2012年9月30日日曜日

Lightroom4.1を使う


 台風がやってくるというので、やりたかった作業を控えていたのだが、夕方まで悪くも無い天気。水路でイソシギをを撮る。イソシギの羽をたたんだ姿はえらく地味なのだが、広げると複雑な模様が現れる。
 嵐の前の静けさなのか、スズメの鳴き声が青空によく通る。
ここからカメラはいつものEOS7D+SigmaAPO400ではなく、PentaxK-X+AF1.7アダプター+Tamron5A。今年の2月に購入。

 
古いマニュアルレンズにオートフォーカス機能を与える1.7倍のテレコンバーターAF1.7を、焦点距離350mmのタムロン5Aに装着。おおいに期待して導入したAF1.7なのだが、レンズのFが暗いと使えないし、デジタル対応していない古いレンズはシャープネスがいまひとつだったりで最近はあまり出番が無い。
焦点距離350mmの5Aは、1.7倍のテレコンによって焦点距離が約600mmになる。5Aは色収差が残っているから、ムクドリの写真のような場合は問題無いが、逆光気味だったりするとスズメの写真のように盛大にフリンジが出る。
今日ひさびさにこれを取り出したのは、現像ソフトのLightroomのバージョン4.1が届いたからだ。Ver4.1になって色収差を修正する機能が強化され、スズメの例のようにシルエットの外側に出た偽色が簡単な操作で改善できる。
これはいいね..

2012年9月29日土曜日

動きのあるショット


午前中のびーさんの写真。数羽のコゲラがあそんでいるところに遭遇。この鳥の特徴的な羽の柄をうまく撮れたことが無かったので、雲が厚く暗い中だったが敢えてシャッタースピードをあげる。あんのじょうの露出不足なのだけれど、動きのある絵が撮れた。
 帰り道の水路でアオサギとチュウサギ(だと思う)が魚とりをしていた。左はまるでバレエの一幕のよう(って無理があるかな)なんだが、アオサギは口にハゼを銜えていたりする。
 チュウサギも一匹ゲット! 潮が引いて浅瀬になっているから捕まえ易いのだろうな。それにしても水路の水は汚い。
セイタカシギが一匹だけポツネンとただずんでいた。この鳥の目は眠いような、寂しいような。

2012年9月22日土曜日

烏帽子岳


出張の翌日に、現地の鷹渡りスポットである烏帽子岳によじ登る。
6時過ぎに起床して昼食のパンと飲み物をコンビニで購入し、ホテルに戻って朝食を済ませ、7時半には山頂に到着。すでにカウントをしている方や写真目当てのバーダーが20~30名。
着いて早々に山の北側から20数羽が飛び立つ。実はこれがこの日のピークだったりするから気が抜けない。
アカハラダカの若鳥の4枚を合成。どうも僕はこういう合成写真を作りたがる。背景が空だけの写真は本来絵にならないと思う。だから比較的うまく撮れている数枚に、なんか科学的な情報を増やしたいとか考えるのかもしれない。
 アカハラダカの成鳥の3枚。もう少しシャープに撮れないかなぁ。これらはSigma120-400+EOS7Dという手馴れた機材で撮ったのだが、飛び物は難しい。留まった鳥は中央1点で合焦させるが、動いている鳥は多点選択でカメラに任せる。運任せというか機械任せというか、ここいらに改善のポイントがあるということか。もっとい良い機材が私には必要なのではないか..とか。
 ここはアカハラダカで有名だが、ハチクマも少なからず観察できるそうだ。午前中のピークはやはり8時台だったようで、正午に近くなるとぱったり見ることができなくなった。前日に周辺で休んだ鳥たちの旅立ちは、高度が低いから良い撮影対象になる。半島を朝に立った鳥たちもこの山の上空を昼ごろに通過するそうだが、高度がありすぎて撮影対象としては向いていない。

タカたちに代わって、昼前に楽しませてくれたのがアマツバメ。近くを飛んでくれるのだが高速すぎる。頭上遠くのショットは影絵になってしまう。こいつも難しい相手。
 タカの渡りのラッシュ時間がひとしきり終わってぼんやりしていると、山の木々の間でちょこちょこ小さな影が動いていることに気が付く。左はカケス。関東でも見られるはずだが私は初めて。
 これはサメビタキかねぇ...。おなじみのジョウビタキとよく似た顔をしているからヒタキ科であることは間違いあるまい。
実はこのショットが一番のお気に入り。鳥写真としては遠すぎて、位置が少し低い。まぁいいんだよそんなことは。

2012年9月21日金曜日

平戸の2日目


 研修会の2日目。昨日同様、お願いしていた与助棟梁の田平教会を見せて頂く。
こちらは昨日の山田教会とは趣が異なって、計画的で組織的な維持保全が行われている。とはいえ、新築当初も建築費用を節約するために信者が砂を運んでレンガの目地材料を作ったりされたとの事。
建物全体はネット上にすばらしい写真がいっぱいあるから、私のスナップは印象に残った切り出しにとどめる。(全体の写真はいいのが撮れなかったということです)
 教会の隣には墓地があって、和洋折衷というのか、独特の意匠をした墓石が並んでいる。供えられた花にモンキアゲハ。
佐世保の親和銀行は、白井晟一の代表作のひとつ。石炭、鉄鋼、海産物と北九州絶頂期に建てられた建築で、現場実寸合わせと特注部品によって建築家の設計意図の実現にとことんこだわっている。造形的な鋭さと、その実現にあたっての並々ならぬ努力には頭が下がるのだが、拭くこともできない窓や、交換不可能な部品の数々と、新築時に投入した資力と同等のパワーが維持保全に必要なところがつらい。建物用途を考えれば、昨日の山田教会との比較には無理があるが、建物にとっての幸福を考えさせる。


2012年9月20日木曜日

平戸に行く


 研修会で九州の平戸に出かける。
海岸の近くで頭上に猛禽の気配がする。どうせトビだろうと思いつつシャッターを押しておいたら、チョウゲンボウだった。もっと真面目に撮っとくのだった。最近話題のオスプレイ=ミサゴが見れないかと期待していたのだが、漁港を通過する時に頭の白い鳥を見かける。こういう時にはカメラを構えていない。じわじわと後悔。
 平戸の山田教会を見せてもらう。十字架の後方に最新鋭かどうかわからんが近代的な風車が見える。
山田教会は鉄川与助さんという棟梁/建築家が造られた建物で、研修会の企画担当者に平戸に行くなら棟梁の教会を見せてほしいとお願いをしておいた。
教会は何度も改修が行われている。外装材もパンフレットとは違うし、ファサードも別の工務店が造り直したものだそうだ。この建物の使命が、あくまでも代々の地元信者の信仰の場であって、キリスト教の何かを発信するためのものでは無いということであれば、この無頓着な改装も合点が行く。
内部も補修跡らしい木栓の色が違っていたり、手書きの注意書きがぶらさがっていたりと、限りなく家庭的である。ひとつひとつが素朴であるが、その丁寧に心が打たれる。建物を使いつづけるという事について改めて多くを考えさせられる。
下は夕刻に見かけた風車。東京近郊では海岸以外では見ることが無いものだが、風景の中に割り込んできた異分子という感じが否めない。再生可能エネルギー源としてどんどん増えるのかなぁ。

2012年9月9日日曜日

クリエイティブカラー

1日原付のボディ塗りを行う。暑くて疲れた。ちょっと筋肉痛だが体を動かすのは気持ちが良い。キャノピーのペインティングは2度目になるが、後々のために気が付いたことを記録しておこうかな。
  • アサヒペンのクリエイティブカラーはやっぱりいい色だと思う。前回はボディの白を残したままライトグレー#86とチャコールグレー#88を部分的に使った。今回はブラウン系にしようと思ったのでライトアンバー#19を使ってみる。思ったよりも明るい印象だがこれも良い色だと思う。
  • あまり店頭で売ってないのでアマゾンで買ったが、PCの画面では色はよくわからん。
  • ジャイロキャノピーのフロントカウルはプラスティックなのでそのまま塗れるのだが、他はポリプロピレンだから下地処理が必要。今回からミッチャクロンマルチという下塗り塗料を使ってみたのだが、しっかりした塗膜ができたような気がする。評価はもう少し様子をみてからか。
  • フロントカウルを外すためには、ワイパーを取らなくてはならない。マニュアルがあるから要領は簡単なのだが、22mmと表記のあるナットが曲者で、こいつのためにロングサイズのソケットを購入したのだが入らない。公差か?なんだろーと考えつつもう一度ホームセンターに走って23mmを購入。ついでに22mmのメガネレンチも買ってみる。22mmメガネは入らないが23mmソケットだと回せる。マニュアルの表記は実寸22mmということなのだな。そーかぁ、じゃぁ23mm規格のソケットレンチがいるね..ってわかりずらいぞ。前回はどうやったんだろ。
  • トランクとチャコールグレーが塗ってあるフロントとリアのタイヤカバーは後日ブラウン系で塗りなおし予定。(いつになることやら..) 


2012年9月8日土曜日

日陰犬

アオサギ様の超然としたお姿に感動してパチリ。なにやら修行僧のような風情があります。天然色よりはセピアカラーがふさわしい..と思ったのは、人間界でもこういうおもむきのある方は昨今少なくて、時代を感じさせる仕立てがふさわしいと思ったからであります。
アオサギ様が睥睨する小汚い水路では、下々の小鳥(この場合小人とは言わない)が、生きるために殺生を繰り返しておるのです。
左はキアシシギがミミズのような虫を捕まえて、うれしそうに走っているところです。
 コチドリも同様に虫を捕まえましたが、さきほどのシギがうらやましそうにその様子を伺っています。今食べたばっかりなんですが、あさましいとは言うまい、これも生きて行くためなのです。
びーすけはすっかり日陰犬になってしまいました。散歩路も日陰を選んで歩きたがります。猟犬だったよねとか意地悪を言ってはいけない。暑いものな。

2012年9月2日日曜日

雨宿り



びーすけとおりすがりの犬と交流。
奇妙な天気で、陽が差していると思ったら突然強い雨が降り出す。下の写真はびーすけと公園の大樹に雨宿りしているところ。