2017年2月26日日曜日

曇りの新月


 新月なのでちょっと張り切っていたのだがあいにくの曇天。世間的には晴天でも、星を見たい者には曇天というレベル。それでも家の前の公園で土曜日の晩は天体撮影機材のテストを行った。遠征して失敗するとへこむから、日頃からちょいちょいテストをしなくてはいけない。
主な星雲や星団はメシエナンバーを持っていて、総数にして100ちょっとある。これらを少しづつ撮りためようかと思うのだ。
だがメシエナンバーのリストをエクセルにコピーして視直径(みかけの大きさ)を調べると、やはり小さいものが多い。
 ということは、焦点距離の長い望遠鏡でガイド撮影しなくてはならなくなる。あまり大層なことをする気もないから、なるべく明るい光学系を使って露出時間を短縮しガイドエラーを回避する。複数枚の合成で露出をかせぐことになる。
土曜日のテストの結果、不具合の出ているところや使いにくい部分を日曜日に補修する。ぐらぐらしている部品を3Dプリンターの出力と入れ替える。実はこんなことをやっている方が楽しかったりする。

2017年2月19日日曜日

ダイヤモンド富士


海岸にダイヤモンド富士を見に行く。便利なフリーソフトがあって、観測地点を地図上で指定すると観賞できる日時がわかる。拙宅直近の海岸は金曜日が鑑賞可能日だったが、会議が入って時間休がとれなかった。幸い(?)曇りだったので悔しくはなかったのであるが。
 今日が隣町の海岸の観賞可能日なので出向いてみると、西の地平線にはかなり雲があった。10分前の時点で富士の山頂付近には雲が無いことがわかってほっとする。海岸には50人くらい集まっていた。
 朝夕のびーすけ散歩では、アトリ、ヤマガラ、ジョウビタキの雌雄、モズを見かける。
 下の写真は、ここしばらく撮影チャンスがもらえなかったアオジで。地味な柄ではあるが、なぜか割と好きな鳥。
備忘:ジャイロキャノピーのオイル交換を行う。走行積算計18320km。

2017年2月18日土曜日

X-M1(ひさしぶり)


昨日は3月の陽気だったが今日は肌寒い。朝夕のびーすけ散歩では、ひさしぶりにFUJIFILMのX-M1を持ち出した。
撮影モードを切り替えるダイヤルを遊んでいたら、フィルムの発色をシミュレーションするフィルター(ということなんだと思います)機能のようなものがある。左の2枚はこれを使ったもの。色温度を変えてるらしい。
 午後は子供の自転車の修理に悪戦苦闘する。さんざん組立と分解を繰り返してわかったのは、転倒時にフレームの一部が曲がってしまっていたという事。正常な状態を知らずに修理するということが、これほど効率が悪くて難しいものになるとは思わなかった。いい勉強になった。
安物の自転車の部品は、単純な部品の少ない構成でできていて、これはこれで工夫にあふれたものである。うまく機能するかは調整次第という側面もあるから、暇なおじいさんが自転車修理にハマるというのもわかるような気がする。

2017年2月12日日曜日

シモバシラ


 高尾山にシモバシラを見に行った。シモバシラはシソ科の植物の名前であって、日頃使っている霜柱ではない。この植物が冬に作る氷を見に行ったのだ。
 シモバシラは冬に枯れるが多年草なので根は生きている。根が吸い上げた水が、枯れた茎の導管に上がってきて、茎の割れ目から凍てた大気に触れて氷になる。この氷が成長して不思議な形を作る..ということらしい。

 見れる場所は知っていたのだが、登山道の途中に居られたボランティアのガイドにシモバシラを尋ねると、シーズンは終わったので見られないとおっしゃる。
来年のために下見は必要だから、その場所に行ってはみたもののやはりそれらしいものは発見できない。今回はだめらしいと道を戻り始めたら、通りすがりの方が写真を撮り始めたので、話しかけるとこれがそうだと教えてくれた。

写真や解説を事前に確認してはいたのだが、やはり教えてもらわないと見過ごしてしまう。シーズン終了間際で氷柱が小さい、残雪によって多くが雪の下にあるらしいなど条件は良くなかった。また、植生保護のために歩道からの撮影に限定されているので、腕をいっぱいに伸ばしたライブビュー撮影だから歩留まりが悪い。鳥撮もあるかと考えて望遠も持っていたのだが、400mm最接3.5mでは、距離が中途半端で使いこなせなかった。
今日は好天に恵まれて、遠望する富士山も綺麗だった。鳥さんは見られず望遠レンズは重たいだけ。

2017年2月11日土曜日

キャノピーにバスケット


昨日の新潟強行軍の余波によって、今日はぐったりかと思っていたらそれほどでも無い。明日来るのか?
今日はバイクにバスケットを取り付けて、前の車体に付けていたフロアマットを軽く洗ってから取り付けた。当たり前だが純正部品は取り付けが楽だね。バスケットは若干足元が窮屈になるが便利そうだ。
 びーすけと散歩中に、白い小鳥が前をよぎったので緊張する。見たことが無い鳥ではないかと反応したのだが、撮ってみれば白っぽいツグミだった。ツグミは成鳥になってから越冬に来るのだから幼鳥ではない。個体差の大きい鳥なんだな。
 河津桜と梅が公園を彩っているのだが、花びらを綺麗に撮るのは難しい。

2017年2月10日金曜日

鳥屋野潟と福島潟


 水曜日と木曜日に新潟で仕事があった。上のアカゲラは用務先に近い鳥屋野潟で見かけたもの。
翌金曜日はお休みを頂いて福島潟に出かけた。
 西日本から北陸は大雪の予想だったので家人は心配したのだが、スポット天気予報では金曜日の福島潟は曇りだった。結局、時々陽が射す良い天気に恵まれた。
左は福島潟にたくさん飛来するオオヒシクイ。
 カモ科のオオヒシクイは雁の仲間では最も大きいのだそうだ。雪に覆われた田んぼの中にかたまっていて、2013年に宍道湖で撮ったマガンの光景と良く似ている。マガンが許してくれた接近距離を思い出しつつ、遠慮がちに近づいたので、田んぼに休む群れを乱さずに済んだ。

 福島潟はオオヒシクイ以外の水鳥もたくさん居る。右は冬羽のダイサギ。
サギはけっこう近づかせてくれるので撮りやすい。
 そういえば宍道湖のマガンのそばにもタゲリが居たなぁ。食べているものが近いのかな。
今日は1万8千歩くらい歩いている。疲れた。


オオヒシクイの手前の白い鳥はコハクチョウだと思う。福島潟はコハクチョウとオオハクチョウの両方が見られるそうだ。


2017年2月5日日曜日

ホームセンターで部品探し


 小雨模様の曇天。昼食後にホームセンターへ出かける。
ポータブル赤道儀を予定していた中古品の再生プロジェクトは、あまり軽量にも小型にもならなそうだとの観測から、フォーク式赤道儀へと方針を変更した。
既製品の金物を使って、あまり使わない経緯台を微動装置付きのフォーク部として取り付けることにしたので、適当な金物との幸福な出会いを期待。よさげを選んで組み立ててみたのが左だが、若干フォークの根本部分の剛性が不足している印象。
 木綿はすべて枯れて、左のような姿になった。幾何学的な面白い形をしている。
庭に来たヒヨドリを撮る。木金の旅行で使ったオリンパスの300mmが出しっぱなしだったので使ったが、シャープで良いレンズなんだな。オートフォーカスがなかなか狙ったところで合焦してくれないので日頃は出番が無い。超軽量でもあるから星の写真に使ってみようか。

2017年2月4日土曜日

オーニングの補修

ウッドデッキのオーニングの部品が、先日の強風で壊れてしまった。先日作成した補修部品を使って補修。M8ボルトを内臓したプラスチック部品なのだが、ノギスで採寸して同じようなものを3Dプリンターで出力したもの。強度的にはどーなんでしょーというものではある。
屋外用途なので黒く塗装して完成。今のところはうまくいってる。耐久性検証段階に入る。

2017年2月3日金曜日

四国松山


木曜日から1泊の研修旅行。愛媛県の松山に出かけた。上は往きの飛行機から撮った南アルプス。いつも乗っている伊丹便よりも内陸側を飛んだので、座った席から富士山は見れなかったが、南アルプスの連峰はまじかに楽しめた。
軽量小型のオリンパスのミラーレスを携えたが、生きた鳥は撮れなかったので、代わりに鳥の造り物を撮る。
 大洲城から眺めた四国の風景。主催側のご配慮で興味深いものをたくさん見せていただいたのだが、感受性と記憶力が鈍磨しているために、写真を振り返っても、その時の印象がもう一つ想起されない。確かにこういうものを見たな..という感じ。
 萬翠荘という重文の洋館。旧松山藩主子孫が別邸として建てたもの。建物も良いが、何よりロケーションがよろしい。坂の上の雲ミュージアムの裏にあった。
下は絵葉書のような瀬戸内海の風景。好天とおまかせモードのカメラによって、いかにもな写真が出来上がる。小島がならぶ瀬戸内の海は、太陽の光を反射して複雑な模様を刻んで見せていた。小島を結ぶ三連のつり橋は、我が国の土木技術の精華である。そうそう、確かにその場所ではそんなことを思ったし考えたんだよ。この写真は何も伝えていない。風景写真は難しいね。