2014年5月11日日曜日

メリケンキアシシギ


 メリケンキアシシギである。左の写真に小さく普通のキアシシギを入れて並べているが、大きな違いは腹部が白いか縞々なのかなんである。渡りの季節に見る事ができるが個体数が少ないそうだ。
 昨日チョウゲンボウを撮っていたら、たいそう大きなレンズを持った人が現れた。地の人ではないらしく、チョウゲンボウの巣をご存知無かったので教えてさしあげたのだが、巣と反対側のテトラポッドの上に居たキアシシギを熱心に撮りはじめた。あれはキアシかと聞かれたのでそうだと応えるやりとりもあったが、やがてキアシシギを追いかけて居なくなってしまった。
 家に帰ってから、あぁメリケンキアシシギを探しに来ていたのだなと気がついて、数年前に聞いていたスポットに今日はまず出向くことにした。到着したら地の方が数名居られてすぐにわかった。例年必ず見る事ができるわけでもないそうで、苦もなく撮り始められた私は大層ついているということか。

キアシシギがフナムシを食事するところが撮りたくてしばらく待っていたが、いっこうに気配が無いのでチョウゲンボウスポットへ移動。今日はロードバイクをこぐのが気持ち良い陽気。
右は雄が捕らえた小鳥を雌が取りに行くところ。雄の得意そうな顔がかわいい。
 今日のテストは、GEOMAED52Sを14倍のスコープにして、E-PM2側のレンズに45/1.8を使ってみるというもの。拡大率を欲張らずに画質にこだわりつつ小型軽量の構成。昨日のズームレンズより小さくてFが明るい。
ビューファインダーの液晶画面を拡大してスコープのピントを調整し、最後のツメはレンズのAFに任せる作戦だったのだが、良い結果は得られなかった。右は遠景で比較したもの。35mm換算すると2倍くらいの焦点距離になっているわけだから、同等を求めるのもちょっと厳しすぎるということか。値段相応と言ったら面白くもなんともないのだが。対象を同じ大きさにトリミングするとEF400が圧倒的に勝っている。
約30m先にとまった鳩よりちょっと大きいチョウゲンボウを明瞭に捉えたいという積年のお題において、EOS7d+EF400/5.6Lは距離的にぎりぎりの感じなのだ。動いている対象は優秀な追尾型AFが必須だが、とまっている対象なら拡大率の大きなデジスコに分があるのではないかと考えた。そこそこ使いやすくて小さい軽量システムとして、今日のは結構いけてる構成だったんだが、やっぱしレンズ径のもう少し大きい望遠鏡で試すかなぁ。ここ数年、同じところをぐるぐる回っている感じ。

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