昨夜に引き続いて月を写す。今日はコリメート法と呼ばれる方法。望遠鏡の後ろに接眼レンズを付けるところまでは昨日と同じなのだが、昨晩の方法は接眼レンズの直後に撮像素子が置かれる(凸レンズ拡大撮影法)。今日の方法は接眼レンズの直後にカメラレンズを置き、その後ろに撮像素子が置かれる。つまりレンズの付いたカメラを接眼レンズの後ろに置いて、目の代わりにカメラで撮影する方法。コリメート法をやりやすくするためにCASIO EX-FH100を改造しているからこれを使う。
昨日使った接眼レンズが付けっぱなしだったのでそのままはじめたら、ちょっと拡大率が高すぎたようだ。月面地理不案内のため、本を片手に地名を探しているような輩だから、視野があまりにも狭いとどこを撮ったのかわからなくなってしまう。
ようやくわかったのがグラビウスの周辺3枚で、これらをフォトショップで合成したのが上。たしか2001年宇宙の旅でモノリスが発見された場所がここだった。
コペルニクスの周辺であることがわかったのが2枚。これを合成したのが下。ちょっとハイコントラストに仕上げすぎた。
いずれにしろ、直接目で除いた印象ほどシャープではないのは残念。マニュアル露出だが、部分によって明るさがずいぶん違うため少々苦労した。