2014年10月13日月曜日

3120回の憂鬱

台風19号が接近していて朝から小雨模様、昼過ぎから本降り。朝のびーさんはびーすけのノリが悪くて、目の前公園の途中で引き返すことになった。
こういう日は作業小屋にこもって階段照明作りの続きをやればいいのだが、なんとなく集中力が無くてロクな事にならなそうな気がして止める。借りてあったDVD「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を観る。いい話なんだがこれまた暗い。
 一日中夕方のような暗さだと気が滅入る。休日の夕方は子供の頃から気分が落ち込むことになっていた。昨年10月6日の日記もそんなことが書いてるから、メランコリーな秋は、さらにその傾向を強くするらしい。
 休日という概念は学校にあがるまでは無かったわけで、ここまでの人生において、この就学前の数年間が最も幸せだったような気がする。学校は好きでは無かったがそれほど嫌いだったわけでは無い。任された仕事の中に楽しみを見出す才能はけっこうあるほうだと自負しているから会社勤めもそんなに嫌いではない。しかし、明朝決まった時間に学校や仕事場に行かなくてはならないという事を休日の夕刻は思い起こさせる。これが気分が落ち込ませるらしい。また休日前に考えていたあれもやりたいこれもやりたいが叶わなかったので落ち込むという事もあるんだろう。
 6歳頃から学校に行きはじめて、予定通り65歳で定年退職するとすれば、約60年間は休日のある暮らしになるから、年間約52回はこうした休日の夕刻を経験しなくてならない。つまり一生の間に、60x52=3120回経験をすることになる。今日はその3120分の1。

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