2013年6月14日金曜日

ルーブル



 オルセーを駆け足で見てからルーブルへ。どうせ全部見ることはできないのだから、「行ったことある」と後々言えるように有名どころをおさえておくことにした。
ダノン翼と呼ばれるブロックには、ミロのビーナス,モナリザ,サモトラケのニケがあるので、まぁ美術の教科書に載っているものは見てきました感が充足。
 これは何なのだろう。ファッションの街パリのお針子さんが上達を願って習作を積み上げる信心のようなものなのではないかと考えたのだが、帰ってから調べると「ぼろ布のビーナス」というミケランジェロ・ビストレットさんの作品なのだった。社会的メッセージというか、寓意のようなものがぼろきれにあるらしい。

もともと宮殿だったのだから、美術作品だけでなく建物自体も美しいところがたくさんある。
 2012年に中庭に設けられたイスラム館。入り口のピラミッドもそうだが、シャープで近代的なものが遺構の間から少し顔をだしているという感じでまとめている。
イスラム館にあった扉。
僕は明るい向こう側をうかがわせる、こんな感じの光景がえらく好きらしい。なんか明るい未来に向かって扉を開こうよという感じがするでしょ。
下は宮殿の中から見たピラミッドの先端。
結局ルーブルにも1時間ちょっとしか居られなくて、やっぱり駆け抜けてしまったわけなのだが、大変な数の人間が大変な量のエネルギーを投下して作ったものがものすごくたくさんある場所であることはわかった。そのオーラのようなものにあてられてしまった。
【6月21日 記ス】

2 件のコメント:

タカツキのイカ さんのコメント...

いやー走ったねー!!私はゆっくり鑑賞すると1週間掛かるとオーバーに言う人も居るルーブルを半日掛けて見たっけ。それでも随分と急ぎ足で、記憶に残ってるのはミロのビーナスとモナリザ位。モナリザの前には沢山の人だかりが出来ていて、大分時間が掛かりイライラしたっけ、意外に小さい絵でビックリしました。どうしてもエジプトのツタンカーメンの黄金のマスクを見たかったんだけど駄目だった。後年、京都で見て満足したけどネ。

besuke さんのコメント...

モナリザが日本に来たことがあって、上野の西洋美術館の周りをぐるぐる行列ができました。今回は美術品をじっくり見ることはあきらめて建物を見てきました。