2019年10月27日日曜日

都井岬


 内之浦観測所の見学が午前中に済ませたので、ゆっくりと海岸線を北上して宮崎空港を目指すことにした。


 内之浦から志布志湾をぐるっとまわると串間市に出る。盲腸のように飛び出した小さな半島の先端が都井岬。
ここは馬が放牧されていて、車道にも数頭がのんびりと歩いていたりする。まさに牧歌的な風景を楽しんでいたら、頭上にミサゴが飛んでいる事に気がついて緊張する。
 のんびりできない気質なのだろうか。
 都井岬の先端には灯台があって、上ると広がる太平洋が、気持ちの良い開放感を満たしてくれる。
視線を下すとトビが居た。飛んでいるトビの背中を撮ることができて嬉しかったりする。ゆっくり風景を楽しめない残念な気質。

長坪シェルター


 故池辺陽先生の設計による内之浦宇宙空間観測所と長坪シェルターを見る機会を得た。
観測所(一番下の写真)のロケット組立場は、有刺鉄線で囲まれて中に入ることができない。
 遠巻きにしばらく眺めてから、守衛さんに長坪シェルターの場所をたずねるたものの御存じない。しばらくねばったら周りに居られた別の方があれかなぁと仰ったので、ネットの写真をお見せしたら心当たりがあるとの事。
このシェルターは、ロケット発射施設の一部として地域住民の避難所として作られた。ロケット燃料の変更のため使われなくなり、荒廃してしまっている。
この型枠はどうやって作ったのだろうと考えさせるユニークな外観。施錠されて入ることができなかったが、汚れた小さな窓から1枚だけ内部を撮ることができた。