2015年1月24日土曜日

レンズコート


来月 北海道にワシとツルを撮りに出かける計画を立てているのだが、氷点下の撮影はいかばかりのものか。見当もつかない。
不安はつのる。そこで、とりあえず手持ちのレンズをカバーで覆うことにした。断熱性やある程度の撥水が期待できそうなものがレンズコートの名前で販売されている。国内でも取扱いはあるのだが米国の販売元から直接取り寄せたほうが安く手に入ることがわかった。届いて確認すると、伸縮性のあるウレタンゴムのような素材の上に、やはり伸縮性のある布が貼り付けてある。フードの伸縮やマニュアルフォーカスリングなどは、カバーをしたまま操作できるように工夫されている。さすがにレンズ毎に専用に作られているからよくできている。しかし表面は素手で扱うとすこし滑りやすい印象。
レンズコートがなかなか格好いいものだから、シグマの120-400にも迷彩柄のテープを貼ってみた。こちらはテープ裏面のノリで貼り付ける。なかなか楽しい。
EF400+EOS7Dmark2の構成が、北海道では主役になるのだが、もっと焦点距離の長い構成も持って行きたい。EF600に1.4xテレコンを付けた840mmにしたいところだが、なにしろ大きくて重い。こんなものを雪の中で扱えるのだろうかと不安になる。そこでSigma120-400に2倍のテレコンを付けて、最大800mmにする方法を第2候補とする。このレンズであればEF400が故障した場合の代替にもなる。先日使ってみた印象は、400x2=800は甘いものの、ズームを欲張らずに300x2=600で我慢すればまぁまぁだった。しかしこの構成はマニュアルフォーカスになるので、当たり外れが大きい。さらに考えたのが望遠鏡のSD66にペンタックスのオートフォーカスアダプタを付けた構成だが、これは680mmで半自動合焦になる。以前にもテストしているが、北海道での適用のためにあらためて比較してみる。結果としては、やっぱり600mmを持って行くしかないかなぁというところ。

2015年1月17日土曜日

おへそ


 ルリビタキが居るはずの場所にはジョウビタキ雌。どうも追い出されたのではないかと心配になる。
昼から干潟に出向くと、観察センターではなぜかベリーダンスをやっていた。不思議な取り合わせではあるが楽しい。400mmの望遠しか持っていないから、ダンスを撮っても踊り子の全景は入るはずがない。おへそを撮って帰ってきた。きれいな子だったのだが惜しいことであった。

2015年1月12日月曜日

足環のついたアオジ


 アオジを見つけたら足環をしていた。我孫子に山階鳥類研究所という環境省系の財団法人があって、そこが鳥類の標識調査をしているので、たぶんそこが付けたものだろう。足環には記号が打ってあるはずだが、捕まえないとわからない。もとより捕まえる術をもたないから無理。
左はファニーフェースのキンクロハジロだが、立ち上がると翼帯の白い色がきれいだということに気がついた。
山階研究所のHPには野鳥の寿命(長寿記録)が掲載されている。小鳥は10年生きるのは稀で、大型の鳥ではアホウドリのような海鳥で30年くらい生きるものがあるそうだ。思っていたより長生きなのだという印象。
左は凍った公園の池の上に居たセキレイ。はだしで寒くないのだろうか。
今日の午後は作業小屋で工作に没頭。
下は彩りに乏しいこの季節に楽しませてくれる公園のワビスケ。

2015年1月11日日曜日

海岸までびーさん


 今朝はびーすけの散歩を延長して海岸まで行くことにした。チョウゲンボウはあいかわらず仲良しであった。上の写真は交尾直後に雄が飛び去る瞬間なのだが、雌のまなざしがなかなかよろしい。(なんか変なブログになってきたな)

 びーすけは砂浜に連れてくるとはしゃいで走り回るが、帰り道はかなりきついぞと飼い主は心の中でつぶやく。
左はシロチドリなのではないかなと思う。こういうのがなにげに居ると、遠征の甲斐もあったというものである。

イオン渋滞の中、歩道をびーすけと歩く。腰の調子は悪くない。途中でシメを見つける。今シーズンは初かな。あいかわらず変な隈取のある鳥である。
今日の最大の収穫はルリビタキ。まだ幼いので青みが薄いが、これから綺麗な青になる。
今日はのらりくらりではあったが、3時間くらい散歩をしていたことになる。

2015年1月10日土曜日

お試し期間


びーすけ散歩の後で海岸に出かける。到着間もない頃に、東方でなにやら数羽が空中戦をしている。遠すぎるので良くわからなかったが、後で聞いたところによると、ノスリと3羽のチョウゲンボウの争いだったのだそうだ。近くで見たかった...
いつもの場所では、このところえらく仲の良い2羽が微妙な距離をおきつつ、時折 交尾を繰り返す。季節的には早すぎると不思議だったのだが、通りすがりの方に尋ねたら、今はペアリングのシーズンなのでお試し期間なのだそうだ。子孫を残すことは生きもののにとって、自身の生存に次ぐ重要な課題であるので、交接には快楽のボーナスがついている。人間は本来の目的はそっちのけで、ボーナスばかり得るようになってしまったが、チョウゲンボウにとって交尾はやはり享楽であるのか。まぁわからんが楽しそうではあったな。励めよ若人。
下はタヒバリだと思う。

2015年1月4日日曜日

9連休の終わり


今日も午前中に海岸に出る。先客一人居られて、先ほどまでチョウゲンボウは2羽居たとのことだが姿は見えない。
待つことしばし、全く現れないから他の鳥を撮ることになった。こういうことは珍しくない。
上はカンムリカイツブリ。カンムリが猫耳に見えないこともない。
左はホオジロ。むこうを向いていて遠目だったものだから、ツグミだと思ったのだが、振り向いてくれたらホオジロ君であった。
右は夕刻に干潟で撮ったジョウビタキ雌。赤みが強く、弱々しい陽光だった。古い写真のような感じになった。
お正月休みも今日で終わり。明日から仕事だなぁ。

2015年1月3日土曜日

愛の形(連休8日目)


遠征すると帰省ラッシュに巻き込まれる可能性があるので、近場の海岸に出てチョウゲンボウを撮ろうと考えた。
東京湾越しに富士山が綺麗に見える。東京上空の空も澄んでいるらしい。
チョウゲンボウは時々現れてはジッとしていて、そのうちプイと居なくなる。そんな繰り返しを撮っているものだから、どれもみんな同じような絵になってしまう。
さいわい、通りすがりの人との立ち話がはずんで退屈しなかったものの、さすがにチョウゲンボウの動きがほとんど無くなってきたので撤収することにした。
ほぼ荷物をバイクに積み終えた頃、雌のチョウゲンボウがパイプの上で鳴き始める。仲間呼びかけているように聞える。
何かありそうな予感がして、片付けた機材をもう一度組み立てたら、雄がやってきてささっと交尾をした。組み体操のような形でもあるし、愛らしい形であるとも言いえる。そうかこのシーズンに相手が決まるのかと感心しながら家路に着いた。

2015年1月2日金曜日

試験的な禁煙(連休7日目)

夕方のびーさんでホシハジロの群れを見かける。写真上は雄、下は雌。ビロードのような羽毛のせいで、生きたぬいぐるみのようにも見える。
あいかわらず住宅街はシンとして静かである。とうてい工作機械の金属音を立てるのは、とてもはばかられる感じ。新年早々びくびくしなくてもまぁいいんだが、もうしばらくほとぼりが冷めるのを待つことにする。
寒い中、父の墓参に全員で出向いたのが、今日の唯一イベントらしいものになった。
12月31日の正午から禁煙している。ここ数ヶ月腰の調子がすこぶる悪い。椎間板ヘルニアを原因とする坐骨神経痛なのだが、本を読んで腰痛体操など研究していたら、喫煙は極めてよろしく無い旨が書かれていたのだ。まぁだいたいこの手の健康本は、因果関係の可能性が考えられる程度であっても、ここを先途に喫煙習慣を攻撃するのがお約束。しかし下肢の血行不良には自覚症状もあるので、煙草を断って様子を見ようという気持ちになった。
休暇中なので仕事をしていないから、ニコチンが無いと灰色の脳細胞が活動しないのではないかという強迫観念が襲ってくることは無い。今吸ったら気持ちいいんだけどなぁというのを我慢するだけ。というわけで、大過なく2.5日間のニコチン断ちはできた。
かんじんの腰の調子なのだが、傷みが全く無くなったわけでは無いが、確実に軽減している。長時間の立ち作業がつらくない。就寝時に腰を伸ばしても痛まない等々。
まだ休みあるし、もう少し様子をみようかな。

2015年1月1日木曜日

2015年元旦(連休6日目)

元旦と言ったところで、特別な感慨のようなものがあるわけでもなくて、昨日と同じような今日がくるだけなのだが、テレビと新聞は一年の節目であることをことさらに思い知らせようとしているようで鬱陶しい。
そもそもテレビは見ないから、そんなに迷惑を被っているわけでもないんだが、いつもの時間にいつものニュースを見ようとすると、バラエティ番組のようなものに乗っ取られていてがっかりという程度の話。
びーすけと散歩に出かけると、住宅街に人影がほとんど無い。みんなどこへ行ってしまったのか。公園にも人が居ない。家で朝から酒を飲んでいるということなのか。昨夜は遅くまで起きていたから昼まで寝ているということなのか。まぁ他所の家のことはどうでも良いわい。
寒くて、天気もパッとしない。昼過ぎには雪もちらついた。びーすけの散歩以外は作業小屋で音のしない作業を少々。