背景と前景が面白いかもと思ったがそれほどでも無い。


頭部の特徴は明らかにカルガモだが、尾の近くに鮮やかな青がある。ネットで調べたら同様をカルガモとしてたのでカルガモであるとします。カルガモ親子の行進が新聞種になったりしたことがあるけれど、カルガモのオスは子育てをせずに育児期間は雄どおしで遊んで暮らしてるらしい。古いタイプの父親像と言えよう。


工作をしようと思ったのだが構想がまとまらずに着手できない。大家とはそういうものか。いやいや...

2009年9月20日日曜日

彼岸花



今日はスカッとした晴天で、涼しい秋風がやたらに気持ちが良い。思わず弛緩して心地よさに身を委ねて横になってしまう。こういう日にこそ日頃やらねばと思っていることをやらなくてはいかんのではないか!というささやきが脳裏にコダマするものの、性分が怠惰だから無為のうちに時間は過ぎて行くのでした。
びーすけと散歩していたら、あちこちに彼岸花が咲いている。好きというわけでもないけど変わった花だと思う。盛夏の間は昨年ほどは見かけなかったツマグロヒョウモンだが、今日はこいつもあちこちに見かけた。


夜半まで晴れていたので赤道儀と20cmの望遠鏡をベランダに持ち出す。どうもギアのかみ合わせから異音が出ている上に、手動で動かすとやたらに重い。琴座のM57環状星雲を自動導入しようとしたが入らない。赤緯軸のモーターが動いていない様子。しかたなく機材を部屋に戻して分解すると真鍮製のギアが錆びて黒く曇ってしまっている。ギアを磨いて金色に戻し終わったころには、こんどは空が曇ってしまいました。やれやれ、こういうことは日中やらなきゃね。

2009年9月19日土曜日

ゴイサギの若い衆



8月14日にササゴイを見つけたという報告をしたが、今朝見かけた個体の画像をしみじみ見ると、これはどうもゴイサギの若鳥ではないかと考える。ゴイサギの若鳥にはホシゴイの異名があって、褐色の羽の中に白い星のような斑点がある。ササゴイの若鳥も良く似た姿をしていて、図鑑ではササゴイはゴイサギよりひとまわり小さいとあるが見比べたことが無いからよくわからない。ササゴイのクチバシはゴイサギよりも細い感じなのと、ゴイサギの幼鳥は目が黄色いとあるので、まぁゴイサギではないかということにした。成鳥になると両者の風切り羽には明確な相違が現れるそうだ。


ゴイサギは昼間も活動するが、基本的には夜行性で夜間に採餌をするから夜烏(よがらす)とも呼ばれる。明烏(あけがらす)というのは聞いたことがあるなぁと思って調べてみたら落語の演題でした。そーだそーだ...誰のを聞いたんだっけ。

2009年9月14日月曜日

少し上手にできた木星




出先から直帰したので早く家に戻ることができ、家人の夕食に間に合う。空には煌々と木星。今日もバルコニーに望遠鏡を出して木星を撮ることにした。
経緯台の手動ガイド撮影で10cmの望遠鏡だから、あまり多くを望んではいけない。それでもこれは昨日よりかなり良く撮れたと思う。単純な数本の横縞以上の情報が写っている。中央やや下あたりに見えるのは、かの大赤班(赤く写っていないが..)ではないか。擦筆画のようなタッチに見えるのは画像処理のせいだが、色彩がうまく写らないのはなぜだろう。惑星を撮るには、このシーズンの大気はとてもコンディションが良いとされている。
木星以外の写真は9月に入って撮ったもの。大阪まで日帰り出張のおり、機上から雲海を撮った。秋の雲は高度が高く、低い雲と重層を成して面白い。色彩はだいぶ異なるだろうが、木星の大気圏を飛行するとこのような光景が見られるのかもしれない。


これも9月6日に撮ったビースケとトンボ。秋はトンボだよね。

2009年9月13日日曜日

木星をビデオで撮る



晴れた秋の夜長、南の空にひときわ明るく木星が輝いている。何度か撮ったものを掲載したが、あまり出来の良いものが今までのところは無い。今回も練習中の一枚なのだが、これはCASIOデジカメのビデオモードで撮影した動画を静止画に変換したものだ。十秒程度の録画は、400枚程度の静止画像の集積なので、これをレジスタックスというフリーの合成ソフトをつかって一枚の画像に重ねあわせる。ウェーブレット処理で模様を強調するとこんな画像になる。
いつも月を撮っている10cmのマクストフを経緯台に載せてお手軽な撮影だが、木星らしい感じの写真になる。もっと質の良い絵にしたければ赤道儀に20cmを積んで行えば良いことはわかっている。元気の良いときにやりましょう。

2009年9月9日水曜日

鳩山会館について

時の人である鳩山由紀夫氏。ゆかりの鳩山会館も見学者が増加しているそうな。私は昨年の1月にこの建物を見に行っている。


すでに閉鎖した別のブログには書いたことがあるのだが、楽しくて好きな建物だから、訪問した折の印象をもう一度たどってみたい。


小高い丘の上にこの瀟洒な洋館はある。この建物はけっして小さくはないのだが威圧感を感じさせない。英国風なのは議会制民主主義の先輩に敬意を表したのかも。
来客の多い政治家の家だから建物に入ってすぐに応接がある。応接にはサンルームが隣接していて、日中は実に居心地が良いだろうなぁ..と応接室の来訪者は考えるだろう。やや暗いこの応接で堅苦しい用件を話し合う来訪者は、いつかあそこ(サンルーム)で、もっと気楽な話ができるようになれたらなぁ..とか思うのではないだろうか。私はそんな想像をしてしまう。応接としての大きさやサンルームの大きさも小ぶりだし華美でも無い。陳情に上京した者には立派で頼りがいのある家主を印象付け、また財界人からすればつつましく見える。そんな計算があったのかしらね...とこれも邪推が過ぎるか。


鳥をモチーフにした装飾が楽しい。鳩は苗字由来だし、平和の象徴。ふくろうは知恵の象徴だから政治家の家にふさわしい。こうした装飾は諧謔であり、家主の知性や人間的な暖かさを印象付けることに成功している。なんだか嫌味な言い方になってきてしまっているが、繰り返すけど私はこの家がとても好きなのだ。計画段階の施主と設計者の打ち合わせは実に楽しいものだったに違いない。

2009年9月7日月曜日

オニールの橋





昨晩と今晩に撮った月。矢印で示している場所は、「オニールの橋」として有名なところ。名所なのでネットで検索すると解説を読むことができる。国内のブログは記事のソースが同じらしく似たような文章を何度も目にすることになる。
ここの写真は良く撮れていてわかりやすかった。http://venus.nineplanets.org/ap/onb/onb.html
学研の学習雑誌だったか、子供の頃に私もオニールの橋を知った。少年だったか科学者だったかが、橋の上で月面の不思議な形の影の意味を発想するという内容だったと思う。
実際、橋状の地形は存在が確認されていない。現在では月表面は衛星のソナー観測で詳細な3Dデータが把握できているはずだが、どうも無いらしい。GoogleMoonもそのデータで構成されていると考えて、わざわざGoogleEarthのVER5をインストールして危機の海周辺を探索したのだが、よくわからなかった。
最後の一枚はジャンサンという名の古いクレーター。これはおまけ。