2017年2月12日日曜日

シモバシラ


 高尾山にシモバシラを見に行った。シモバシラはシソ科の植物の名前であって、日頃使っている霜柱ではない。この植物が冬に作る氷を見に行ったのだ。
 シモバシラは冬に枯れるが多年草なので根は生きている。根が吸い上げた水が、枯れた茎の導管に上がってきて、茎の割れ目から凍てた大気に触れて氷になる。この氷が成長して不思議な形を作る..ということらしい。

 見れる場所は知っていたのだが、登山道の途中に居られたボランティアのガイドにシモバシラを尋ねると、シーズンは終わったので見られないとおっしゃる。
来年のために下見は必要だから、その場所に行ってはみたもののやはりそれらしいものは発見できない。今回はだめらしいと道を戻り始めたら、通りすがりの方が写真を撮り始めたので、話しかけるとこれがそうだと教えてくれた。

写真や解説を事前に確認してはいたのだが、やはり教えてもらわないと見過ごしてしまう。シーズン終了間際で氷柱が小さい、残雪によって多くが雪の下にあるらしいなど条件は良くなかった。また、植生保護のために歩道からの撮影に限定されているので、腕をいっぱいに伸ばしたライブビュー撮影だから歩留まりが悪い。鳥撮もあるかと考えて望遠も持っていたのだが、400mm最接3.5mでは、距離が中途半端で使いこなせなかった。
今日は好天に恵まれて、遠望する富士山も綺麗だった。鳥さんは見られず望遠レンズは重たいだけ。

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