昨日ほど早く帰れなかったが、勤め先を出た時は、未だ空は冴えた藍色だった。帰って再び月を撮る。2日続けて同じような事をやっている。
月の下側にティコ(Tycho)という大きなクレーターがあって、右上にある「湿りの海」にガッセンディ(Gassendi)という、やはりよく目立つクレーターがある。その間に、「恐怖の湖(Lacus Timoris 英名Lake of fear)」と、「病の沼(英名Marsh of Epidemics)」がある。
なんでこんなネガティブな名前が付けられたのだろうと思って調べたがわからない。だいたい月の地名って適当な感じがする。行った事の無い場所に命名するのだから、まぁ思い入れが無いことは想像がつく。
カメラ趣味が高じて、交換レンズの購入におぼれることを「レンズ沼にはまる」と呼ぶのだが、「病の沼」から連想してしまった。この病の沼にはまっていることが露呈すると、家庭が恐怖の湖に変わるということか。私の手元にも使わないレンズが何本かあるが、まだ病というには程遠いレベルだと思っている。
こうした不幸な感じのする地名から、「月は地獄だ」というキャンベルのSF小説を思い出した。月面上で遭難し、サバイバルするお話。少年期だったか青年期だったかずいぶん昔に友人に勧められて読んだ。昔の事は良く覚えているって老化っぽいかも。次の新月は月末の29日あたりだったはず。星の写真を撮りに行きたいね。今日の写真は昨日と同じ機材だが、コントラストを少し強めにかけた。
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