2016年5月29日日曜日

火星を撮る(その3)


 夜は晴れそうだというので、久しぶりに赤道儀を庭に出す。30年くらい前に赤道儀とセットで購入したシュミットカセグレン口径200mm、焦点距離2000mmを載せる。この望遠鏡は高倍率を得やすいので惑星の撮影には向いてることはわかっていたのだが、なにしろ重たい。使うのであれば赤道儀が必須になる。
さすがにセットさえしてしまえば撮影は楽だ。赤道儀のモーターが惑星をとらえ続けてくれるのでピントあわせも動画撮影も簡単。
上の写真は拡大撮影でビデオ撮りしたもの。右にプラネタソフトのステラナビゲーターで調べた、この時の火星の模様を貼り付けておいた。
 火星の高度がまだ低い時間帯は木星を撮影した。これもビデオ撮影。KissX5の動画はQuickTimeムービーなので、フリーウェアのAnyVideoConverterを使って、無圧縮のAVIファイルに変換する。これをフリーウェアのRegistax6で1枚の静止画像に合成する。
試行錯誤の末、なんとかこの方法に落ち着いた。RegistaxのWavelet処理がいい感じなのだが、経緯台で撮影した大きく対象が動くものは上手く処理できない場合があったり、1080以上の解像度だと画面が切れてしまったり、参照点の取り方でうまくいったりいかなかったり、まぁ色々ある。
夜半にかかると火星の左下の土星も現れた。


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