2009年1月31日土曜日

雨の日

一日雨。コンパクトカメラで地面に散った公園の梅花を撮る。帰宅して2階の窓から公園を眺めていたら、2羽のカラスが仲良く互いの毛繕いを手伝っている。
今日は温水洗浄便座を交換した。10年以上使っていたものが半年ほど前に動かなくなった。すぐに近くのスーパーで安売りしていたものを購入したのだが、その梱包をトイレの中に置いておいたら不調のはずの便座が直ってしまった。「棄てないでくれー」と言っているかのようなのでしばらく様子を見ていたわけだが、先週とうとう力尽きたらしい。素人が交換する前提で作られたような、懇切丁寧な取り付け解説が付いていて簡単な作業だった。売っていたスーパーは8割の人が自力でできると言っていたそうだ。便座の写真はさすがに掲載しない。

2009年1月29日木曜日

ダークナイト

仕事帰りにダークナイトの凱旋上映を見る。見たがっていた次男と有楽町で待ち合わせ。アクションやメカは面白かったが、観念的な人間観に基づく台詞が多くてうっとおしい。ジョーカーがもっと怖いとよかったなぁ。
写真は先日の武田神社の裏の畑で撮ったスズメの大群。こういうものの方が私には面白くて怖い。 鳥のはばたき方を理解するのに良いかと考えて、部分を切り出して並べてみました。

2009年1月25日日曜日

工作日和



きれいな青い空の一日。木立の中に互い違いに差し込む日差しがあたたかい。工作日和であるによって一日アルミ板と格闘する。ケガキを頼りにポンチを打つ(ドリル穴明けのガイドとして板に凹みを打ち込むこと)にあたり、乱視の進んだ私はどうも自信がないから息子に手伝ってもらうことにした。結局ホールソーで大穴を明けるところまで手伝ってくれて、タップを切るところだけ独りで行う。右上は今日の成果の仮組み。びーすけは途中まで知らん顔だったのだが、散歩の時間が近づいてくると邪魔をしだす。ちょっと中途半端だけど寒くなってきたしここで今週はおしまい。これは天体撮影用の部品です。今日の夜空はさぞかし良いコンディションと思うのだけど、もう疲れてしまった。道具つくりでせっかくの新月を逃すってのはどうも本末転倒というのかなこれも。

2009年1月24日土曜日

梅にモズ

正午前に雪が舞う。寒い寒い...と言いながら先週できなかったびーさんを楽しむ。公園には梅が咲いていた。


いつもの場所にいつものモズ。雄は居ないのかな、こころなしか寂しそうなヤツなのである。鳥に変な感情移入していたらエナガの一群が嵐のように通り過ぎて行った。シャッターを押す間もなかったな。


今日は工作の予定だったのだが天気も悪いし寒いからやらないことにする。そこで家の中で工作材料のアルミ板にケガキ(切断や穴あけの線を書き込むこと)。それから以前描いたシジュウカラ図に色をつける。これは小鳥のプロポーションを確認するために描いたもの。そのうち3DCGを作れればと考えての準備運動。小鳥の飛翔形が撮れないのならCG作ってみようかなと資料を集めている。

2009年1月21日水曜日

八ヶ岳に行く(その3)

なだらかな斜面に別荘地が広がっている。ホテルから斜面をゆっくりと下って行く。シジュウカラの集団を撮るでもなくぼんやり眺めていると目の前は蕎麦店だ。「さかさい」と看板にある。のれんを出す主人と目があったので軽く会釈する。いい時間だからここで昼食にしよう。3品目しか無いメニューから鴨せいろの大盛りを頼んだ。鴨肉がふんだんに入ったツユが実に美味い。しかし野鳥観察者が鴨など食していいのか。そういえば昨日神社の堀で君の仲間に会ったぞ。


頭部の冠が特徴のカシラダカ。腹部の赤色が鮮やかなヤマガラは蕎麦店のすぐ近くで遭遇。これだけユニークな特徴があればまちがいようも無い。


小さな畑にホウジロらしき(実はよくわからない)小鳥がツグミと小さな集団を作っていた。


来た道とは別ルートをとりながらだらだらと坂道を上り、ロイヤルホテルを通り過ぎてさらに登る。低い竹やぶの中にシジュウカラのシルエット。遠くの大樹にはアカゲラがとまっていた。不思議な色彩をした大型のキツツキだ。ピントが甘いのがくやまれる。
気がすんだのでホテルに引き返すべく、こんどは坂を下る。ペンションが立ち並ぶ中にcoffeeの看板を出している一軒に強く惹かれるものがあった。この下手な写真はあまり良く語らないが、丁寧な検討を窺わせる緊張感とでも言ったらいいのかな、魅力的な小宅。北欧風の意匠なのに近づくと屋根が茅葺ではないか。ただものではないぞ..というわけでここで一服する。煙草も吸いたいし奥さんにお願いして庭のテーブルでコーヒーを頂くことにした。通りすがりのわがまま者に奥さんはテーブルクロスを広げ、寒かろうとご主人は暖めた座布団を持ってきてくれる。大変恐縮、しかし至福の時間を頂いた。お話によればアイルランドから職人を呼んで屋根を葺いたとか。それにしてもコーヒーがまたおいしい。日本ってすごい国なんだと改めて妙な感心をしてしまう。ちなみにこの店はCafe Antibes(カフェ・アンティーブ)。守屋良介氏の名前でググると、この家の建設に関する本が見つかる。

2009年1月20日火曜日

八ヶ岳に行く(その2)

二日目はのんびりホテル周辺を散策。ホテルの自然観察コンシェルジュに野鳥が見たいと相談すると、車があればホットスポットがあるけれど、無くてもホテル周辺で楽しめる。落葉しているから枝上も見つけやすいとのアドバイス。
ジョウビタキは自宅そばの公園でおなじみだが雌しか見たことがない。右下が雌で左下が雄。雄は銀色のヘルメットをかぶっていて、交通整理でもしそうである。腹部の橙色があざやか。


ベニマシコという鳥の雌雄。市街の雑木林でも見るチャンスはあるらしいが私は初めて。ホテル周辺の別荘地の低木や枯れた茂みで良く観察できた。鳥類は一般に雄の方が派手な外観をしているようで、ベニマシコも雄はピンクがかった赤い色をしているが、雌は地味な茶色と黒の縞柄。以下の写真はすべてベニマシコ。




地面に薄く積もった雪のせいで環境光がかなり得られ、シャッター速度がかせげる。飛翔する姿を捉えることができたのはこのおかげ。羽を広げた後姿から、美しい白い翼帯がよくわかる。やっぱり鳥は飛んでいる姿がいいなぁ

2009年1月19日月曜日

八ヶ岳に行く

先週末17日~18日は会社の旅行で八ヶ岳に行った。今日はその報告(第1回め)。バスで出かけたのだが途中の談合坂SAで富士山と2羽の猛禽を撮る。親切なパーキングエリア職員の方が、富士山ならどこどこのSAの方が大きく見えるよと教えてくださった。丁寧にお礼を述べたが、私の撮っていたのは猛禽の方。


美術館や武田神社を見て宿泊先の八ヶ岳ロイヤルホテルに夕刻到着。屋上の展望台から夕日に映える富士山と南アルプスを眺める。自分で撮った富士山の写真を見ていると昔の日本映画のようだ。無意識にそんな構図を選んでいるのかとも考えたが、単体で富士山を撮れば常にこういう絵にはなるか。夜まで好天で屋上からは冬の銀河が楽しめた。このホテルの屋上にはドームがあって30cm(反射鏡の直径)の望遠鏡が在る。お願いしてアンドロメダ星雲に向けてもらったが、銀河中心部の光芒が良く見えた。同型の20cmを持っているものの重たいのであまり使っていない。次の新月は庭から見てみよう。


翌日の早朝も屋上に出る。曇天でアルプスも富士山も見えないが天空にはまだ煌煌と半月がかかっていた。昨日の疲れもあったし、一人ホテルに残って、のんびりホテル周辺の散策で時間をつぶすことにする。その報告はまた明日。

2009年1月15日木曜日

駅前宿泊施設


駅前の街路樹に尾の長い鳥がたくさん寝ているというので、仕事帰りに見に行くことにした。いつもの出口とは逆になるが、駅舎から見える程度の距離にその木はあった。意外にもオナガである。ほほぉー こんなとこで寝てるんだぁ。見かけによらず図太いところがあるんだね。親戚のカラス同様、都市に同化している。大量に居る木と全く居ない木があるが何か理由があるのかもしれない。宿泊施設としてサービスに違いがあるのかな。

2009年1月14日水曜日

旦那さん

たいしたことでは無いのだが家の用事が出来て仕事を休む。休日の慣習として朝のびーさんに出かけると、またモズに会った。前回とほぼ同じ場所だからおそらく同じ個体。巣をこのあたりに作ったのだろうか。ちゃんと卵をかえせるといいのだが。
モズと別れて公園に行くと、ヒヨドリとツグミが仲良く水を飲んでいた。ある種の集団に別の鳥が混ざっているというのはそれほど珍しいことでもないようだ。びーさんで何度か見かけている。今日は修理に出す前の最終確認のつもりで300mm望遠を持って出たのだが、やはりあまり芳しくない結果になった。


水路に沿った帰り道を選ぶ。通りすがりのご老人に「旦那さん、ヒラメが死んでる」と呼びかけられた。ダンナって俺かい...お商売をやっていたか職人さんだったのかなぁ、この方などと考えつつ、水面を見ると大きなエイがひっくり返っていた。少なくともこの方が魚屋さんでなかったことはわかった。
水路にはいつものカモ類に混じって、イソシギとオナガガモが居た。イソシギはずいぶんと目つきが悪い。肉食のモズがあんなにかわいいのに..鳥は見かけによらない。イソシギに言いがかりをつけてもしかたないが、すぐそばにオナガガモが集団で休んでいた。茶色いのはおそらく雌。とうとう頭を出さなかったから人相はわからないが、なかなか格好の良い鳥である。


野鳥の写真を撮っていると鳥インフルエンザ怖くない?とか聞かれますが、野鳥から人に感染した例は無いのです。東京都のホームページにそう書いてありました。とは言っても野生動物はインフルエンザ以外にも何を持っているかわかりませんから、望遠レンズの射程距離以上に近づくつもりはありません。

2009年1月12日月曜日

散歩+工作+散歩



朝のびーさんにて、私が写真と撮っている間、じっと待っているびーすけ。おぉ見たこと無い鳥!と私が緊張すると、びーすけもじっと固まってくれる。さすが猟犬の末裔と感心したりする。
午後から庭に工具を出して工作。3mmのアルミ板を所望の大きさに切って穴を何箇所かあける。これを2枚作成。材料不足で今日はここまで。何を作っているか?続きはまたここで報告します。
夕方のびーさんはスタートが遅れてしまって、カメラを持っていたもののもはや暗い。夕日の富士山でも撮ろうかと考えて、何箇所か歩道橋に登る。どうも良い場所が見つからない。そこで少し足を伸ばして海岸に出た。ちょっと暗くなりすぎたな。望遠レンズでは画角が狭すぎる。三脚ないし...思いつきでやるとこんなもんだなぁ。横に貼り合わせた東京湾越しの富士山です。

2009年1月11日日曜日

デジスコ

望遠鏡にデジタルカメラを取り付けることをデジスコと呼ぶらしい。午前中のモズに味をしめて谷津干潟に出かけた。散歩のときに鳥を撮るだけだって書いたような気がするけど、これはまぁ特別。
これはこれでなかなか難しい。振り回しを考えて一脚を使ったが、カメラを支える架台を工夫する必要がある。


動かない対象はしっかり焦点が合わせられる。水路の対岸に居たカルガモ...たぶん夫妻。まるで置物のようだ。カモの中では珍しく雌雄でほぼ同じ色をしていると本にあった。しかし姿勢まで同じにしなくてもねぇ。とはいえ、飛んでこそ鳥なのでありまして...超望遠も飛翔形を捉える方法の一つとして有効であることが今日はわかった。

モズとアオジ

鳥の写真ばかり並べていると、こいつの休日はこればっかりかと思われてしまう。朝と夕方の犬の散歩のついでなんですよ。念のため。
いいかげん撮りつくしたと思う頃に違ったのが登場する。今日はモズとアオジ。カメラを天体望遠鏡に取り付けて遊んでみようと家の前の公園に出たらモズが居た。だからモズは焦点距離640mmの超望遠撮影。わりとうまくいきました。焦点を合わせるのにえらく時間がかかる。このモズは雌です。


アオジはいつもどおりの機材。CANONのEOSKissX2にNIKONの180mmED(F2.8)です。昨年末にCANON300mm望遠レンズの焦点が合わないことに気がついて(故障ですね)、以来キャノンボディにニコンレンズという変則的な構成ですが、ずっとこればかり使っていたら手になじみました。オートフォーカスがありませんが、たくさん撮れば一枚くらいは合っているものです。最後の一枚はなにかの巣です。どんな鳥が棲んでいるいるのかなぁ。