2011年1月30日日曜日

目に光


 ジョウビタキ雄をじっくり撮る機会に恵まれた。帰って確認すると顔が黒いものだから、目玉がどこに在るのかわからない画像がとても多い。陽のあたる方向に横顔を向ける場合はうまく行くのだが、同じようなポーズばかりライブラリーに残ることになる。

ジョウビタキ雌もかなり長い時間私につきあってくれた。ズームの拡大率を控えめにして飛翔しているところを撮ろうとしたのだがうまく行かない。反射神経の鈍さを思い知る。

ルリビタキ雄は、あまり明るいところに出てきてくれない。上も葉の間から撮ったような一枚だが、うまいこと合焦して羽毛のディテールまで写ってくれた。目に光が入ってくれると良い絵になるなぁ。



下は運動公園の上空でたわむれていた2羽のチョウゲンボウ。かなり遠かった。本日は全てEOS+SIGMA APO120-400。充実のびーさんでした。午後は会社の仕事を少し。

2011年1月29日土曜日

エリンギを食す

散歩コースにあるこの梅の木は何回か撮っているがたいていは削除する。この一枚は背景の紅梅の色がきれいに出ていたので採用。
びーすけは寒そうだ。息子の撮った1枚を採用。
 友人からもらったエリンギ栽培キットから収穫。一晩でずいぶん成長する不思議な生き物。昼食のスパゲッティに採用。おいしゅうございました。
 公園ではルリビタキとジョウビタキがなわばりを主張して争っていた。どっちが勝ったというわけでもなさそうだったのだが、二羽が分かれた後をそれぞれ撮影。
 鳥には表情筋が無いからその興奮を表情で窺うことができないのだが、そこはかとなく緊張感が漂う2枚を採用..ってわからないよね。
干潟に寄るとカモの群れにオオバンが一羽紛れ込んでいた。左は400mmEOS。下はZenithStar66SD+1.7XAFアダプタ+PentaxK-xをトリミングしたもの。手持ちで撮っているから手ブレ多発で歩留まりが悪い。この一枚は赤い目と虹彩がわかるので採用。

2011年1月26日水曜日

合成

 月曜日に山の写真で遊んだら、もう少しやってみたくなった。上の写真は先日の多摩川のキセキレイ。同じ個体が石の上を移動して行く様を追いかけた一連のショットを切り貼りしたもの。同じようなことをその日のページでもやっているのだが、こちらの方が丁寧な作業をしている。
先日飛行機を利用した際に羽田空港の廊下を撮影していた。写真の消失点を境界に左右反転像を張り合わせ、さらにこれの上下反転と合成する。鉄骨フレームが丸くなるように画像全体を歪ませると下のようになった。消失点から光芒が出ている感じに効果を少し入れる。巨大な宇宙ステーションの一部のような雰囲気にならないかなぁと期待。この程度なら3DCGで作ってしまったほうが良いような気もするが、意図せずに紛れ込んだ小さなパーツや不揃いが良い味付けになっているように思う。

2011年1月24日月曜日

山の写真を素材にして遊ぶ


飛行機に乗るたびに富士山を撮っているわけではないが、見えると撮りたくなってしまう。いつも鞄に入れているコンデジFC150で撮影。機窓から見える光景は上の写真のようなものでは無く、左の無修正の画像が印象としては近い。Photoshopの「自動レベル調整」をかけたのが上の写真。実際に見えたもの以上になってしまうから画像修正はコワおもしろい。
 丹沢山系のあたりかと思うのだが、ついでに撮ったものを素材にして、雲上に浮かぶ高山の絵を作ってみる。左のAが機窓から撮ったオリジナル。オリジナルの複製レイヤを作って自動レベル調整をかけたのがB。上の富士山のようにくっきりした絵が得られるが雲の色が汚くなる。もう一枚オリジナルの複製レイヤを作ってコントラストとレベルを調整し、きれいな白い雲に修正したのがC。CレイヤをBレイヤの上に重ね、Cレイヤの透明度を調整しつつ、消しゴムツールでくっきり見せたい稜線部を復活させると下のようになる。仙人が住んでいそうな秘境にみえないかなぁと思ったわけ。しかしこういう遊びの結果は何なんだろう。写真なのかな、絵なのかな。消しゴムを入れた段階で記録性は無くなったように思える。
日頃の鳥写真は現像ソフトでやれることとトリミング以外は施さない。私にとって鳥に会った記録として意味があるものだからだが、動きの説明的な写真は複数枚の合成をするね。

2011年1月23日日曜日

アースカラー


 家内と朝のびーさん。今年はアカハラを良くみかける。いつもの公園でジョウビタキの雌に会う。家内もアカハラやジョウビタキではもはや驚いてはくれない。
とは言えジョウビタキ雌はかわいい。 以下は先週に撮ったものだが、公園のベンチに座った私の目の前に長い時間居てくれたので、写真にもなんとなく余裕がある。アースカラーも気分が落ちつく。
午後はずっと小屋にこもって工作。望遠鏡+カメラ+正立液晶ビュワーをアルミ型材の上に配置したい。望遠鏡とカメラまでを仮固定してテストしてみると、視野周辺部の像が流れて甘い。望遠鏡部分を構成する2インチ接眼レンズSWA26が広角設計のせいだろうかとか色々考えるが、夕方びーさんの時間になってしまったのでとりあえず今日のところは中断。ちょっと徒労感。

2011年1月22日土曜日

多摩川に遠征

 
午後は府中までお見舞いに行くという友人の車に便乗させてもらって多摩川に出かけた。流れの静かな場所でキセキレイを見つける。 左は3枚の合成。日頃徘徊している東京湾岸では見かけない。川の上流に居る鳥と本にはある。
キセキレイと同じ場所にいた茶色の小鳥はタヒバリだと思う。セキレイ科だし。
 大きなカメラを構えている人に何が居るのか教えてもらう。ミコアイサだそうだ。初めての鳥だったのにあまり上手に撮れていないのが残念。千葉から来たのだが多摩川はいいですねと申し上げたら千葉の方がいいと仰る。その方は昨日も三番瀬まで遠征されたとか。身の回りをだいたい撮ってしまうと違う場所が羨ましくなるという事かな。
 カワラヒワがたくさん居た。拙宅周辺では春先から初夏によく見る鳥。大群がワッと飛び立つので飛翔する姿を撮ることができた。広げるととてもきれいな羽。

マヒワ


 朝のびーさんで先週マヒワを撮った木を見に行く。先週よりも数は減ったがまた会うことができた。前回の経験が生きて、マヒワの行動パターン(?)のようなものがわかってきたので、今日はマシなのが撮れたと思う。
びーすけと歩いていたら、見知らぬ人にマヒワはどこで見られるかと尋ねられた。この公園で長いレンズを肩からぶらさげていれば鳥を撮る人ということになる。短ければ風景か動物(含人間)を撮る人。なるべく詳しく説明したつもりだが見つけられたかな。

2011年1月20日木曜日

ジャンクで正立液晶ビュワーを作る

そろそろ鳥写真の方法も計画的に見直すべきだと考えた。以下は備忘のために記す。
びーさんに携える望遠レンズSIGMA APO120-400とEOSkissX2は35mmフィルムに換算すると400x1.62=649mm。望遠鏡のZenithStar66SDに1.7倍のAFアダプタを付けてPentaxK-xに取り付けると、35mm換算で388x1.7x1.5=989mmとなる。肉眼で鳥を認めて筒先を向けるのだから、このくらいの焦点距離で良い。1000mm以上の焦点距離は、遠い撮影対象が視野に確実に在るような撮影シーンで必要になるが、日頃の撮りかたではあまり無いシチュエーション。パスト連写用のCASIO FC150は、動きを撮りたいのだから、これら一眼よりも広角にしておきたい。そこで180mmのNIKON望遠レンズED2.8/180に、焦点距離26mmの2インチアイピースを使って倒立像の望遠鏡を作り、FC150でコリメート撮影をすることにする。FC150のズーム広角側では180/26x5.76x6.42=256mm、望遠側では1276mmとなって、概ね合目的。
問題は、FC150のレンズには倒立像が入るということだ。カメラレンズはバックフォーカスが短いから正立プリズムを入れることができない。倒立像を撮影したとしても、パソコンで画像回転すれば良いだけなのだが、液晶表示が倒立しているのは使いにくい。そこで考えた。
1.液晶に倒立像を表示させる
一般的な液晶基盤はこれが簡単に可能になるようにできているという話もあるが、カメラを分解するのは嫌だ。
2.ミラー式の正立装置を液晶の直後に配置する
簡単に作れそうだが、おおぶりでフィールドで取扱いにくい装置になる。小さく作ると像を拡大する光学系が必要になるかもしれない。
3.正立プリズムを液晶の直後に配置
2個のプリズムを光軸が狂わないようにしっかりと固定する必要がある。像を拡大する光学系が必要。光学設計に自信が無いし工作の難易度が高い。
4.ケプラー式望遠鏡で液晶画面を再度倒立させる。
対物レンズに非常に近い液晶画面に焦点にあわせようとすると鏡筒が非常に長くなる。
おのれの工作限界から考えて、とりあえず2.で検討し、材料までそろえたのだが、望遠鏡とデジカメの光軸から視点がずれるのが気に入らない等あって、着手に躊躇した。
逡巡しているうちに小望遠鏡を逆に使う。つまり接眼側を液晶画面に向け対物側からのぞいて使うと、近くの対象を逆転して見ることができることに気がついた。左は以前購入したジャンク品の天体望遠鏡用ファインダー。対物レンズ側からのぞくとわりとうまく行きそうなのだが視野がとても狭い。



左のAは秋月で売っていた100円の凸レンズ。Bは望遠鏡ショップの店先のダンボールに入っていたジャンク品で、用途不明のアルミ鏡筒。この2つのジャンクがCのようにぴったり納まる。こういう幸運はめちゃくちゃ嬉しい。これにBORGのプラスティック製K40mmの接眼レンズを取り付けたのがD。視野の広い小さな望遠鏡ができた。

対物側からのぞいてみると広い視野の倒立像が得られている。倒立像の液晶画面は、これで再度倒立して正立像となる。光学はよくわからないが、なんかとてもうまく行きそうな気がする。今週は仕事から帰ると、毎晩夕食後にこんな試行錯誤を繰り返していた。


こんな感じのレイアウトになるのだが、今週末はアルミ型材の上に並べて固定してみよう。ちょっと倒立用のスコープ(Erecting scope)が長すぎるような気もするが..まぁいいか。

2011年1月16日日曜日

巡回

今日見たモズは雄。肩を怒らせているような、小首を傾げつつ背中を丸めているような独特の姿勢は、初めてモズを撮ったときと同じ姿。モズは「はやにえ」とか作るしなぁ。裏の世界を知っている鳥というか暗い影を感じさせるやつというか。 
 近所の方に公園でマヒワが見られると教えて頂いた。群れを発見。しかし群れがとまっている大きな木は少々遠い上に歩道からは逆光気味。帰ってPCのモニターでマヒワであることを確認。


マヒワを撮っていたら上空を猛禽らしきものが旋回。なんだろうと思いつつシャッターを切る。拡大しても判然としないが、おそらくオオタカだろうと思う。先々週だったか、以前にも上空を旋回する姿を見ている。
 首を上に向けながら歩いたが、猛禽再度の登場は無く、いつのまにかルリビタキ雌のテリトリーにたどり着く。今朝は少し雪が降って風も強かったのだが、びーすけと散歩に出た頃には陽も出て暖かくなっていた。小鳥も活動し始めた頃合。
 ルリビタキ雄のテリトリーに着くと、雄も採餌にいそがしそうだ。
家の前の公園まで戻ってジョウビタキ雌のテリトリーに入る。テリトリーに入れば必ず見つかるわけではもちろん無い。小鳥は自分のテリトリーを巡回し、私は小鳥たちのテリトリーを巡回している。今日は早朝の悪天候のせいで活動期とびーさんのタイミングが合ったのだと思う。この雌は鳴き声で居場所がわかった。昨年11月7日にも撮っている個体だが、あの時もよく鳴いていた。気の強そうな顔をしているよね。今日は私の目の前で、枝と地面の間を行ったり来たりしてくれて楽しい写真が撮れた。他のは後日。
午後に風がさらに弱まったのでAR.Droneを外で試運転。浮上後に突風が吹いて緊急降下ボタンを押したら壊れてしまった。せっかく動画記録のソフトも購入したのに残念。修繕可能かどうかも後日。

2011年1月15日土曜日

目があっちゃったよ

 
 今年はモズを見ないなぁと思っていたら、家の前の公園で雌を発見。目があっちゃったよという瞬間。400mmの望遠とは言え、ずいぶん近くまで寄らせてもらえたからノートリミング。
 じっといこちらを見ている間、モズは何を考えているのだろう。うっとおしいのが居るという感じなんだろうな。
いつもヒヨドリが水浴びしている場所で、珍しく今日はメジロが水を浴びていた。これはトリミング。
 三男の凧の彩色を手伝う。タカか鷲の絵が描きたいというのでチョウゲンボウの写真をプリントアウト。良く写真を観察し、写真を見ないで絵を描かせる。描いた絵と写真を見比べながら絵を直させる。という手順で描かせる。写真を写すとつまらない絵になるだろうと考えたからだ。大まかな線をオリジナルで作ってしまってから、対象の特徴を損なっていないか、不足していないかを考えて直させる。マジックで線画を仕上げさせてから私が少し加筆。カラーインクのセピアがたくさんあったので、これで色を入れた。
下の写真も目があっちゃったよという瞬間。