2012年9月20日木曜日

平戸に行く


 研修会で九州の平戸に出かける。
海岸の近くで頭上に猛禽の気配がする。どうせトビだろうと思いつつシャッターを押しておいたら、チョウゲンボウだった。もっと真面目に撮っとくのだった。最近話題のオスプレイ=ミサゴが見れないかと期待していたのだが、漁港を通過する時に頭の白い鳥を見かける。こういう時にはカメラを構えていない。じわじわと後悔。
 平戸の山田教会を見せてもらう。十字架の後方に最新鋭かどうかわからんが近代的な風車が見える。
山田教会は鉄川与助さんという棟梁/建築家が造られた建物で、研修会の企画担当者に平戸に行くなら棟梁の教会を見せてほしいとお願いをしておいた。
教会は何度も改修が行われている。外装材もパンフレットとは違うし、ファサードも別の工務店が造り直したものだそうだ。この建物の使命が、あくまでも代々の地元信者の信仰の場であって、キリスト教の何かを発信するためのものでは無いということであれば、この無頓着な改装も合点が行く。
内部も補修跡らしい木栓の色が違っていたり、手書きの注意書きがぶらさがっていたりと、限りなく家庭的である。ひとつひとつが素朴であるが、その丁寧に心が打たれる。建物を使いつづけるという事について改めて多くを考えさせられる。
下は夕刻に見かけた風車。東京近郊では海岸以外では見ることが無いものだが、風景の中に割り込んできた異分子という感じが否めない。再生可能エネルギー源としてどんどん増えるのかなぁ。

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