2015年9月23日水曜日

ポラリエ用 明視野照明装置の製作


 昨日と今日はポラリエ用の明視野照明を作っていた。ポラリエのオプションである極軸望遠鏡を覗くとスケールが見えて、この目盛りに視野の北極星を合わせることでポラリエの回転軸(極軸)を地球の自転軸(地軸)に平行にする。
しかし夜間は、このスケールがほとんど見えない。極軸望遠鏡の使用説明書には、「スケールが暗くて見えない場合はお手持ちのペンライト、懐中電灯などでポラリエ極軸望遠鏡の対物レンズ側をほんのりと明るくなるように照らしながら行ってください」とある。当初は私もペンライトでやっていたのだが、どうも使いにくい。
このペンライトの役目を果たすものが明視野照明と呼ばれる道具なのだが、どうもビクセンは作っている様子が無い。そこで作ることになった。
赤色LEDを5φの真鍮パイプの片側から差込んで、反対側には百均で買ってきたカクテルフォークの先端を折ったものを差し込んだ。このアクリル製フォークは先端がちょうど5φのパイプに入りそうだった。アクリルの中を反射しながら先端に導かれた赤色光が拡散するように、先端部分はやすりで表面を荒らしてある。
トグルスイッチや電池ボックス、60Ωの抵抗など、すべてありあわせのもので間に合った。トグルスイッチを片側に倒すと明視野照明のスイッチが入り、反対側に倒すと白色LEDのクリップライトが点灯する。白色LEDは極軸望遠鏡のダイヤルや水準器を確かめるためのもの。
今日は一日こんなことをしていたが、朝のびーさんではキビタキを一瞬だけとらえることができた。


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