2013年4月21日日曜日
ジンバルのバランスをとる
冷たい雨の中、びーすけの朝の散歩を手短に済ませて、作業小屋にこもる。昨日ホームセンターで購入したテーブルの脚と思われる部品を2つに切断する。この脚は中にM8のズンギリボルトが仕込んであるのだが、まさか貫通はしていないだろうと中央にノコをあてた。案の定真ん中には達していなかった。よしよし...
左は今日の夜に撮影した組み上げ図。テーブルの脚は、望遠鏡を振り回すもち手(パンハンドル)と、先端の重し(バラスト)になった。両者は直径8mmの真鍮パイプでつながっている。
先端のバラストは2種類作ってみたが、テーブル脚を使ったものは格好は良いのだけど大きすぎて望遠鏡の視界に入ってしまいそうだ。そこで邪魔にならないように斜め下向きにしたものも作ってみた。
ハンドルの手元には機械式レリーズを取り付けられるようにして、ハンドルを持ったままシャッターが切れるようにした。
この写真では良くわからないが、望遠鏡を載せている台は、ブランコのような機構になっていて(ジンバル式というそうだ)、前後の重量バランスがくずれていると非常に使いにくい。バランスをとるために望遠鏡の取り付け位置を前にずらすと合焦ノブがぶつかってしまうから、前方に重しをつけなくてはならなくなったのだ。
あまり重たいものを持ち運ぶのは嫌だと考えると、テコの原理で支点から遠くにオモリを付けることになる。しかしこうすると全長が長くなってしまうから、やはり持ち運び上は不都合だ。ここいらの妥協点をこれから見つけなくてはならない。 少々重くなっても短い方が良いような気がする。
左は今日アマゾンから届いた「骨伝導式ヘッドフォン」である。頭蓋骨の模型に装着してみたところ。
雨のあがった夕刻のびーさんでこれを装着して歩く。確かに耳の負担は無いのだが、耳穴の前の骨に振動子を押し当てているので、長時間ガムを噛み続けたような疲労感が残る。振動子をあてている場所がずれると音の印象が変わるような気がする。口を大きく開けて音楽を聴いてみると、あきらかに音が違うのが面白い。口を開けたまま長時間音楽を聴くのは不自然で、見た目もよくないから、これは推奨される使用方法ではない。
骨伝導ヘッドフォンを装着した人の頭に頭をくっつけると振動が伝わってくるのではないかと考えて、実験してみたが聞えなかった。かなり音量をあげればとも考えたが、体に悪そうなので止めておいた。うまく行けば、頭蓋骨を接触させると音楽を共有できるのはラブラブな感じでなかなか魅力的な光景だと思うのだが、道端で情報交換しているアリンコのようにも見えるだろう。いろいろ考えさせてくれるデバイスではある。
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