2011年8月6日土曜日

ポータブル赤道儀を作りたい


 上は朝のびーさんで見つけた鳥の羽。ムクドリの大雨覆とかなんとかではないかと思う。出際に家の外壁に手のひらほどの大きな蛾がとまっていた。後で調べたらオオミズアオ。ひどくヨタヨタした感じで動きが鈍い。夜明けの繁華街をけだるく歩いている遊びすぎた若者といった風情ですか。
すぐそばには羽化したばかりのツマグロヒョウモン雄が居て、完全に翅が乾いたら飛び立てるぞというところ。
こっちは健全な若者といった..(もういいか)。

ポータブル赤道儀という道具を作ろうと思い立った。星の写真を撮影する場合、長い露出をすれば暗い星が写るが、固定したカメラでは地球の自転によって星像が流れてしまう。そこで左図のように地軸に平行にした軸にカメラを載せて、この軸を自転と同じ速度で逆回転させると星の動きを止めることができる。この仕組みの望遠鏡の架台を赤道儀と呼ぶ。
以前からベランダ用の小さな赤道儀が欲しかった。ベランダ観望は見て楽しければ良しなので、それほどの精度を求めない。作ろうと思い立ったのは、シンクロナスモーター(下図C)を秋葉原で購入したから。このモーターは家庭用コンセントの100V交流で1分間に1回転するようにできている。地球の自転は24時間で1回転だから、24(時間)x60(分)=1440分で1回転している。シンクロナスモーターの回転を1/1440に減速すれば、地球の自転と同じ速度で回転する軸が得られることになる。
タミヤ模型が販売している遊星ギアボックス(下図A)は1/80の減速機になり、同じくタミヤ模型のハイスピードギアボックス(下図B)は1/18の減速ができることがわかった。18x80=1440だから、この2つを組み合わせれば1/1440に減速できることになる。これらは先週から少しずつ購入しておいた。ここまでで3~4000円くらいだ。
さて、作ろうと思ったら、タミヤのギヤボックスは2mm径のモーター軸をもらうように出来ていて、3mm径の軸に減速した回転を出力するように出来ている。2mmと3mmの軸をつなぐカプラーが必要になる。3mm程度の回転軸にカメラや小望遠鏡を載せるわけにも行かないから、6mm径のボルトに載せることにして、このボルト軸にプーリーでベルトドライブすることにした。
しかたないなぁ、休日だけど秋葉原まで買出しに行ってきたよ。そんなわけで今日はギアボックスの組み立てまで。

 

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