2012年3月28日水曜日

FC-150改造機のテスト(その5)


有給休暇をとった。別に特段の用事があったわけではなくて、仕事の都合が珍しく空いていた。
びーすけと朝の散歩。公園にはレギュラーメンバー。
 散歩のたびにカメラを持って出ていれば、1回くらいは帰ってからの楽しみになりそうなシーンに遭遇するものだ..と思いたい。今日はジョウビタキ雌が梅の枝にとまってくれたので良しとする。カメラはEOS7d+SigmaAPO120-400。

 FC-150改造機にニコンの単焦点180/2.8を付ける。古いモデルだがEDレンズでお気に入りの1本。鳥を撮り始めてしばらくは、アダプタを使ってEOSKissに取り付けて遊んでいた。しかしガラスのかたまりのような重いレンズだからFC-150改造機の常用とするにはしんどい。今日はこの構成とCasioのFH25を比較してみなくてはと思い立った。苦労して改造したわけだが、画質が同程度であればオートフォーカスも自動露出も機能するFH25を使えば良いこと。パスト連写ができれば良いのだから。
 ちょっと陽射しも出たので、気楽に手持ちで同じ対象を撮ってみる。FC-150は連写モードにしないと最低感度ISO100、レンズ側最大絞り込みでも露出オーバーになる。最小連写枚数の5枚を選択するが、こうして撮った5枚を比較すると手振れだけではない像の歪みがあることがわかる。近側と遠側を撮ってみたが、画質は圧倒的にFC-150改造機が勝る。FC-150とFH25の内部構造やソフトウェアは大差無いと思っているので、これはレンズの差と考えることにする。

2012年3月26日月曜日

木星と金星と月

今日は金星、月、木星が1列に並ぶ日。楽しみにしていたが、会社ではすっかり忘れていて、帰り道に空を見上げて思い出した。
すでにだいぶ西の空低いところにあったから、いつも持ち歩いているEX-FH100の夜景モードでがまんすることにした。
べつに並んでいたからどうとい事もないんだが、楽しい気分にしてくれる。

2012年3月25日日曜日

FC-150改造機のテスト(その4)


何度も掲載された同じような写真。通り名エヅケのジョー君なんだが、これが左の機材で撮られたというところがワタクシ的には特別なことだったりする。
朝のびーさんでは、カメラの中にSDカードが入っていないことに気がついて青ざめた。このカメラはこういう粗忽者のために、カメラ本体に小さな記憶領域が用意されている。その容量をやりくり。
 メニュー画面でコントラストとシャープネスを最低の-2に設定する。マシになったような気もするが、連続して設定違いを撮ってみないとよくわからない。被写体が遠くなると背景のグルグルがひどくなるようだが、これは何故?
 画面周辺の減光が目立つ。今日のは135mmだが、もっと焦点距離が長くなると四隅がケラれるのはAFレンズの枠のせいではないかと疑っている。
日中は祖父と父の墓参に費やす。違う場所にあるから車の中に居る時間の長い1日だった。連れ立った叔母と母もずいぶんと疲れた様子。
下は夕刻のびーさんで撮れたエナガだが、弱い日差しの中でなんとか撮れた。

2012年3月24日土曜日

FC-150改造機のテスト(その3)


FC-150改にニコンレンズを付けられるようにした。 マウント交換式カメラになったわけだ。接写リングという商品名で売られている部品は、カメラとレンズの間にはさんで使うものなので、両端がカメラボディ側の取り付け部とレンズ側の取り付け部になっている。このカメラ側をFC-150に接着しているのだが、ネジになっているのでニコン用とペンタックス用を取り替えることができるのだ。ニコン用の作成にはグラインダーで厚さを調整する必要があった。上の写真はニコンの同じレンズを使って、カメラボディをEOS7dとオリンパスE-P1、そしてCasioFC-150改と切り替えてみたもの。EOSにはニコン-EFアダプタを使い、オリンパスはマイクロフォーサーズとニコンのアダプタを使った。いつのまにかアダプタ大臣になっていたのだな。撮像素子の大きさが異なるので画角が変わってしまうが、こういう写真ではFC-150の画質がそれほど悪いとわけではない。EOSとE-P1はRowデータだが、FC-150は連写モードではjpegでしか記録できない。
 FC-150にPentax-M135/3.5を付けてびーさん。このアオサギは婚姻色に染まりつつあるらしく。クチバシと脚の一部が赤くなっている。公園でシロハラの飛び出しをパスト連写で捕える。今日は天気が悪くて暗いから画質はえらく悪くなった。FC-150は内部でJpegに変換する際に画質をザラザラにしているのではないか。menu画面でコントラストや彩度を調整できるので、次は少し柔らかめの設定にしてみるか。

2012年3月20日火曜日

FC-150改造機のテスト(その2)

 FC-150改造機のテストを続ける。今日のレンズはPentax-M135/3.5。昨日使った印象が悪くない。何よりコートのポケットにすっぽり入ってしまうのが嬉しい。今日掲載はすべてこの組み合わせによるもの。
 上の写真のトリミングが左である。ジョウビタキ雌が地上の獲物をじっと探しているところ。ピントをマニュアルで合わせて、詰めはヤクザなAFレンズに任せる。これはうまく合焦してくれた例。
 連写モードしか使えないので、どれも同じような写真が5枚から30枚残ることになる。家に帰ってからの作業がけっこう煩雑。まぁそれはしかたないとして、左のように飛び出しの瞬間は容易に捉えることができるのはこのカメラの良いところ。とは言え解像感の乏しさはピントが甘いからか。
 フォトショップで数枚を合成したらきれいな放物線が見えた。小鳥は高い位置からの飛び出しでは脚の力だけで体を前方に放り出し、一瞬の後に羽を広げる。
地上から飛び立つときはそうもいかないという例はシジュウカラの飛び出し。風切り羽の白い部分が広げるとこんな風に見えるのだな。ちょっと暗いがなんとか撮れた。露出は試行錯誤だが、何とか要領がつかめてきたぞ。
 ルリビタキの雌はなかなか藪から出てきてくれない。かろうじて枝の隙間から覗き見ることができた。素早く移動する瞬間をFC-150の連写のおかげで捉える。楽しいなぁこれ。
 FC-150のパスト連写は便利だが画質がいまひとつ。レンズを最近のモデルに交換してみるというのをやってみたいが、オートフォーカスをあきらめるかAFレンズを交換してみるか..直径1cm程度の小さくて高品質な凸レンズが欲しい。
そんなことを考えながら手持ちで動画を撮影してみた。左がその動画からのクリッピング画像。これもそんなに悪くない..というかパスト連写と大差ないような気がする。同程度であるなら、普通の一眼レフの動画機能を使えばもっときれいに撮れて、動画から切り出せばよいのだから飛び出しの瞬間も見逃さずにすむということなのだろうか。なんかここまでの苦労が徒労だったような気がしてきたぞ。
下はヒヨドリが川津桜の蜜を吸いに来たところ。これもFC-150の連写だが、あきらかに動画切り出しより上品質である。よかった..

FC-150改造機のテスト

なんでこんなことをやっているかといえば、上の写真のような動きのある鳥の写真が撮りたいからだ。この写真は朝のびーさんで撮ったツグミ。EOS7d+SigmaAPO120-400 
 結局FC-150直焦点化改造機は、カメラマウントにペンタックスPKタイプを採用した。マイクロフォーサーズマウントは、起動時のAFレンズの準備運動と干渉してしまう。右の写真はPentax-M200/4を取り付けたところ。 EOSのAPS-Cの場合は、レンズ焦点距離が35mm換算で1.622倍になるが、FC-150の撮像素子の大きさから考えると35mm換算で5.604倍になるはず。
つまり、EOSの3.456倍になることになるが、実際に撮影した結果から画角を比較すると、3.456x0.65=2.246倍くらいになっている。0.65倍になるのはAF用にボディ内に残した凸レンズがレディーサーの役目を果たしているため。EOS基準で考える(以下括弧内は35mm換算)と、135mmの望遠は300mm(467)、200mmは450mm(691)、f=388mmの66SDは870mm(1340)ということになる。
 ZenithStar66SDに改造機を取り付けてみた。ちょっとぼんやり。おそらくボディ内のレディーサーレンズがよろしくない。これを外すと画質は改善されるはずだがオートフォーカスは老眼には必要だ。
古いレンズPentax-Mの200mmは改造機に取り付けると450mm相当になるのでEOS+SigmaAPO400mmと比較したくなる。5000円程度で買えてしまうPentax-Mよりも高額な色消しレンズを使ったらもっと良くなるのだろうか。レディーサーを使う限りこんなもんなのか。
 鳥よりも近くの被写体で同じテストをしてみる。ちっとマシな感じになる。背景のボケがぐるぐるした感じになるのはレンズが作る歪曲だが、これは個性なんだと思えば良いような気がするし、普通に使う分にはそんなに遜色がないかも。
 さらに近側でテスト。なんかいいではないですか。これはもともとFC-150に付いていたレンズよりはずっと表現力がある感じがしますね。
 こんな小さな135mmのレンズを付けても300mmのレンズの画角になるわけで、しかも画質が向上しているのだから改造はやってよかったという結論。
撮影すると、1枚撮りのマニュアルモードではISO=100,S=1/1000にしても露出オーバーになるが、この設定のまま連写モードにすると適正露出になったりする。ここいらへんが改造カメラの気まぐれなところか。s=1/800でもブレた写真が残ったことがあり、表示どおりに作動しているのかはちょっと怪しい。以下今後のための備忘。
とりあえず連写モードしか使わないことにして、連射記録枚数を最小の5枚にしておけば待たされることもあまりない。ブラケットだと思えばよい。さらに鳥撮影を前提に考えると、アンプノイズを抑えるために、ISOを低めの200程度にする。連写モードでは1/40000までのシャッター速度が可能になるから1/2000以上の高速を選択する。これで露出オーバーになるようであればレンズ側のマニュアル絞りを使う。あぁ...忘れてた、改造機用に色消しレンズを使った300mm以下のズームレンズを用意する(たはは)。
下はEOSで撮ったジョウビタキ雄。こっちに向かって飛んできたが、あいかわらず私は餌を持っていない。ごめんね。

2012年3月17日土曜日

FC-150 の改造

 休日だというのに終日の雨。午前中に造園屋さんが来てたくさんの植木鉢を置いていった。叔母のマンションが外装メンテナンス工事に入るのでしばらく預かることになったのだ。枯らさないといいんだけどね。
びーすけは雨など気にもしないが、散歩はえらく寒いから早々に切り上げ、小屋にこもってカメラの改造作業を行う。CASIO FC-150からビルトインのレンズを抜き取って一眼レフ用のレンズマウントをボディに取り付けるという作業。これでパスト連写という特殊な機能を持ったミラーレス一眼レフが誕生する。FC-150画像の解像度の不足やレンズの暗さがこれで改善される..はず。

 ネットに全く同じ作業が詳細に掲載されていたのでやる気になったのだが、実際にやってみるとなかなか大変。以前雨に濡らして不動になった機体で予行演習をしたからなんとかこなせた。
レンズユニットには前後2つのモジュールが入っていて、こいつらをオートフォーカス機構を壊さないように鏡胴から取り外さなくてはならない。直径1mm長さ5mmほどのオートフォーカス用のスプリングが曲者で、ネットに改造記事を書かれた方もここで1台オシャカにしている。
レンズユニットをボディに戻してマイクロフォーサーズレンズ用マウントを接着剤でボディに貼りつける。電源を入れると鏡胴の準備運動がわずかにマウント部分に接触している。レンズをつけなければエラーにならないから、数ミリ程度マウントを前に出してあげれば解決するはず。まぁこれは明日にしましょう。

2012年3月13日火曜日

PolarieにE-P1を載せる


昨晩はひさしぶりに快晴の夜空だったから、ポラリエにオリンパスE-P1を載せて星の写真を撮った。今晩もチャレンジしたが少々雲が多いので早々に切り上げる。それにしてもこの機材構成はお気軽で良いぞ。気が向いたらちょっと撮るという感じ。
しかし、60秒くらいの露出にするとISO200程度でも真っ白に近い画像になってしまうほど、家の前の公園は明るい。ポラリエの極軸あわせは、覗き穴に北極星を入れるだけのお手軽なものなので、200mm程度の望遠だと30秒程度の露出でも結構厳しい印象。傾斜計とコンパスで調整したほうが良いかもしれない。これは次回やってみよう。露出時間を短くした分、感度を上げるという手もあるわけで、昨今のデジカメはISO3200以上の用意がある。撮り比べた感じでは、感度をおさえて露出時間を伸ばした方がM42のディテールが良く写るような気がする。やはり極軸の精度が課題。
E-P1よりもEOSを使ったほうが良いのはわかっているのだが、ポラリエにふさわしい軽量・お手軽なカメラだし、ニコンやペンタの単焦点レンズを試せる。撮り比べると、やはりEDレンズの効果なのだろうが、ED180/2.8は200/4に比べるとシャープだ。

2012年3月12日月曜日

ウメ メジロ


ようやくメジロと梅が撮れた。今日の写真はいつものEOSと400mm望遠。昼過ぎにびーすけと公園に出かけて、2~3時間写真を撮りながらぼんやり過ごす。
 ここのところ仕事がたてこんでいたから、睡眠も不足がちだった。のんびり何もしない日を体が欲しがっている。
 今日の公園はメジロもジョウビタキもエナガもオナガもアオジも居て、常連はおおかたを見ることができた。
公園に出かける直前に、市が設置した拡声器から黙祷のアナウンスが流れる。わかってはいたが1年立つのだなぁと改めて感慨。

2012年3月11日日曜日

Casio EX-FH100


Casio EX-FH100のテスト。これでCASIOのデジカメは何台目だろう。QV-10はさすがに廃棄したが、ハイスピード連写の系統ではFC-100(レンズ玉抜きに挑んで失敗)、FC-150(鞄にいつも入っている)、EX-FH25(使わないなぁ)に加えて4台目になる。雨に濡らしてFC-150を1台つぶしているから5台目か。
ずいぶん前に買ったQV-2800UXも捨てられない。これはインターバル撮影や顕微鏡撮影に便利なのだ。CASIOのコンパクトデジカメを買い続けるのは、スローモーション動画とか、パスト連写とかユニークな機能に惹かれるから。いずれのカメラも一眼レフに比べれば画質は比べるべくも無いのだが、陽光が十分にあればけっこう健闘すると思う。