夕暮れ前に少しだけ太陽が顔を出した。曇天の暗い日に下から仰ぎ見る姿勢で鳥の写真を撮ると、カメラの自動露出が空に合わせてくるために、鳥や木々は影絵のように写る。 フォトショップで修正は可能だが、画像は荒れる。今日はそんなコンディション。
もうひとつな絵ばかりが撮れたが、影絵のような画像でも反転させたり様々加工の手を加えると面白い模様になったりもする。適当な画像操作でもそれなりな感じがするのは、基本に自然の創り出したフォルムを使っている強みがあるからなのだと思う。
2枚目のショットを反転させ、さらに加工を加えると左下のようになる。さて、鳥は何羽写っているでしょう...みたいな絵なのだが風呂敷の柄のようでもあるな。和風ですよこれ。
屏風仕立てにすると面白いか、と考えて右下を作成。屏風はやっぱり金色だろう。金箔の反射を小細工しました。
屏風(のようなもの)に仕立てようとして、はたと困った。屏風は真ん中を手前に折るのかどうか。そんな作法はあるのか無いのか...。私は生まれてこのかた屏風のある家に住んだことが無いのでわからない。生活用の調度品ではなくなったのはいつからなのか。
そもそも名主・庄屋や貴族、高級武士の家にはあったかもしれないが庶民の持ち物ではなかったのではないか。
屏風は日本人の知恵、折り畳み式可動間仕切による可変空間なんて言っている人が居たかいないか...使わないよなぁこんなもの。現代で使えるようにするにはもう一工夫必要なことは確か。
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