2014年5月23日金曜日

焦点距離をちゃんと計算してみる

先週末にBORG100EDに、いいかげんに凸レンズを組合わせて撮ったら、焦点距離が短くなりすぎてしまった。ちゃんと考えることにしよう。
ハチゴローの通称があるCANONの望遠レンズに800/5.6Lというのがあって、価格ドットコム最安値は現時点で138万円である。これと張り合うのは恐れ多いが焦点距離800mmくらいを狙うことにしよう。たぶん使いやすい長さなのだ。一番性能が期待できる手持ちのレンズはBORG100ED。これをペンタックスのオートフォーカスアダプタで半自動フォーカスにしようとすると、このアダプタは焦点距離を1.7倍に引き伸ばすものでもあるので、800÷1.7=470.6mmのレンズが必要になる。
BORG100EDの焦点距離は640mmだから、たまたま自作望遠鏡のためにストックしていた焦点距離の長いレンズ:80ED f=930と組合わせて焦点距離470mmを作ろう。
2枚のレンズの合成焦点距離を求める式が下図の(1)式で、これをレンズ間距離dで解くと(1)'式になる。2枚のレンズの焦点距離f1f2と目標の合成焦点距離fを代入すると、dは約300mmになった。
前側のレンズの主点から焦点までの距離L=540mmを求めて、この値をたよりに、ありあわせの部品を使って、近いレンズ配置の望遠レンズを作ったのが上図。この週末に使ってみようと思うのだけど、本当に800mmくらいになったのかなぁ。


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