2016年7月16日土曜日

トヨタ産業技術記念館に行ってきた


 三連休初日、昨晩夜更かしをしたのでゆっくり起きる。仕事を持ち帰っているのが少しうっとおしいのだが、すぐにやる気にもならないので、干潟に出かける。
カルガモの子供が親の背中に載っている写真を撮る。鳥影少なくちょっと寂しい。
 昨日は名古屋に出向いたのだが、用務先のご好意でトヨタ産業技術記念館を見学。
創業者が考案した織機も感心したが、糸車を使って綿毛から綿糸を紡ぐ実演が一番印象に残った。
糸車は至極単純な装置であるが、この形にたどり着く試行錯誤には、幾多の考案者がかかわったにちがいないと考えると、構成パーツそれぞれに深い意味がありそうな気がしてしまう。
イチジクの葉っぱから貫頭衣か褌のようなものへと進歩するためには、天然素材から糸を作り、さらにこれを織って布を作らなければならないわけで、全身を覆う体毛を失う前に人間は布を手にいれたのだろうか。ちょっとの間は寒い思いをしたのだろうか。
そんなわけで木綿の布を作りたくなった。種蒔には遅い時期なので、綿の苗木をamazonする。
産業記念館で感心したもう一つ。それは創業段階のトヨタ自動車が、米国車のデッドコピーに悪戦苦闘していたことを、ここまで表現するかというほど率直に展示していた事。ひととおり展示を見せてもらって振り返ると、逆に今のトヨタは、自社の技術的な創造性や独自性に、相当の自信があるということを、上手にアピールされたような気もしたが、これはちょっとヒネクレすぎだな。

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