2011年7月31日日曜日

北側バルコニー

昼過ぎにKDDIの工事がやってきた。午前中に外壁から小屋裏まで通線ケーブルを入れておいたのでこれを使ってもらう。小屋裏収納に回線終端装置(ONU)を設置。30分程度で作業は終了。 
工事の方が帰ってからもう一度小屋裏に入る。断熱材の上を走る光ファイバー線を誰かが(私くらいしかここには来ないけどね)踏まないように小屋組にくくりつけたり、断熱材のめくれたところを直す。小屋裏のONUから2階リビングの書斎コーナーに置いたルーターまでLANケーブルを走らせ、再び小屋裏収納のHUB(LANの分配器)まで戻してから各室に分配することにした。無線LANも設置してあるので、こんな面倒なことはしなくて良いのだが、有線が通せるところは有線にしておきたい。小屋裏にあがるような面倒な作業は一度にやっておかないと後でけっしてやらないだろう。無理してでも今日やってしまう。
既設のケーブルを活かして最小限の作業にしたつもりだが、考えながら夢中で体を動かしていると終了後にドッと疲れがくる。ここ数日の涼しさが幸いして小屋裏の温度はそれほど高くなかったものの、妙な姿勢をとりながらの作業はかなり腰に負担を与えた模様。
下の写真は、夕刻に拙宅2階の北側バルコニーから撮ったもの。足が組めないほど張った腰をなだめながら、この狭い場所に置いた安楽椅子に腰掛ける。ここから空を眺めるのが好き。 

2011年7月30日土曜日

5Wの発電


 一日、家の中の片付け(自分のまわりだけですが)をする。時々陽が射すかと思えば、大粒の雨が降ってきたりする。日本海側ではひどい大雨のようだ。こういう不安定な天気だと、びーさんに携帯するカメラもどれにするか迷う。道端の花を撮るくらいなのだが、今日のはPentaxk-x+1.7xAF+1.7/50。
 作業小屋には5W程度のソーラーパネルが取り付けてある。過充電などを防止する簡単なコントローラーを介してミニバイク用のバッテリーに接続してある。
6月5日の記録にあるように、この電気をどう使うのかなのだが、とりあえず車載用の小さな扇風機を回している。期待以上に涼しいが、とてもうるさい。もう少し有効な用途はないものか。
片付けをしなくてはならなかったのは、明日KDDIの光ファイバー工事が入るから。NTTのBフレッツからの切り替えになる。ずいぶん前に量販店で契約したが、震災であちこちの電信柱が倒れてしまったので延び延びになっていた。
先週私が不在のときに一度工事に来たのだが、ファイバーケーブルの引き回しが決まらずに帰ってもらっている。現行の小屋裏を経由するNTTの光ケーブルと同じルートで良いと家内に託したが、工事担当は屋内配線はできないと言い、外壁の貫通を提案したのだ。無用な穴あけは困るので明日私が立ち会うことになった。

2011年7月29日金曜日

テレコンで双眼鏡


 みずがめ座の流星群を期待して休みをとったのだがあいにくの雨。
ワイドビノの名前で広視界・低倍率の双眼鏡が販売されていて、なかなか評判が良い。コンパクトデジカメ用のテレコンバージョンレンズ2個で、これに近いものが作れるとネットにあったから、早速やってみることにした。
ケンコーオンラインショップからKDT-20という倍率2xのテレコンを2個購入。100キンで購入した視力回復メガネに穴を2つ開けてテレコンを差し込む。うむ、悪くないけど目幅が調整できない。ちょっと重たい。サイバーでかっこいい?バカっぽい?
 だいぶ以前に望遠鏡ショップのワゴンセールで買った双眼鏡用の大型のゴム見口を付けるだけにした。両手に1つずつ持って使う。両手がふさがってしまうから、眺めながらお茶を飲むことができないのがこの方法の欠点。

あいにくの天気だから、どのくらい星空が良く見えるようになるのか、この双眼鏡の効用がわからない。日中使ってみたインプレッション。裸眼の視野とあまり変わらないのはうれしい。意外とあまり疲れない。視界のコントラストが非常に高くなっている。メガネの上から使うとせっかくの視界が狭くなってしまって面白くない。

2011年7月24日日曜日

昨日のひまわりに


 昨日スズメが食していたひまわりに今日はカワラヒワ。見ていたら、カワラヒワが食べているとスズメがやってきて追い出してしまう。
 スズメの方が若干大きめだからカワラヒワは不利。今日の写真もEOS7D+SIGMA APO120-400。左はトリミング。
 カワラヒワをひとしきり撮ってからいつもの公園に行く。びーすけを公園の杭につないで待たせていたら、通りかかった女の子にかわいがってもらってた。
 左のムクドリの幼鳥は、1356mmのマクストフにテレコンを付けて撮ったもの一昨日に月を撮った構成。ノートリミング。バルコニーから撮ったのだが、手すりに干してあった布団の照り返しが下半分にあたって白く抜けてしまった間抜けなショット。コントラストが低いものの、日照が十分にあって動かない対象であれば使えるということ。
なんでこの幼鳥が動かなかったかというと、親鳥が持ってくる餌を待っていたのだ。もう飛べるんだから、おとーさん(おかーさんかもしれないけど)そりゃ過保護だろ。他人事とは思えなかったりする。

昼食後にビースケを洗う。うしろに並んでいるのはびーすけの小屋を分解したパネル部品。びーすけを洗う時は、なるべく小屋も洗っておくことにしている。プラスティックの安物だが、分解清掃ができるので便利。この1枚はPentaxK-Xに古いマニュアルレンズ1.7/55で撮影。立体感があって良い感じ。
 今日でアナログ地上波が終了したらしい。あまりテレビを見ないから関係ない。


2011年7月23日土曜日

小鳥幼稚園


曇天の朝のびーさん。上はツマグロヒョウモン雄。アゲハは多いが、ツマグロはこれから。
いつもの公園で小鳥がたくさんいる大木を見つける。種類はいろいろいて、左はメジロ。 
 これはシジュウカラ。この木でみかけた小鳥はシジュウカラが一番多かった。
 この季節にあまり見かけないエナガ。ここ数日は初秋のような涼しさだったが、だから見られたというわけでもない。エナガは留鳥だよね。
 こういうしぐさがこの鳥はかわいらしい。羽毛に鮮やかなピンク色が見えないのは幼いから。ここいらへんで生まれたのだろう。他の鳥も幼鳥なのか、この木は小鳥幼稚園か。
 EOS 7Dに持ち替えてからシャッタースピードは、躊躇無く1/1000以下にできるようになった。左はその恩恵。
家の前の公園まで戻ったら、スズメがひまわりの種を食べていた。カワラヒワがこうしているのは良く見かけるが、スズメはなんでも食べるからなぁ。
 


朝のびーさんを終えてから、母とひさしぶりに父の墓に行く。震災以降、車が霊園門前から入れないので、母には少々しんどいから止めてもらっていたのだが今日は涼しいから決行。私と次男は時々様子を見に来て掃除していたが、母はあれ以来はじめての墓参になる。当家の区画は、隣接区画との境界に地割れが入ってしまったが、幸い区画内に異常は無い。洗い場の給水が止まっているのが不便。
遅い昼食をとったら昼寝をしてしまって起きたのは4時過ぎ。寝太郎にあきれる家内を尻目に夕方のびーさんに出かける。

2011年7月22日金曜日

NIKONの古いテレコン

 このところ続けて月を撮影している。使用している望遠鏡はミード社のマクストフ DS2102MAK D=102 f=1356。
EOSKissX2を直焦点で接続している。今日は空全体に雲が多く、切れ目を狙って撮影。
別に不満も無いのだけれど、NIKONの古いテレコンバーターが遊んでいたので、これをNIKON-F→EOSアダプターを使って組み合わせたのが左。焦点距離 f=2712mmとなったはずだが、少し色収差が出ているかな。惑星撮影に向いた構成だ。もっと良いレンズのテレコンを使えば良いのかな。あ、またカインボの血が騒いでいる。

2011年7月18日月曜日

LED工作をパスる


 昨晩に撮った月。これから台風が来るので、月もしばらくは撮れないだろう。右上に危機の海が見える。月のここいらへんについては、一昨年にオニールの橋を撮ろうとしている。(ブログは便利だ)
家の前の公園でツバメを相手にEOS7Dの練習をしていたら、2頭のアゲハがもつれ合うように飛んでいた。
 ツバメで連写の練習。シャッター速度優先で1/1000より速い設定。ISOはオート。中央ゾーンにフォーカスさせると、動体に合わせてAIサーボが追跡する..はず、なんだが、接近するツバメは速すぎて追いつかない。レンズはSIGMA120-400.
ツバメに比べるとびーすけを撮るのは楽チン。暑いせいか、いつもよりびーすけの動きが緩慢だし。
暑そうな風景というのを撮りたかったのでありますが、もう一つです。この週末はLEDランプを工作する予定だったのだが、たくさんのLEDを半田付けしなくてはならないのが億劫で、とうとうやらなかった。少なくとも150箇所の半田付けは、クーラーの無い作業小屋でやってはいけないような気がする。


2011年7月17日日曜日

暑いので


 上の植物しか写っていない1枚は、びーすけと夕刻散歩して、家の近で撮ったもの。ドッと疲れた記念に1枚残した。今週末は腰が痛いのと暑いのとであまり元気が出ない。昨日はYoutubeを観て1日ごろごろ。左は羽が大層破損したアゲハが家の柿木に近づくところ。
 蝶が庭先を賑わすようになって、セミの声も聞こえるようになった。庭先で見かけるツマグロヒョウモンはだいたい雌だから、家のすみれゾーンに産卵に来たのだろう。
夕刻原付で海岸に出て、コアジサシのリベンジを狙うが、あまり飛んでくれない。えらく風が強いのは台風の影響か。

2011年7月12日火曜日

恐怖の湖

 昨日ほど早く帰れなかったが、勤め先を出た時は、未だ空は冴えた藍色だった。帰って再び月を撮る。2日続けて同じような事をやっている。
月の下側にティコ(Tycho)という大きなクレーターがあって、右上にある「湿りの海」にガッセンディ(Gassendi)という、やはりよく目立つクレーターがある。その間に、「恐怖の湖(Lacus Timoris 英名Lake of fear)」と、「病の沼(英名Marsh of Epidemics)」がある。
なんでこんなネガティブな名前が付けられたのだろうと思って調べたがわからない。だいたい月の地名って適当な感じがする。行った事の無い場所に命名するのだから、まぁ思い入れが無いことは想像がつく。
カメラ趣味が高じて、交換レンズの購入におぼれることを「レンズ沼にはまる」と呼ぶのだが、「病の沼」から連想してしまった。この病の沼にはまっていることが露呈すると、家庭が恐怖の湖に変わるということか。私の手元にも使わないレンズが何本かあるが、まだ病というには程遠いレベルだと思っている。
こうした不幸な感じのする地名から、「月は地獄だ」というキャンベルのSF小説を思い出した。月面上で遭難し、サバイバルするお話。少年期だったか青年期だったかずいぶん昔に友人に勧められて読んだ。昔の事は良く覚えているって老化っぽいかも。次の新月は月末の29日あたりだったはず。星の写真を撮りに行きたいね。今日の写真は昨日と同じ機材だが、コントラストを少し強めにかけた。

2011年7月11日月曜日

リフェウス山脈


ワークバランスがどうとかで、勤め先は早く帰らせようとするから定時に会社を出る。明るいうちに帰れるのはちょっと嬉しい。売り場改装が終わった丸善とユザワヤをチェックしつつ、ほぼまっすく家に帰る。夕飯を済ませてバルコニーに出ると半月を少し過ぎた月が煌々と輝いていた。バルコニー用の小さな望遠鏡を出して月を眺めながら数枚撮影。EOSKissX2+焦点距離1350mmの直焦点。
嵐の大洋のあたりに引っかき傷のようなものが見える。調べたらリフェウス山脈(Riphaeus Mountains)という名前が付いている。命名の由来が知りたくなってRiphaeusで検索すると、マダガスカルにUrania Riphaeusという名の蛾がいて標本が売買されていた。同じくマダガスカルにはClementi Riphaeusという甲虫も居ることがわかった。月の山脈名には地球にある山脈と同じ名前をつける慣例がある(アルプス山脈とかカルパティア山脈とか)から、マダガスカルにある山脈なのかと考えて地図を眺めたが見あたらない。
そこでラテン語や英語読みの違い等で少しスペルが違うのかと考えてRipheusを検索してみる。Ripheusでひくとダンテの神曲天国編に登場するトロイの王子の名前であることがわかった。しかしRipheus = Riphaeus の確証は得られない。紆余曲折の末、日本語版Wikiで「月の山脈」をひいたらギリシア語でウラル山脈の事とあるのを見つける。調べ物の途中で、1960年の月の地名総見直し以前は、リフェウス山脈の一部をウラル山脈と呼んでいた事がわかっていたから、これで正解なのだと思う。しかしなんでウラルがギリシア語だとリフェウスになってしまうのかはわからない。太古にギリシア人がウラル山脈まで遠征して、ここはリフェウスと呼ぶんだと決めたのだろうか。直線で3500kmくらい離れているのだが。
やはり調べている途中で、リフェウス山脈が隣接する嵐の大洋の一部には、既知の海(Mare Cognitum)英名Sea That Has Become Knownという名前が付けられていることがわかった。既知の海って面白いなぁ。知っていることがたくさん浮かんでいる海では無いだろうなぁ。そこはわかっているよの海なのかなぁ。誰が何を考えてこんな名前を付けたのだろうね。
早く家に帰れると楽しい。

2011年7月10日日曜日

コアジサシ


午前中に昨日コアジサシを見かけた港に出かける。4~5羽のコアジサシが今日も港をゆっくりと巡回しながら採餌していた。
コアジサシは細く長い翼と、両端の長い尾翼を持っていて、カモメよりも小さく、ツバメを大きくしたような高速型の体形をしている。上空を飛んでいるときの尾翼は、たたまれて細い1本かツバメのような2本に見える。
この鳥は上空で魚を探して真っ逆さまにダイブするから眺めていて楽しい。左はダイブ直前と直後の2枚を合成。こうした写真をもっと撮りたかったのだが、腕が悪いからなかなかうまく行かない。

魚を捕らえて海面から飛び立つところの3枚を合成。ものすごくエネルギーを必要とする運動である。採餌に大量のエネルギーを消費するから休み無く魚を採り続けなくてはならない。あぁ..なんか可哀想な感じ。がんばれコアジサシ。

下は尾羽がきれいに広がった一瞬。
今日はとても陽射しが強く、海岸でうろうろしていたらずいぶんと日焼けしてしまった。2時間くらい居たのだが、釣り人も来ない工業地帯の港湾で一人写真を撮っているのも、時間の過ごし方としてはなかなか悪くない。

2011年7月9日土曜日

カワラヒナ


 朝のびーさんで出会ったカワラヒワの幼鳥。昨年の5月にもほぼ同じ場所で撮っている。上写真の左下のように首をぐいっと180度くらいまわすことができるらしい。私は30代あたりから肩こりのせいで首の筋肉がコチコチになっているからこれは到底できない。とはいえ、小鳥や草食動物にとっては周囲の脅威を常に警戒するために必要な能力ではあるが、サラリーマンに必要なものではない。宴会芸にはなるかもしれん。
 今日からカメラボディがEOS7Dになった(経緯については省く)。カメラの性能が良くなると様々なことが簡単になってありがたい。左はトリミングだが、解像度が向上しているために十分な画質が維持されている。小鳥の顔のアップに最近惹かれてるのでうれしい。
商店街のツバメを見に行く。行くたびに違う巣が使われていて、新しい若鳥が周囲を飛び回っている。日中でもシャッタースピードをかせぐために感度をかなりあげる必要があるが、X2に比べてノイズが圧倒的に少ない。

7Dを選択したのは、なによりも動体撮影性能が高いから。秒8コマの連写機能と高速なオートフォーカス追随性。ここいらを使いこなすのにはだいぶ時間がかかりそう。


昼すぎに海岸に出たらコアジサシが居た。ツバメのようなフォルムのスマートな水鳥。ダイブして魚を採る姿もなかなかカッコよい。左はかなりトリミングしたが、もう少し焦点距離の長いレンズで撮ってみたいね。今日のは全てSIGMA APO120-400
幕張メッセの後におおきな入道雲。関東も梅雨が明けたそうだ。