月に大きな暈(かさ)がかかっている。適正な露出がよくわからないので、とりあえず色々なパターンで撮って一番見た感じに近いものを選ぶ。暈があまりはっきりしないが、これ以上ゲインをあげると月が膨張してしまう。ネットで調べると暈の直径は常に一定、視直径44度なのだそうだ。なんでだろう。
星や星座の大きさは、この視直径と呼ばれる視点からの角度であらわす。ちなみに太陽と月の視直径はほぼ同じで、つまり同じ大きさに見える。太陽は月よりもはるかに巨大なのだが、月よりもずっと遠くにあるために偶然同じ大きさに見えるわけだ。こうした偶然を、「あらまぁ数」と呼ぶ本を読んだことがある。翻訳ものだったはずだが、苦労がしのばれるものの、すわりの悪い日本語に訳したものだなぁと記憶に残った。元の英語は何だったのだろう。
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