2011年6月29日水曜日

夜のあじさい


帰り降車駅のロータリーにアジサイの植え込みがある。写真を撮っている人が居たが、買い物をしてからその前に戻ると、もう誰も居ない。あらためて眺めると、街灯に照らし出されたアジサイには、人工灯による不自然な発色が背景の黒とあいまって奇妙な味がある。通勤鞄に放り込んであるCASIOで私も撮ることにした。CasioFC-150にはフラッシュを使わず、ハイスピード連写+自動合成を使った夜間撮影用のモードがある。
帰ってからLightroom3で調整しようとするが、本来の色がよくわからないので困った。上の写真は比較的多彩な発色になったので本来の色に近いのではないだろうか。わからんのであれば白黒にしてしまえと考えれば左のようになる。カラー調整で好きな色にしてしまえと思い切れば下のようになる。どれもそれなりに面白い。
昼間のあじさいは淡色花弁の品が良いが、青みの強い人工光の下では少し毒がある風情になる。とは言っても、やはり人を立ち止まらせるほどの華やかさは無いように思う。地味な花だ。花弁の色の淡さをスクリーンに見立てて、光源の色を刻々変化させると面白いかもしれないね。

2011年6月26日日曜日

かたつむり目を習得する(午後)


 先日来かたつむりを探していたのだが、拙宅周囲やびーさんの道すがらには全く見ることができない。ネットで調べたら近くの公園に居るという情報を見つけた。便利な世の中になった。


 遊びに来た友人にかたつむりを撮りに行く言ったらつきあってくれることになった。そこで家内、三男もさそってかたつむりを探す旅に出ることにした。
到着した公園でアジサイの葉陰などを調べてまわる。最初はなかなか見つからないが、1匹見つけるとみんな次々と見つけられるようになる。かたつむり発見に適したかたつむり目になるのだ。
友人を彼の家の前で降ろしてから自宅に戻ったら、件の彼から携帯に連絡が入り庭にも居ると言う。番地で2つしか離れていないから駆けつけると、今日見た中で最大級の個体。かたつむり目を習得すれば、どこでも見つけられるようになるらしい。 
かたつむりの写真を大阪出張の折に撮った風景と合成して遊ぶ。巨大かたつむり来襲。べつに大阪にうらみがあるわけではなくて、たまたま最近撮った建物の写真が大阪だったというだけ。


合成作業が慣れてきたので東京にも出現させることにした。少々雑な仕事。

ネジバナ(午前中)

 ずっと週末を煩わせていた懸案が昨日片付いて、久しぶりにのんびりとした日曜日。朝から霧状の細かい雨が音も無く降り続けているが、傘もささずにびーすけと朝の散歩に出る。
雨つぶがくもの巣につかまって、水滴の膜のようなものが空中に静止している。

 なかなか綺麗だと思ったのだが、以前にもこんな写真は撮っているね。
散歩から帰ったら庭の芝生を刈ってくれと言われたので、雨もちょっとあがった様子だったからいいかげんに刈り込む。芝生の中にネジバナが2本咲いていた。 並んでいるとDNAの模型のようであるな。

2011年6月22日水曜日

夏至

今日は振替休日をとった。友人をさそって商店街でツバメを撮る。このところツバメの写真ばかりだが、スズメやムクドリといった通年レギュラー以外はツバメくらいしか居ないのだ。「くらいしか」はちょっと申し訳ないか。
幼いツバメが飛び回っている様はなかなか楽しい。小鳥も遊びながら飛び方や捕食を習得するのだから、良く遊ぶことはとても大事なのだ。
まだ巣立っていない隣の家では親鳥が休み無く餌を運んでいる。雛が大きく口を開けると、頭部全体が巨大な黄色い穴と化して、投げ込まれるべき餌を待ち受ける。親鳥はたくさんの黄色い穴に均等に餌を放り込むのだろうか。雛の顔を識別できるのだろうか。並んでいる順番だけ覚えているのだろうか。入れ替わると間違えるのだろうか。眺めていると色々心配になる。
この商店街は5階建てが立ち並ぶ大きな団地の一角に在る。突然出現した集合住居に一斉に入居した人々は年齢層も概ね均一だったから、40年以上経過した今は高齢者がとても多い地域になった。ツバメの巣は福祉関係の事務所の軒下なのだが昔は店舗だった。商店街には建設当時の活況は全く無くなってしまったから、シャッター街化を防ぐためにも、このような施設が利用するようになってきている。人工的に作ったものは長い年月でほころびが出る。今日は巣を撮りやすいように脚立まで持ってきたから、一応施設の人に前を借りますとことわった。
今日は夏至なのだそうだ。久しぶりの好天と思ったら、内陸部では35度を超える猛暑日になった。公園で枝にとまったままジッとしているヒヨドリをみつける。羽毛のディテールまでわかる距離に近寄ったが逃げない。ヒヨドリも暑さ負けなのか。近いからバストアップになったが、こういう写真も鳥の表情のようなもの(あるのか?)がうかがえて面白いと思う。

2011年6月19日日曜日

カタツムリが居ない


 午前中に商店街のツバメの巣をチェック。先週おしくらまんじゅう状態だった巣は空。若いツバメが周りを飛び回っていたから、こいつらが先週の雛だろう。若いツバメだけあってハンサムである。すぐ隣には、未だ孵ったばかりという感じの雛が大騒ぎをしている巣があった。
 カタツムリの写真が撮りたくて、先週から散歩のたびに探しているのだが見つからない。ここいらでは絶滅したのだろうか。ネットで調べたら、カタツムリの減少は数年前から全国的な傾向らしい。一方拙宅ではナメクジは結構出現する。殻が退化した種族は減っていないのは何故?。

散歩の途中で遭遇した野良猫と対峙するびーすけ。勝ち目は無いからやめとけば良いのにと思いつつリードを引く。 

最近のびーすけは、中年犬の風格というか、初老犬の悲哀というか、そんなものが備わってきてる。


2011年6月18日土曜日

大阪に出張


 金曜から土曜にかけて関西方面に出張。往路は新幹線、復路は飛行機。久しぶりの大阪駅は、仮設がはずされて大きな片流れの屋根が姿を現していた。プラットフォームには従前からの屋根が残っているようだが、この大屋根にはどんな機能があるのだろう。
帰りの飛行機は分厚い雲の中を飛行。下は高層雲と低層雲の間を通過する刹那に撮ったもの。東京に着いたら雨。

2011年6月12日日曜日

菖蒲池満開


公園の菖蒲池が満開だった。ここも被災していて、隣接した池の水は干上がったままになっているのだが、 菖蒲田の保水は入梅した雨が補えたということなのかもしれない。(植物は良くわからない)
 デジタル画像現像ソフトにLightroom3を使い始めたのだが、黒の強調とか、白トビ軽減とか、自然な彩度の強調とか、どうも使いすぎる傾向にある。これまで単純なコントラストの調整しかできなかったから、これらの調整が面白すぎるのだ。
 最期の一枚は昨日撮ったびーすけを合成して遊んでみました。

ツバメの雛


 先週に撮ったツバメの巣を見に行く。1週間しか経っていないのにずいぶん大きくなった。巣もすでに手狭。今日は夕方まで雨模様だったので、午前中のびーさんにはCASIO FC-150を持って出た。ツバメが挑発するように私のすぐそばをかすめて飛び去ってゆく。下は家の前の公園で撮ったパスト連写の合成。トリミングしているせいもあるのだが、ザラッとした感じはやはりちょっと。

 からだがなんとなくだるい。シャキッとしないから散歩以外はぼんやりと過ごしてしまった。宿題を持ち帰っているんだが、こういう時に無理しても良いものは出来ないだろう..とか言い訳を考えている。
下は家内が農協で買ってきたヤリゲイトウ。宿題ちゃんとヤリトゲイってあんまり面白くない。やっぱり調子悪いな。

2011年6月5日日曜日

ツバメとエビの類似性


 持ち帰った仕事の進捗がはかばかしくないので、相変わらず鬱々として楽しくない。プレゼンテーションの作製なのだが、ストーリーはできているし、材料も揃っている(というかこれであきらめた)のだから単純な作業のはずだったんだが。
気分転換のつもりで、夕方のびーさんは商店街のツバメを見に行くことにした。先日キョウジョシギを撮りに行った帰りに寄った場所。曇天ということもあって、今日もCASIO FC-150で良いことにする。
照明器具の上に巣を作っているが熱くないのだろうか。大きく開けた雛の口が見えるから、ゆで卵にはならずに済んだんだね。
朝のびーさんの前に作業小屋のソーラーパネルをセットアップする。チャージコントローラーに、12V/5W出力のアモルファスシリコンソーラーパネルの出力端子と12V/6Ahのシールドバッテリーをつなぐだけ。今日は一日曇天だったのだが、ソーラーパネルは概ね13V以上の出力を維持していた。夕方にシールドバッテリー側の電圧を測ったら、朝より0.1Vほど上昇していた。この構成で車載用(12V)の扇風機を回し、今夏作業環境の改善を図ろうとしている。扇風機はネットで探索中。
ツバメの下腹部が茹でたエビのように写った。ネットで類似の写真を探すと1枚をのぞいて見つからない。この写真はオレンジ色の商店街アーケードの写り込みを調整しているし、露出不足もかなり補正している。デジタル処理の過程で出てしまった偽色なのだろうか。6/19追記-卵が孵ると巣が汚れるのではないかと推測。

2011年6月4日土曜日

クレーン

好天。しかし仕事を持って帰ってしまったから鬱々としてあまり楽しくない。
朝のびーさんで公園の菖蒲池に行ってみる。満開という感じでは無いが、すでに最盛を過ぎた株も少なくない。公園で見かけるのはスズメとヒヨドリとムクドリくらいだから、今日携えたのはCASIOのFC-150 。
 公園から大きなクレーンが見える。公園の前の道路に懸案の下水本管がある。本管は直径1200mmだそうだから、入れ替えにはこんな重機が必要になるんだな。
遊んでいちゃーいかんと思いつつ、先日作ったLEDウィンカーをキャノピーに取り付ける。ランプ周辺の配線が露出しているが、このハウジングは結構しっかりしているから水がくることはなさそうだ。これで前後4本のウィンカーが全てLEDになり、点滅時に電圧計の針は振れなくなった。