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2019年4月21日日曜日

釧路湿原

 釧路に所用あって日曜日に前泊することになった。羽田と釧路のANA便は日に3本しか無いので、正午過ぎに入るものを選ぶと時間が余る。空港でレンタカーを借りて釧路湿原を散歩することにした。
最高気温8度だが、陽ざしもあって歩くと少し汗ばむ。
ちょっと大きめの鳥が見えたので、ファインダーで捉えるとアカゲラだった。


 これはゴジュウカラ。北海道ではけっこう見かける鳥なのかな。枝に居たのが私に驚いて地上に降りた。あまり怖がらない。きれいな青。
 手前の枝が顔にかかっているのが残念だが、カシラダカである。
 コガラも居た。私に気付いているのだが、怖がらない。こちらを無視してひたすら食事をしている。
苫小牧でも見かけたキバシリ。ちょっと逆光気味なのが良い感じ。けっこう距離があったけど何とかなったという一枚。

2016年2月6日土曜日

八ヶ岳の鳥さんたち


 八ヶ岳の最終日。ホテルから新宿までの直通バスを夕方に予約しているので、それまで時間をどうつぶすか。
井富ため池と飛沢ため池というところがホテルから徒歩圏内に在って、山梨県の探鳥地として名前があがっているので、この2つのため池を目指して散策することにした。上の写真はコガラ、左はアトリ。
 イカルを見ることができた。くちばしの大きい日本鳥ばなれした容貌である。拙宅近傍で見る事はまず無いから、ちょっと嬉しい。
 川向こうに認めたカケス。非常に遠いので鮮明ではないのが残念。
2つのため池とホテルの間は別荘地になっている。ため池から戻る途中の別荘地でも種類豊富な小鳥を楽しめたのだが、別荘地の常で、私有地と公道の区別がよくわからない。抜け道だと思って入った小路で小鳥を見かけて撮っていたら、住民が出てきてひどく怒られた。
 まぁ私も自宅の庭に勝手に見知らぬ人が入ってきて写真を撮っていたら怒るだろうな。
カシラダカ(左)はよく見かけた。シジュウカラやコガラも少なくない。ホウジロも珍しくない。
アカゲラに会えないかと期待していたのだが、ドラミングの音さえ聴けなかったのは残念。
下はベニマシコの雌だと思う。マシコの名の由来である赤い顔をした雄にも会いたかったね。

2013年11月5日火曜日

大阪城公園


大阪での打ち合わせが午後からできたので、約束の時間より2~3時間早く大阪入りすることにした。大阪城公園では多くの野鳥を見る事ができるらしいというネット情報に惹かれたからなのだが、思いっきり早出になってしまったのでけっこうつらい。
着いて早々にモズを発見。聞きなれない声だったのでとりあえず撮ったのだが、カメラの液晶画面を拡大したらモズだった。百舌というだけあって色々な声が出せるのだろうが、この季節は縄張り宣言の高鳴きをするそうだ。
こういうところには何か居るのだよなという勘のようなものが最近は働くようになってきて、目をこらしていたらアトリを見つけた。帰りに同じところを通ったら、バーダーらしき人たちが三脚をセットしていた。この木がスポットなのだね。
 公園内の梅林でみかけたカシラダカ(だと思う)。残念ながらピントが甘い。背景はたいへんよろしかったのだが。
 ジョウビタキに2回遭遇した。胸の模様が違うから別の個体である。やはりバーダーさんたちが日頃から狙っている場所だったようで、ジョウビタキの方も慣れた感じ。
下は公園内で見つけたテングチョウ。
結局、大阪城の外堀にそって駆け足で一周してしまった。周囲は修学旅行生と中国語の集団でそこそこの賑わい。珍しいという鳥には遭遇しなかったが、日頃行っている近所の公園よりははるかに種類が豊富で楽しめた。背景がきれいで写真整理も楽しい。

2012年11月10日土曜日

キクイタダキ(菊戴)に会う


 キクイタダキという鳥である。漢字で書くと「菊戴」。撮った時はコサメビタキだろうかと思ったのだが、帰ってから頭頂部の黄色を確認してキクイタダキであることがわかった。日本で見ることができる最も小さな鳥だそうで、確かに小さかった。
 三男の金管八重奏を聴きに八千代の上の方まで出かけたので、帰路遠回りして印旛沼に出た。運がよければ猛禽が見れるかと思ってのことだが、猛禽には振られたものの思わぬ収穫。
印旛沼にはさすがに家の周りでは見ることができない鳥が居るなぁと改めて感心。左はカシラダカかな。八ヶ岳以来だ。
帰ってから夕方のびーさん。いつもの公園ではオナガが水浴びをしていた。呼応の構図は偶然なんだがオナガは綺麗だね。

2011年10月29日土曜日

御所湖に行く

岩手県の御所湖というところに行って来た。出入り先の研修会で一関まで出たついでに、終了後の翌日に盛岡まで足を伸ばす。なんで十和田湖ではなくて御所湖なのか。別に大した理由は無いのだが、ここで野鳥を撮っている記録がネットにあったのと、行楽客が少なそうな方が良いというくらいの気持ち。 
朝はたいへんな濃霧で、カラスを撮った8時頃は視界数十メートル。外国の魔女が出てくる童話には、カラスに変身させられた王子たちや弟子たちが出てくるんだが、そんなことを思い出させる風景。

9時すぎに晴れてきて、湖岸でカシラダカを見つける。モヒカン風の冠羽が特徴で全体にまるまっちぃ。この鳥を見るのは八ヶ岳以来。
トビも居る。2羽が寄り添っているのが珍しいので撮る。つがいなのか兄弟なのか。たまたまなのか。ずいぶん長いこと一緒に居た。
一羽が離れてしばらくするとピーヒョロと呼び合って仲が良いからつがいなのかなぁ。

小川のほとりでホオジロを見つける。珍しい鳥では無いが、この鳥も家の近くでは見ることが無いからちょっとうれしい。このあたりから足どりがちょっと頼りなくなってきた。この時点でまだ午前中なんだが..2時間以上歩きっぱなしだ。
この1枚はだいぶトリミングしたのだが、ホオジロはススキのような植物の何かを食べている様子。小川にカワセミが居ると宿の人に聞いていたのだが、初めての場所でそうそう都合よく現れるもんでもないだろう。
湿生植物園に行くとキセキレイを見ることができた。この鳥は今年の1月に多摩川で撮っているが、こちらのは黄色部分が少ない。個体差なのか
植物園の園道を散策中にシジュウカラとヤマガラの群れに出会う。ヤマガラも交野山以来で久しぶり。
ダムまで歩いて力尽きた。1時間に1本の路線バスがちょうど来るようだから、これに乗って帰ることにする。車が無いと不便だが、徒歩でないと味わえないこともある。
御所湖散策の道すがら、頭の中を去来したのは昨日見た宮沢賢治の肖像写真。Wikiで宮沢賢治を引くとこの写真が出ている。腕を前で組んで椅子に少し横向きに座っている。この写真の賢治のまなざしが私の小学校の恩師に似ているのだ。恩師も岩手の人だった。東北人の気質を説明する時に我慢強いという形容が良く使われるが、我慢とは自分を殺すことである。創作をする者には本来似つかわしいものではない。このまなざしには自己表現と抑圧の葛藤のようなものを感じる。
恩師がこのまなざしをする時は、私は相手の真意や言葉の裏を読もうとしているのだと感じた。良く考えてから自分の言動を決めたい。そう言っているようにも見えるし、相手の言い分は受け入れるに値するのだろうかと言っているようにも見える。そんな斟酌にあることを相手に強く訴えつつ、ある種の諦観のようなものを含んだ目だと思う。
大学時代も勤め先でも、私は比較的東北出身の方とは親しくなり易く、うまが合うのだが、この恩師は苦手だった。

2009年1月21日水曜日

八ヶ岳に行く(その3)

なだらかな斜面に別荘地が広がっている。ホテルから斜面をゆっくりと下って行く。シジュウカラの集団を撮るでもなくぼんやり眺めていると目の前は蕎麦店だ。「さかさい」と看板にある。のれんを出す主人と目があったので軽く会釈する。いい時間だからここで昼食にしよう。3品目しか無いメニューから鴨せいろの大盛りを頼んだ。鴨肉がふんだんに入ったツユが実に美味い。しかし野鳥観察者が鴨など食していいのか。そういえば昨日神社の堀で君の仲間に会ったぞ。


頭部の冠が特徴のカシラダカ。腹部の赤色が鮮やかなヤマガラは蕎麦店のすぐ近くで遭遇。これだけユニークな特徴があればまちがいようも無い。


小さな畑にホウジロらしき(実はよくわからない)小鳥がツグミと小さな集団を作っていた。


来た道とは別ルートをとりながらだらだらと坂道を上り、ロイヤルホテルを通り過ぎてさらに登る。低い竹やぶの中にシジュウカラのシルエット。遠くの大樹にはアカゲラがとまっていた。不思議な色彩をした大型のキツツキだ。ピントが甘いのがくやまれる。
気がすんだのでホテルに引き返すべく、こんどは坂を下る。ペンションが立ち並ぶ中にcoffeeの看板を出している一軒に強く惹かれるものがあった。この下手な写真はあまり良く語らないが、丁寧な検討を窺わせる緊張感とでも言ったらいいのかな、魅力的な小宅。北欧風の意匠なのに近づくと屋根が茅葺ではないか。ただものではないぞ..というわけでここで一服する。煙草も吸いたいし奥さんにお願いして庭のテーブルでコーヒーを頂くことにした。通りすがりのわがまま者に奥さんはテーブルクロスを広げ、寒かろうとご主人は暖めた座布団を持ってきてくれる。大変恐縮、しかし至福の時間を頂いた。お話によればアイルランドから職人を呼んで屋根を葺いたとか。それにしてもコーヒーがまたおいしい。日本ってすごい国なんだと改めて妙な感心をしてしまう。ちなみにこの店はCafe Antibes(カフェ・アンティーブ)。守屋良介氏の名前でググると、この家の建設に関する本が見つかる。