土曜日の夕飯後に、車で50分くらい遠征して星の写真を撮った。ローパスレスに改造したKissX2を、簡易赤道儀のポラリエに載せて「暗い赤色の散光星雲」を狙う。
1分程度の露出を3枚撮ったものを合成すると、なんとか暗い赤が浮かび上がってくる。ふーん面白いじゃないの。お手軽にこんなものが撮れる時代になったのであるなぁ。
上は「薔薇星雲」下は「燃える木」と「馬頭状星雲」である。下は少し星像が流れている感じ。ピントも少し甘い。
このカメラはフィルターを取り除いたために、通常の無限遠位置よりさらに外側にピント位置がくることになった。多くのレンズはオーバーインフと呼ばれる遊びがあるのでマニュアルではあるがピントを合わせることができる。しかし、手持ちのトキナーAT-X 11-20PRO 広角レンズは、オーバーインフが無いためにピントが合わせられない。ピントリングを一杯に回しておけば無限遠に合焦して大層ラクチンだったのだが、こういうデメリットがあるとは思わなかった。
ピント合わせは、X2の液晶画面を拡大して感覚的に決めているのだが、ポラリエのようなユラユラ揺れる架台の上では、ピントリングを回すのも一苦労である。
農道を外れたところに車を置いてお店を広げたが、足元が少し柔らかかったのも極軸ズレを起こして星像を流れさせた可能性がある。180mmの望遠レンズをポラリエで使うのは、300mmでもできないことは無かったのだが、無意味に失敗の可能性を大きくしている。
星の写真はひとつひとつ問題を解決しながら前進させてゆく遊びなんだねと改めて思う。まぁ嫌いじゃないけどね、こういうの。
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