ゆっくりめに起きたら、空はどんよりと曇っていた。びーすけがお待ちかねだから、早々に朝食を摂って散歩に出る。
公園の小さな池にはこの前と同じ個体と思われる雌のカワセミが居た。
小さな池の周囲でカメラを持っているのは私一人だったし、散策やジョギングをしている人たちはまったくカワセミに注意をはらっていない。
カワセミはパシャパシャと写真を撮っている私のことも意に介さない風で、精力的に猟をしてくれた。
カワセミらしい写真と言えば、やはりダイブの瞬間ということになるわけだが、竹竿の上にとまって水面を注視している姿勢から、飛び立つ瞬間への予備動作がまったく無い。小鳥はだいたいそうなんだ。
光が足りない感じだが、シャッタースピードは1/1600sくらいにしておかないと翼が止まって写らない。オートに設定したISOは3200くらいまで上がっている。ときおり雲の合間から陽がさしてくれるのだが、そういう時にカワセミが飛んでくれるわけでもない。
10m程度の距離だと、ファインダーの視野では動きを追いきれない。今日の得物はEOS7d+EF400だが、広視界のダットサイトを付けると良いかもしれない。
歩留まりの悪い作業の熱中からふと我に返ってびーすけを思い出した。あわててつないだ木のそばでじっと待っている。ちょっとあきれたような目をしているように思えたのは私の考えすぎだろうが、今日は自分の机の周囲を片付けようかと、池にくるまでの道すがら考えていたのを思い出した。
結局家に帰ってからも写真の合成にかまけて片付けなんぞ全くしなかった。私はこの作業がたいそう好きなのだ。
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