2015年8月22日土曜日

銀河を撮りに行く


台風が近づいているがひまわり画像によれば太平洋岸には雲が無い。夏の銀河が撮れるのはラストチャンスかもしれないと思って、銚子まででかけることにした。
 グーグルアースに、東アジアの人工光の強さをマッピングしたデータを読み込むと左のような地図を見ることができる。銚子の屏風ヶ浦のあたりと南房総の空が暗いらしいのだ、


銚子までは車で片道約2時間。道は空いていたものの、久しぶりに長い時間運転することになった。車の運転の最中は他にすることも無くて、ともすれば前方への注意が散漫になる。集中力の鍛錬になると改めて考えたりする。
現地に到着すると、近くにある巨大なイオンのショッピングモールの光が、もやってきた地上の水蒸気に散乱してずいぶん明るい。銚子港のあたりもオレンジ色の人工光がある。あまり良いスポットでは無いが、暗闇を通してみる屏風ヶ浦の風景はいい感じで、ここは日中にまた遊びに来たい。

 今回の撮影の経験則を覚書にしておこう。
  • カメラのノイズリダクション(NR)は、高感度NRは弱め、長時間NRは必ず実行にセット
  • ファインダーも背面液晶画面も構図の役に立たない。スポーツファインダーを作る必要がある。
  • 後処理において、LightRoomではNRの処理のみとして、後はPhotoshopでレベル補正,コントラスト調整、レンズ補正、広角補正を行う。
画面の周辺で星像が放射状に流れている。非点収差なのだろうか。ソフトウェアで補正する方法は無いのか。調べなくてはいかん。
露出時間とISO感度のベストマッチを調べておきたい、というのも今回の目的の一つなのだが、撮影地の状況等で左右されるものでもある。今回使用したレンズ:TOKINA AT-X 11-20 F2.8 PRO DXと、カメラ:EOS Kiss X5 の場合では、絞り開放、ISO1600もしくは3200,露出180秒くらいがいいかもしれない。
ともあれ、ひさしぶりに銀河を肉眼で楽しめた。やはり遠征しないと。



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