2015年10月31日土曜日

K-5IIsとオールドレンズ


 中古のペンタックスK-5IIsを購入。なんでまた、という言い訳が必要な気がするので備忘として、

  • デジタルカメラの撮像素子には通常ローパスフィルターが前面に取り付けられているが、このフィルターが無いと赤い星雲が良く写る。ローパスレスでありながら高感度に強く、天体撮影に向いている。(はず)
  • 暗いシーンにおけるオートフォーカス検出精度が向上しており、以前購入したAF1.7アダプタが使える望遠鏡が増えるので、長焦点で軽量な半自動フォーカスの構成が組める。野鳥撮影時の機材選択肢が増える。(はず)

厚い雲が全天を覆って試行日和とは言いがたいが、以前にコレクションした古いペンタックスレンズでテスト撮影。
左で使ったレンズはPentax-M 50/1.7。合焦サインが出るのでマニュアルフォーカスでもあまり困らない。
久しぶりに50/1.7を防湿庫から出して、しみじみ点検すると内部のレンズのバルサム(レンズを貼り合せる接着剤)が痛んでいた。Pentax-Mの中では一番のお気に入りだったので悲しい。
 Pentax-M 50/1.7に、オートフォーカスアダプターを付けたのが右。半自動の合焦になるのだが、焦点距離は1.7倍に伸びて85mmになってしまう。
ギーコギーコとモーター音がうるさいが、ピントはちゃんと出ている。よしよし。
 Pentax-M 135/3.5 にオートフォーカスアダプタを付けたのが左。1.5mくらい離れないとピントが合わないが、28mm,50mm,135mm,200mmと試用した中では一番扱いやすかったような気がする。下の写真もこの構成によるもの。
K-5IIsは良いカメラだと思う。設定を切り替えるスイッチがいい場所に配置されているので使いやすい。さすがは老舗。
オールドレンズではローパスレスらしいシャープな写真は撮れない。しかし併用したオートフォーカスのキットレンズ18-50DALよりも味のある絵になるような気がする。レンズ径が大きいのでボケが良くでるからだろうが、古いレンズにはオーラのようなものがあるという思い込みもあるんだろうね。
K-5IIsの高解像を試すことができるレンズが無いのが残念...あ、危険な感じ。

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