2014年3月31日月曜日

北の丸公園


ひねくれ者の私は人の多いところは避けることにしていて、例年 花見なんぞに出かけたことは(めったに)無いのだが、麹町の会議場に移動する道すがら、手前の竹橋で下車して北の丸公園を通り抜けることにした。今日は天気もいいし、散歩がてら花見スポットを覗いてみようと思ったのだ。
花見スポットとしては名高い北の丸公園だけあって、さすがに圧巻という感じではあったが、桜をどう撮ればよいのかよくわからない。
なんとなく持っていたカメラには中望遠のズームレンズを付けていたから、広い園内をフレームに入れることができない。思いつきで事を起こすとこういうことになる。
 少し歩いただけで軽く汗ばむが、会議の始まる時間を気にしながら、だいたいこっちだろうという市ヶ谷方向へとずんずん歩く。
 途中で買ったソフトクリームを食べながら、いい感じというところで歩を止めてシャッターを切る。
構図だの露出だのを考えている余裕は無いので(面倒くさいし)、プログラムモードでパシャパシャ片手で撮る。
帰ってからパソコンで確認すると、花弁がけっこう白トビしているから、こういういい加減な撮り方ではいかんのだねと反省したりする。
もうちょっとのんびりしたかったけど、まぁぜいたくは言うまい。花見も悪くないか。

2014年3月30日日曜日

久しぶりの雨のような気もする


朝から雨。母と花見に行こうかとか考えていたのだが中止。
作業台の調整や手入れを行ったり、リビングのCDラックをマガジンラックに改造したりして1日過ごす。
世間では消費税が4月1日から上がるのに備えて、買いだめに走っているそうだが、私はあまり気にしていない。
電子タバコは使わない時にどこにどう置くかでちょっと悩んだので端材でスタンドを作る。仕上げに先日入手の蜜蝋を使ってみる。とても使いやすい材料であることがわかった。粘性が高いからウッドオイルほど細かいところに回ってくれないが、オイルのような強い香りが無いのがありがたい。
天気が悪くて写真もあまりパッとしないから、フォトショップで味付けする。
ところで、従来日本の山の高さの表記は、頂上の最高高さでは無く頂上付近の三角点の高さだった。先日これを見直して測り直したのだそうだ。これに拠れば富士山の高さは3776mだったから、日本で一番高いところの値は正しかったという事らしい。
県別の最高地点というのも公表されていて、これが最も低いのは、なんと千葉県の408mである。次いで沖縄:526m、京都府972mと続くのだが、なるほど平べったいところに住んでいるわけなんだが、それならもうちっと発展してもよさそうなものだ。


2014年3月29日土曜日

世は全て事もなし


 良い天気だった。
公園の桜も咲き始めで、気の早い人たちは既にお花見を始めている。来週は天気が崩れるという話もあるし、この週末が狙い目なのだという説もある。
 よく見ると公園には色々な種類の桜が植えられているのだが、図鑑で調べようというほどの興味は無い。
小屋の作業台を一応使える状態にまで持っていくことができたし、びーすけの耳掃除もしたし。
朝夕の散歩も薄着でこなせたから楽だったし。
 つまり平和な一日だったのだな。
世は全て事もなし。
もうちょっとがんばって片付けるべきなにかがあったような気もするね。
明日やろう。

2014年3月28日金曜日

電子タバコ


友人に勧められて電子タバコに手を出した。
左の太軸万年筆のようなものが、グリセリンに香料を加えた液体を気化させて吸い込む装置。
本体と同時に香料を2種類購入。アップル味とミント味だが、それぞれニコチンを含有しているから、これはやっぱりタバコなのである。
ニコチンを含む液体は薬事法によって国内では販売や譲渡が禁止されている。個人輸入しなくてはならないが、これはちょっと面倒である。
タバコの場合、周囲に迷惑をかけたり発癌性云々と言われるのは含有するタールが原因なのであってニコチンではない。電子タバコにはタールがまったく含まれていないから当家でもリビングで電子タバコは許可となった。とは言え、ニコチンは血管を収縮させるから血行が悪くなるし血管も脆くなる。やっぱりいいことは無いんだよ。(やめろよいいかげん)
タールが無いせいか吸引が楽なのでスパスパ吸ってしまうから、ニコチンの吸収量は増えてしまったような気がする。液体のニコチン含有量を落とすか、ニコチンレスと交互に吸うかといった工夫が必要そうだが、そのうちニコチンが無くても良くなるかも..しれない。

2014年3月23日日曜日

ゆっくりやらなきゃ


昨日の話。びーすけといつもの公園に行ったらカメラマンが10数名。何が出たのかと聞くと、ツグミの珍種らしいがはっきりとは教えてくれない。 こういうのは慣れっこなんだがやっぱり不愉快。鳥を追いかけるのもほどほどにしよう、他山の石。
 婚姻色をまといつつあるアオサギを水路でみかける。そういう季節になったんだな。
家の小修理はしたものの、作業台の作り直しなどしていて肝心のキッチン扉に着手できない。しかしこういうのは今後の作業の快適さを左右する大事な部分だから手を抜いてはいけない。
作業小屋を少しでも広くしようと考えて、手ノコややすりがけをしていた作業台と、利用頻度の低いルーターテーブルを兼用にしようと考えたのだが、なかなか妙案が無い。
迷っているうちに、発注していた椅子が届いてしまった。作業小屋が少し広く使えるようになることを前提に選んだ椅子だから退路を絶たれたような気分。ばらばらの作業台の部品と、ちょっと大きめの椅子によってひどく狭くなった作業小屋の中で「急がない急がない」とつぶやく.


2014年3月21日金曜日

コートハンガー



木材をネット購入した際におまけでもらった板は、コートハンガーにすることにした。フックになっているポリカの花は、パリの百貨店BHV ベー・アッシュ・ヴェーで購入したもの。自分用のおみやげとして持って帰ったのだけど、今日に至るまで使い道が決まらなかったのだ。
BHVは、パリの東急ハンズのようなところだと聞いていたので、ホームセンターオタクとしては見ておく必要があった。
日本では手に入らないものがあるわけも無いだろうとタカをくくってはいたものの、並べている物には嗜好の違いがやはり微妙にあって面白かったと記憶している。
おまけの板は耳付きだったので、ちょっとラフな感じがいいなぁと思ったから、大荒目のヤスリをかけただけでウッドオイルを塗る。
適当に穴をあけてM4ボルトで裏側から花型ハンガーを取り付けるとできあがり。
今日はこの他に母が使っているトイレの扉の調整と、リビング扉のドアノブの調整をした。どちらもずっとやって欲しいと頼まれてはいたのだが、ずるずると今日までサボっていた小作業。
天気は良いものの風が強い一日。陽が長くなったのがちょっと嬉しい。


2014年3月16日日曜日

オマケの木


朝のびーさんでジョウビタキ♂。せわしなく動き回っているらしく、何度か公園のあちこちで遭遇した。たぶん全て同じ個体。
7d+EF400は修理中だから、今日はX2+Sigma120-400を久しぶりに使う。合焦が遅いとイラついている自分に気がつくのだが、このセットを使っていた時にそんな不満を抱いた記憶は無い。ぜいたくになってしまったという事。
 昨日始めてしまった作業小屋の片付けを収拾しないと何もできないなぁ..というわけで今日も小屋の中に棚を作ったり台を直したり。こういうのも楽しいよね。
夕刻になってだいたい仕舞いがついた。
キッチン扉の取っ手のためにパオロサの厚板を注文したのだが、開梱したら2枚入っている。指定したサイズの半分の長さの板も入っていて、そこに「オマケ」と書いてあった。1.5倍のサイズを売っても商売になるらしい。大雑把な商いなんだなぁ。こういうオマケが入っていると嬉しくなって注文品の多少のキズはどうでも良くなってしまうのかもしれない。魔法のオマケだな。

2014年3月15日土曜日

蜜蝋


陽射しのある気持ち良い週末。いつも使っているEOSが修理中なので、今日はE-PM2+150mm、鳥さんが遠い。
キッチンのコンロを入れ替えることにしたので、ついでに扉も交換しようと考えた。薄いメラニン樹脂板を単板貼りした扉が、あちこち欠けはじめてなさけないから、無垢板で作り直そうという企み。あまり重たい扉板だとスライド兆番の本体取り付け側が負けそうなので、つとめて軽量を心がけることにする。
扉板サイズで入手の容易性を考えると集成材になる。日頃使っている木材用ワトコオイルは、ドイツで安全が認められたと威張っているが、台所なのでもっと優しい感じのオイルが良いと考えた。ネットを探したところ木工用蜜蝋に行きあたる。蜜蝋はミツバチの巣を精製したワックスなのだそうだ。蜜というのでアリが寄ってきそうな気がしたが、無臭でもあるしこれは杞憂か。
取り掛かる前に作業小屋を少し片付けようと考えて、工具の再配置を始めてしまったものだから収拾がつかなくなってしまった。

2014年3月9日日曜日

叔母の写真

電話一本で亡くなりましたと伝えられただけで、形見の庭木を眺めて叔母を偲ぶというのもちょっと物足りないではないか。
叔母は若い頃にファッションモデルをしていたから、ネットで芸名を検索すると、多くはないが画像が見つかる。そこで叔母の写真を収集することにした。
上はそうして手に入れた昭和32年の週刊誌の表紙。編み物の本のモデルもしていて、数冊取り寄せたが写真としてはあまり良いものがない。
叔母によれば、洋服を見せるために舞台を歩くことが本業だったそうだから、写真はあまり残っていないわけだ。資生堂広報誌の表紙を手に入れて、このコレクションはお終いにする。

2014年3月2日日曜日

叔母が亡くなる


 ブログをちょっとサボったのは、2月の末に叔母が亡くなったためだ。
両親ともに兄弟が少ないので、私は親戚が少ない。さらにこれは血筋だと思うのだが、みな人付き合いが悪い。そんな中で、この叔母だけは私とウマが合ったから、さしたる用が無くても時々遊びに行っていた。
 叔父から電話で知らされたのは亡くなった翌々日だが、すでに骨にしてしまったと言い、葬式の類はしないので叔母側の私以外の縁者に連絡しておいてくれと頼まれた。
叔父とはあまり話をしたことが無かったが、ちょっと無頼な風のダンディズムの人だから、まぁ仕方ないかと考えた。
骨に何を語っても届くものでもないし、葬式はそもそも遺族のために行うものだと私は思うので、葬式が省略されたことは別にどうでも良い。叔父がしたいようにすれば良いのだ。
とは言え、セレモニーがないものだから、あまり実感がわかない。しかし、やはり親しい人の喪失感というものは私のような者にもあるらしく、ボディブローのように覇気が奪われていたらしい。
一昨年の春に叔母のマンションの外装メンテナンスがあって、バルコニーの鉢植えを預かったら、もう世話ができないからとそのまま貰うことになった。結局これらが形見になってしまったわけだ。
鉢が窮屈そうなものは地植えにして庭木にしたのだが、拙宅の庭木は叔母の兄にあたる私の父が植えたものばかりだから、兄妹合作の庭という感じかな。人は死んでも誰かの記憶の中で生き続けることができる。