2012年12月9日日曜日

コリメート式に適した接眼レンズとは


 11月24日のデジスコテストで、何種類か手持ちの接眼レンズを試してみようかなと思ったわけです。この時使ったのはビクセンのLV25という接眼レンズでした。焦点距離25mmのアメリカンサイズ(1.25インチ規格)、明るくて覗きやすい、僕の最もお気に入り。
今日はほぼ同じ焦点距離の26mmですが、2インチ規格の大型接眼レンズSWA26を使ってみます。この接眼レンズにヨロイのようなカバーを装着して、望遠鏡とカメラが取り付けられるように工夫しました。
 実際にLV25とSWA26をほぼ同じ条件でSD66望遠鏡に取り付けて撮影してみたのが左。(図中のSWA25はSWA26の誤り)
SWAの方が周辺のケラレが目立ちますが、発色はLV25よりも良い様です。いいかげんな試行なのでまぁあんまり差は無いかなというのが総合的な印象。
顕著な差が無ければ、わざわざ重たい2インチを使う必要は無いなぁ。

 1.25インチ規格の接眼レンズ3種類を比較しました。LV9,LV15,LV25と、全部ビクセン社のものです。カメラ側のズームレンズを150mmまで伸ばすとさすがにどれも暗い。実用になるのは広角側の40mmあたりと考えれば15mmが使いやすいかもしれない。
 9mm(LV9)は少々焦点距離が長すぎるので、25か15かというところ。
左は11月24日のカワセミ(LV25)と今日のカワセミ(LV15)の等倍切り出しの比較。上下の画像の縦横は同じピクセル数になっております。
振り回し用のEOS7d+EF400/5.6は、焦点距離400mmテレコンバーターを使って560mmになりますので、デジスコシステムはこれらよりも、もう少し差が大きいほうが良いでしょう。
LV15を使うことにしましょうか。
カワセミ君の目の光も写ってるし、羽の構造もそこそこわかります。この写真は下にも掲載しておきます。
そういえば、LV15は昔の天文雑誌の比較テストで、かなり高い評価を得てました。カメラ側レンズはED40-150ズームなので、1000mmから3800mmの望遠になります。
 これはおまけですが、EOSのビデオ機能を使って撮ったものです。一眼レフのビデオ機能は解像度が高く、レンズも優秀なのだから綺麗な動画が撮れるはずで、この動画から静止画(jpeg)に切り出してもそこそこなんだろうと考えられる。
左はEOS7d+EF400/5.6で撮った動画からの切り出し。やっぱりちょっともこもこした絵ですが、400mmではちと厳しい距離ではありました。とは言え、シャッターチャンスはけっして逃さない方法です。研究の要ありかな。

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