2009年8月1日土曜日

やっかいな代物



今週の話。会社の近くの望遠鏡ショップに昼休み立ち寄ったら架台の不具合からセット販売ができなくなった望遠鏡の鏡筒だけが安売りされていた。口径102mmのマクストフカセグレン。2枚の反射鏡と補正レンズを組み合わせて、全長300mm程度なのだが焦点距離は1356mmもある。セットをばらして売らざるを得ないのは、輸入代理店が倒産して交換部品の調達ができないから。持ち帰って鏡筒の背面にあるカメラを取付部分の穴径が特殊であることに気がついた。手持ちの部品はすべて使えない。ネットでアダプタを探してが国内には在庫が無い。輸入代理店が無くなったのだから今後入荷の予定はどこも無し。しかたなくアメリカの望遠鏡ショップから買おうとしたのだが、送付先は米国国内に限定されているようだ。精密光学部品だから戦略物質なのかなぁ。米国在住者に転送を頼むか、NC旋盤加工ができる業者にアダプタを作ってもらうか...色々考えたけど、結局手持ちのカメラアダプタを接着剤で貼り付けるという暴挙を選択。一眼レフは重いから接着がはがれてカメラが地面に激突するかもしれない。命綱を付ける必要があるね。とりあえずカメラを手持ちして鏡筒の後ろに置いて月を撮ってみる。だいたいの距離のあたりを把握して、適当な部品を選んでくっつけました。写真は貼り付け後のもの。付ける前に撮っておけばわかりやすかったかな。

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