2014年9月7日日曜日
ツマグロたちとの週末(後編)
朝からの雨で、羽化したばかりのツマグロたちは翅を乾かすことができない。気温もあがらないのでじっと耐えている。今朝は10頭くらい羽化したのではないだろうか。
こやつは朝から同じ場所で全く動かない。玄関前の人通りの多いところなので避けて通っていたのだが、半日ほどで翅を横倒しにして倒れてしまった。触角にさわっても動かないから、死んだのだろうと考えて標本になってもらうことにした。(家人は標本嫌いなんだよな)
展翅台をバルサで急遽こしらえて、台の上に載せようと手のひらに載せたら..動く。死んでないね、おまえ。
というわけなので、標本化ではなくレスキューということになって、砂糖水を飲ませることにした。なんかもうダメっぽいんだが、明日まで様子を見ることにしよう。がんばれ!
標本が手に入らないことになってしまったので、しかたなくというわけでもないが、芝生の上に落ちていたアゲハの翅の一部を
顕微鏡で見てみたのが右の写真。
鱗粉というだけあって、ウロコ状のものがびっしりと並んでいる。欠落している部分が多いけど、これは芝生の上で長いこと放置されていたのだからしょうがない。
こういう厚みのあるものの撮影は落射撮影の方がいい感じに撮れるのだけれど、お手製落射照明の白色LEDのせいなのか、全体にブルーがかかった不自然な発色。
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