2017年8月16日水曜日

フォーク式赤道儀の製作


お盆連休も最終日、明日は仕事だ。昨日と今日は天気も悪いし作業小屋にこもって工作に没頭。2日間フルに費やしたから、懸案のフォーク式の赤道儀を一応の完成にこぎつけた。デッドストックやヤフオク購入品を組み合わせて作ったもの。やや剛性不足でゆれる。全体のバランスがあまりよくない。
  • ヤフオクでビクセン社のGP赤道儀赤経体を3000円ほどで購入したのがそもそもの始まり。
  • 20年以上前に望遠鏡ショップのワゴンセールでビクセン社のマルチプレートを手に入れたが、全く使ったことがなかった。これを赤経体に取り付けて単純な星野写真儀を作ろうと考えた。
  • 6月に、やはりヤフオクでフォーク式経緯台用のフォーク部を3500円で落札した。入札したのは僕だけ。これがたいそう立派なもので、単純な星野写真儀の計画はフォーク式赤道儀の製作へと切り替えとなった。
  • GP赤道儀用のモーターが余っていたので、製作する赤道儀はモーター駆動にする。パルスモーター制御ICと小さなマイコンで動かすことを前提に検討。あやしげな回路図を作成。ICも購入、あとは苦手なハンダ付けだけ。
  • 7月に新しい赤道儀のために安いオートガイダー(副望遠鏡の星像をカメラで捉え、視野から外れないように望遠鏡のモーターを自動的に制御する装置)を購入。ビクセンのDD-3コントローラーがこのオートガイダーを使えることがわかったので、モーター駆動回路の検討を中断してアマゾンからDD-3を約15000円で購入。ハンダ付けはしないことになった。ここいらへんから深みにはまってきているね。
  • GP赤道儀の赤緯体はウォームギアによって144分の1に減速している。そこでモノタロウから60分の1ウォームギアと2個の平歯車(10歯と24歯)を購入し、同じ減速比の組み合わせ(60X2.4=144)を作る。


  •  左がビクセンのMTモーターと歯車部分。ギアボックスの強度が不足しているせいか、一定周期で異音がする。要改善。
  • ギアのかみ合わせの調整は難しい。かなり精度も要求される。僕の経験値が最も足りない分野。
  •  フォークと駆動部は3DCADで図面を起こし、要所は3Dプリンタの出力に頼る。出力は時間がかかるし、強度も大して期待できないから、アルミアングルや既製品をなるべく使う方針へと徐々に設計変更。
ヤフオクでフォーク用部品を購入するまでは、下図のような試作を行っていた。いちおうの組立までこぎつけたのだが、すてきなフォーク経緯台用の部品が手に入ったので没とした。形は面白いのだけどね。

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