2011年4月15日金曜日

神田明神裏参道

神田明神の裏参道はビルの谷間に在る。
都心の地べたは貴重だから、急峻な崖地であっても建物である立方体が表面を隙間無く覆い尽くして、モザイク模様をなしている。
この裏参道は江戸の昔からこんなに急な階段だったのだろうなぁと思いつつ、幾何学的な構成の頂上に明神型の鳥居が鎮座まします光景は面白いと思ったりする。そういえば明神下には平次親分が住んでおられたことになってたな。

実際のところ、こうした光景は都内では珍しいものではなくて、都市化の過程でモダンなモチーフを取り入れたり、窮屈そうに生き延びていたりといった興味深い姿をあちこちで見ることができる。
 神田川は緑色によどんでいるから綺麗とは到底言えないのだが、ここ数日は写真に写したものが不思議に美しいと思うようになった。桜の花びらがたくさん流れてくると、水面の表情は複雑な多彩を見せる。
CASIOのFC150のハイスピード連写を使って1秒分の動きを撮り、一番面白い模様になったところを選んだ。

今日も仕事があって神田周辺を出歩いたが、水の汚さから赤潮のようだという人も居る水面が見えると、足をとめてシャッターを切りたくなってしまう。橋の欄干の一部が構図に入ると面白いかなと思って撮った一枚だが、改めて見ると大して面白くも無い。
そこでいつものPhotoshop。欄干の下端が中央にくるようにスクロールし、その複写を作って反転させて重ねると、なにやら不思議な人工物のようなものができて、90度回転させたら左のようになった。画像をこねくりまわして出来上がったものがナンなんだと言われても困るんだが。

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