2013年3月31日日曜日

夏羽のオオジュリン


 干潟に出かけた。口径66の天体望遠鏡に正立プリズムと9mmの接眼レンズを組み合わせて地上用43倍のスコープを作る。40-150ズームのオリンパスPM2をコリメート式でこれに接続。このテストがしたかったのであるが暗いせいもあってまともな写真が撮れなかった。よって今日の写真はすべてEOS7d+EF400/5.6Lによるもの。
上はウグイス(のはず)。
左写真はオオジュリン。雄の夏羽は頭が黒くなる。冬羽は雌雄同じだから、換羽はやはり生殖に関係しているのだね。
干潟のレンジャーさんのお話では、夏羽のオオジュリンをここで見るのは珍しいのだそうだ。
下のセイタカシギも、頭部から首の後ろが黒くなってきている。これも雄だけの夏羽。

スノーフレーク


今日もひどく寒かったが、その代わりに桜の花がなかなか散らないのであれば、まぁありがたいという人も居るんだろう。上はスズランに良く似たスノーフレーク。
天気が悪いから花の色もちょっとねむい感じ。
 ねむい画像を現像ソフトで起こすことはできるのだが、今日という日にとった花らしいほうが良いような気もする。あまり補正をかけると不自然になる。左はクサボケという花だそうだ。様々な色の花が同じ樹に咲いていた。
 木蓮は夕方のびーさんで撮ったものだから、すでに暗くなってきた周囲から花弁が浮かんで見えた。これをその印象のまま画像にできないところが私の未熟。
桜も手前に低木をぼかして入れて撮ってみる。こういった私のたくらみは、たいてい上手くいかないのだが、これはまぁまぁ。
新しいスマホSO-03Dにソフトウェアをインストール。天気と月齢、干満がわかるようになった。地図帳と辞典と距離測定器と関数電卓にもなるようになった。



2013年3月30日土曜日

芝生のエアレーション


 陽がささない寒い週末。こういう天気だと、どうせ出かけてもという気分になるし、仕事も持ち帰っているし、というわけで家に居ました。
日中に洗車して車内に掃除機をかける。そういえば車の掃除なんぞ久しくやった記憶が無い。学生時代は中古車をそれこそ舐めるように掃除したものなんだが、なんであんなに一生懸命きれいにしていたのだろうか。今ではまったく理解できない。
夕刻芝生に穴をあける。ローンパンチという道具を使って、直径1cm、深さ5cmほどの小穴を10cmぐらいの間隔(ここいらの数値は私が審美的な理由で適当に決めた)でたくさんあけると、根っこのまわりに空気が入って(エアレーションと言うらしい)生育が良くなる..のだそうだ。この道具を使って畳2枚分くらいの面積をやったあたりで腰が痛くなった。ちょっと不自然な格好を繰り返すからしかたない。

2013年3月24日日曜日

花鳥を愛でる


曇天の日曜日。桜はかなり開花しているから、花と小鳥を同じフレームに捉えたい。まぁそんなに都合よくは行かないものだが。
 水路でイソシギを撮る。尾羽の模様が面白いなぁ。
今日は午前中に町会の打ち合わせ。それから特価のスマホを買いに行って、散髪にも行った。これらの間隙をぬって朝夕のびーさんをする。
なかなか盛りだくさんな日であった。特価品のスマホはSO-03DというSonyの製品。不調になったスマホとは音声の明瞭さが雲泥の違いがある。入手して早々にAndroidを4にアップグレード。廉価販売の代償に付加された無用のオプションを解約。どうしてこういう無駄なことをするのか、させられるのか。
 ばたばたとしている中で、2階のバルコニーから庭を眺めていたら、ウグイスが居ることに気がついた。急いでカメラを持ち出して撮ったのが左。桜が背景だと文句なしだったんだが、拙宅庭に来て頂いただけでありがたいと思わなくてはいけない。
【3/27記】

2013年3月23日土曜日

叔母の花


 叔母に、もらった鉢植えが咲いているよと連絡したら、写真に撮ってくれと頼まれた。びーさんのついでに花を撮ることはあるが、構えて撮ろうとしたことはあまり無いのでちょっと困った。
けっこう難しいなぁ。天気ももう一つだし。(すでに不出来の言い訳を探している)
 ペンタックスに標準ズームをつけて、EOSには60mmのマクロをつける。交互にどっちが上手く撮れるかなぁと試行錯誤する。
撮影者の迷いが良くわかる写真が残ったような気がする。
何枚かヒッチコックのようにびーすけを背景に入れてみた。こういうのをカメオ出演と言うのかな。一番下の主役はびーすけ。



2013年3月20日水曜日

干潟でオオジュリン


鳥影とぼしい一日だったのだが、なんとかヤマガラとアオジを撮ることはできた。写真を離れて、(買ったばかりの)双眼鏡で小鳥たちを眺めるのもなかなか楽しい。
 昼過ぎから雲が厚くなり、風も強くなってきた。強風を突いて久しぶりに干潟に出かける。
葦原のオオジュリンを撮ることができた。頭が黒くなってきている(夏羽)個体も見つけたのだが、これは撮れなかった。
杭の後ろに見え隠れする小鳥がタヒバリであることを観察センターの学芸員さんに教えてもらう。
 それにしてもどうして夏羽と冬羽を切り替える鳥が居るのだろう。繁殖期にあることを示す換羽と考えれば良いのかな。


 桜の開花がそろそろ本格的になってきたなぁ、と朝のびーさんの道すがら感じるものの、未だ蕾の固そうな樹も多い。例年こんなものだったかな。
日曜日に突然鼻水が出始めて、月曜日は朝からひどく喉が痛んだ。月曜日の晩にルゴールを塗って寝たら火曜日は概ね回復して事なきを得る。最近バカが進行しているせいか風邪をひかなくなったのはありがたいことだ。
体調は平常に戻ったようだが、なんとなく何をするのもおっくうで今日はゴロゴロ。
 私はへそ曲がりなので花見は嫌い。どちらかと言えば桜は紅葉が好きなのだが、びーさんの途中でずいぶん桜を撮っていた。鳥影が少ないせいもあるが。
週の真ん中の休日というのも悪くない。

2013年3月19日火曜日

KOWA BD25-8GR


社外の会議に向かう道すがら、変わった形の花弁を見とめて写真を撮る。シデコブシという木だそうだ。コンデジなので写真としてはイマサン。
帰宅したら双眼鏡が届いていた。双眼鏡はカートンのアドラブリック10x42を20年ほど愛用していて、落下による光軸狂いがあって修理に出したこともある。カートン光学はすでに双眼鏡の製造販売を止めてしまっているが、光軸修正に出した折は、戻ってきたら外部塗装のはげたところをタッチアップしてくださっていて感動した思い出がある。
10X42は星を観るのに適した倍率で、65度のみかけ視界は気持ち良いものの日中フィールドで使うには倍率が少し高い。図体もけっこう大きいから、鞄の中に入れて邪魔にならないサイズが欲しいなぁと思っていたのだ。
ときどき出かける干潟の観察センターには喫茶店があって、小さな淡水池を眺めながらお茶を飲めるようになっている。喫茶店のテーブルにこの双眼鏡が置いてあった。鎖の付いた商品サンプルなのだが覗いたらとても良い。完全に相手の術中にはまってしまったのが少々口惜しいが、欲しくなってしまったのだ。
今回購入したのは興和株式会社の製品。KOWAは優秀なスポッティングスコープのブランドとして認知されているが、それ以上にキャベジンコーワの会社として有名だ。父がこの薬が大好きで、私も小学生の頃から飲んでいた。興和のホームページを見て、初めて私の中で胃薬と光学器械を同じ会社が作っていることを認識したが、理解しにくい組み合わせだ。興和のホームページを読むと、1946年に光学部門、翌年に医薬品部門が創設されている。終戦直後から両方作っている。なるほど喫茶店のテーブルに陳列するものとしてはキャベジンコーワもまたふさわしいような気もするのだが。
8X25というサイズの双眼鏡は他社も良く作っていて、ネットではニコンのものが売れているようだ。今回購入したKOWAはニコンの倍以上の値段なのだが、カートンの経験からして双眼鏡はとても長く使うことになるのだから、ちょっと贅沢をした。明日 昼間に使ってみるのが楽しみ。

2013年3月17日日曜日

BORG ED100+EXTENDER1.4


風も無く穏やかな一日。知事選があったが現職が継続となったらしい。投票率はどのくらいになったのかな。低いからね千葉は。
思いついて、キャノンのエクステンダーとBORG100ED(f=640)を組み合わせてみた。640mmの直焦点は、マニュアルのピントあわせがシビアなのだが直焦点らしい綺麗な絵が撮れる。しかし苦労する割には焦点距離が短い。というか、どうせ苦労するならもっと長くないと..という感じ。そこでキャノンの純正エクステンダー1.4倍を組み合わせてみる。取り付けるとレンズとの通信エラーが出てシャッターが落ちない。故障かなと思って調べてみると、望遠鏡に接続している為であることがわかる。キャノン製ではないからね、通信はできない。
エクステンダーのカメラ側接点にマスキングテープを貼って絶縁するとシャッターが落ちるらしいことがわかって、無事にテストができた。思った以上に綺麗に撮れる。これで約900mm/F9になる。シビアなマニュアルフォーカスで、かなり大振りな機材になってしまうが、選択肢としてはアリかなと。
以前に口径66mmの望遠鏡を使ったデジスコで同じようなテストをしている。コリメート式の拡大撮影なのだが、こちらは口径100mmの望遠鏡だから解像が高くて当然なのだし、比較テストをしておくべきかなぁ。装備の軽快さならデジスコ。エクステンダーによる劣化が少ないようなので、画質にこだわるならこちらの直焦点ということなのだろうけど。

2013年3月16日土曜日

パンスターズ彗星なのか?


 パンスターズ彗星を撮るために、今日も夕刻に千葉マリンタワーに出向く。前回コンパスが全く役に立たなかったので、今回は地図を使って、タワーから葛西臨海公園の観覧車が283度の方角に見えることを確認しておいた。18時半ごろの彗星の位置は278度のはずなので、観覧車から5度ほど南に振れば彗星が入るはず。高度は水準器から8度くらいを割り出す。上は18:19に撮ったものだが、矢印の先に写ったものが彗星なのか?違うのか?よくわからない。
露出は1秒。ISO800、EF400レンズに1.4倍のテレコンを付けたから、f=560mm F8。
左上に流れたように写っているのだが、他の数枚も同じ方向に流れているようなので、カメラがぶれたわけでもなさそうなんだが、他に星らしいものが写っていないので判然としない。
 1.4倍のテレコンをつけたEF400/5.6Lの夜景写真は、けっこう良く写ったと思う。ピントはライブビューの拡大で確認している。
下は日中撮ったアゲハだが、羽化直後らしく翅が完全に乾いていない。

2013年3月12日火曜日

東京タワーに登る


 社外の会議に出てから東京タワーに向かう。勤務先には時間単位でとれる有給休暇がある。直帰の申請とともにあらかじめ出しておいた。
東京タワーにわざわざ夕刻登ったのは、(もちろん)パンスターズ彗星が見たかったから。天空は概ね晴れているようだが、あいにく西の低い空には厚い雲が居座っていたのでけっきょく彗星は見れず。
 しかたなく夕焼けや夜景を撮って帰ってきた。特別展望台は料金が高いだけあってさすがに眺望が良い。富士山と落日、地上からにょきにょきそびえるあちらこちらのビル。
完全に陽が落ちてから、レインボーブリッジや遠くに見えるスカイツリーなんぞを撮る。ここまで来たぞという証拠写真のようなものだなぁ。パンスターズ狙いのおじさんがたくさん居るかと思ったら、彗星狙いで特別展望台に来ていたのはもう一人しか居なかった。ほとんどが外国人、夜になってからはカップル。そういえば特別展望台(最上階)まで上がったのは私も初めて。

2013年3月11日月曜日

4本の木

御茶ノ水の駅からすぐの場所にある(財)日本ハリストス正教会教團府主教庁宗務総局である。この建物の後ろにあるニコライ堂は、ドーム屋根のビザンチン様式が目を惹く建物なのだが、この質素な建物も通りかかる度になんとなく気になるのだ。ニコライ堂に付属する施設らしい。
ちょっと不細工な階段があって、その前に4本の大きな木が植えてある。西日が木の影を建物に落とすと、ちょっといい感じに見える時間帯。

2013年3月10日日曜日

パンスターズ確認できず


 近日点を通過するパンスターズ彗星を撮りたくて、港にあるタワーに登ることにした。出かけようとしたら小雨がパラついたりして状況は非常に悲観的。現地に着いたら雲も少し薄くなったから落日を見ることができたのだが、東京上空はぶ厚いモヤのようなもので覆われていたから、淡い彗星を見ることなどとうていできない(報道によれば煙霧というものらしい)。カメラをその方角に向けておけば、あわよくば写っているかもしれないとかすかな期待。
しかしタワーの中でコンパスが全く役に立たない。これは大きな誤算だった。高度は水準器から特定できるものの、方位がわからないとどうしようもない。展望室の床に西はこっちと書いてあったので、それを頼りにすると観覧車が見える方向が真西らしい。だいたいそこいら辺にカメラを向けてシャッターを切る。帰ってから地図で確認したらぜんぜん違う。うむむ..
地上の風景など撮ってお茶を濁すことになった。
左は今日の日経新聞に載っていたもの。ちょっと笑った。家内にも受けたのでOKだと思うのだが、性差別と取られると困る。子育ての上手な豚というのが想像するに楽しい。