2011年9月25日日曜日

秋だ

 びーすけとも長い付き合いだから、この表情は暑さにへばっているのでもお腹がすいているのでもなくて、物思いにふけっていることがわかる。秋なのである。
こういう好い加減な事を言っているから家人に笑われるのだが、朝夕のびーさんはTシャツ1枚では涼しすぎ、木の葉もわずかに色づいていることに気がついた。秋の到来を強く印象付けられる日。芙蓉の花に毛虫を発見。急がないと寒くなるぞと言っておく。
明日から家の塗り替えのための足場が設置される。15年間に溜まった澱とでも言うべきガラクタが実にたくさんあるから、今日は邪魔物片付けに子供たちを総動員した。一方で頭の片隅からは明日の会議資料が未だ出来ていないと警告が出ている。なんとか夕刻から取り掛かることができたが、持ち帰ったはずの資料が見当たらなかったりで出来の方はかなり×。
スズメよりも小さな鳥が梢を渡っていたがよくわからなかった。写真にして家で確認したらメジロ。

2011年9月24日土曜日

富津岬(3日目)


朝早く起きて風向きが良いことを確認。富津岬に出向く。
今日はいつものEOS7D+400と、 カメラガンを携えることにした。カメラガンは勢いで作ったものの、作ったらかなり満足してしまって使いこなすに至っていない。(こういうものが多い)
 比較的近くを飛んでくれたミサゴを捉える。このあたりで採餌する個体で渡りでは無いらしい。どちらも400mmで撮影しトリミングした。飛翔している対象を三脚付きで撮影するのは難しいと考えてカメラガンを作ったはずだが、いざという時に持っているのは7D+400。とっさの時に手にするのは使い込んでいるものということ。
このイソヒヨドリは雌で、鮮やかな青色の雄に比べると地味なのだが、なかなかかわいい。
 こちらはカメラガンで撮ったもの。動かない対象なら三脚を使えば良いのだよ。少し手ブレしている。
非常に遠くてゆっくり動いているものはカメラガンでも撮ることができる。カメラガンのピントあわせは、手動でだいたい合わせてPentaxのオートフォーカスアダプタで詰める。この手動部分がもたつくことが多いのも使いにくくしている原因。せめて電動にするか。
今日の鷹渡りは十数羽が確認されたそうだが、多くは高高度を飛んだために撮影できなかった。あそこに居ると教えていただいても私にはわからない。メガネをかけないと見えないのだが、メガネをすると双眼鏡やカメラの操作が難しいのだ。メガネを常用するようになったのはつい最近だから、メガネ+光学機器という応用問題を未だ解決していないのである。
下の写真は鷹を探している私たちのそばで揚げられていた凧。実は左の凧の斜め右上に渡って行く猛禽が写っているのだが、掲載用に解像度を落としたら潰れてしまいました。

2011年9月23日金曜日

展翅板


台風15号によって倒された公園の樹。かつては赤く舗装された歩道の左側が堤防だったから、この松林は防風林だったのだ。倒れたこの1本は、公園らしくするためにあしらわれた貴重な松以外の樹だったんだがなぁ。
来週から家の外壁と屋根の塗り直し工事が始まるので、1日家のまわりの片付けをしつつ、お彼岸だから父の墓参にも行く。
庭で捨てるものとそれ以外の分別をしていたら、息絶え絶えのツマグロヒョウモンが居た。数時間後には動かなくなっていたので前翅の一部が壊れているが標本にすることにした。作業小屋にあった端材で応急の展翅板を作る。展翅板に蝶を固定するために家内に待ち針を数本もらう。針を標本に使ったことを後で報告したら、返さなくて良いとの事。虫の標本は家人に人気が無い。
昨年の9月にも拙宅庭でアゲハが絶命し、標本にしたいと家人に言ったら強い反対を受けてあきらめたことがあった。今年は実行してしまったわけだが、毎年同じようなことをしてる。さて、これはどこに陳列すれば良いのかな。

2011年9月20日火曜日

C.M.シュルツな生活


検査のために仕事は休み。連休と組み合わせて今週は2日しか働かないことになる。1年を10日で過ごすいい男は相撲取りだが、1週を2日で過ごすいい男。

ビーグル犬スヌーピーを主人公とする米国の漫画「ピーナッツ」の作者はチャールズ.M.シュルツ氏だが、氏は1週間分の連載漫画を2日で描きあげ、残りの5日間は趣味の少年野球の監督に充てている..という記事を中学生の頃に読んだ記憶がある。
まだ仕事もしたことが無い中学生にも、これは羨ましい生活だと思わせた。今週だけ私もC.M.シュルツ氏と同じ生活。というわけで家の戻れば簡易赤道儀Ver2の作製。小雨が涼しい作業小屋日和とも言える。歯車が予想外に重たくて、作製方針に問題ありな感じ。
下は当家のスヌーピー、びーすけ。

2011年9月19日月曜日

富津岬(2日目)


 朝の風向きが良かったので富津岬の鷹渡りに再度挑戦。行こうと思い立てば行けないことは無い片道70kmは微妙な距離。上の写真は最初に確認したツミの3枚を合成。小さな猛禽だが比較的低いところを飛んでくれた。左はオオタカの子供だそうだ(教えて頂いた)。
 トビは渡りのカウントからは除外されているそうだが、非常に近いところを飛んだのでやはり撮ってしまう。家の近くには居ないからね。
イソヒヨドリが防波堤でぼんやりしていた。波がくるぞぉと思いながらファインダーを覗いていたら、とんでもなく大きいのが来て驚いてシャッターを押す。イソヒヨドリはもっと驚いたんではないかな。悲鳴が聞こえそうな一枚。
正午には帰宅。顔が真っ赤に日焼けしていて、家人が驚いていた。

2011年9月18日日曜日

富津岬

 9月半ばというのたいへんな暑さ..にもかかわらず私は海岸に居たのであった。東京湾は千葉県側から富津岬が鋭く飛び出している。ぐるりと東京湾を見渡せる大変見通しの良い場所だから、左のような展望台があるとつい登ってみたくなる。
 展望台からは富士山が良く見えた。暑いなぁと聞かせる相手の居ない愚痴をこぼすものの、渡って来る風が程よい加減で気持ち良い。
この季節に鷹がここから東京湾を渡ることが知られている。どんな場所からどんな風に撮れるのか、地図等を眺めても良くわからなかったので、とりあえず今日はEOS7D+400とPentaxK-x+AF1.7x+ZenithStar66SDをポルタ経緯台に載せてみる。飛んでいるものはあまり長い焦点距離では追えないだろうと少々弱気な作戦。
ZenithStarで対岸を撮ってみる。66SD f=388に1.7倍のテレコンだから388×1.7=660 F10となって、35mmフィルム換算で990mmの望遠。PCでコントラストを引き上げないと、かなりぼんやり。
 で、肝心の鷹が見れたのかというと、残念ながら全く見ることができなかったのであります。猛禽類としてはトビのみ確認。
展望台で観察されている方に教えて頂いたところ、群れが渡る日と全く渡らない日の落差が大きく、やはりいくつかの条件が揃わないといけないらしい。遠征組にはちょっとつらいが捲土重来を期す。
昼頃に海岸から撤収し、帰り道に山間部のダムに寄って少しの散歩。下の写真はウラギンヒョウモン。拙宅の庭でスミレを食べているツマグロヒョウモンと少し翅の柄が違う。


2011年9月17日土曜日

ZenithStar66SDのボケ味

これは昨晩の月。右下隅に小さく木星が写っている。こんな夜空の一部を切り取った画像だと雰囲気が良くわからないが、近かったのだよ、とっても。
 明るさが圧倒的に異なる月と木星を一緒に写すのはなかなか難しい。木星をはっきり写そうと露出時間を伸ばせば月は真っ白に飛んでしまうのだ。何枚か撮ってみたら、月に雲の暈がかかって光度が落ちたショットが良かった。狙ったわけでも無くて偶然の一枚。
 夕方にびーすけと散歩した折に撮った落日。いく層か高度の異なる雲が織り成す複雑な空の表情。シャッター速度優先の小鳥用の設定のまま無造作に撮ったのだが、優秀なカメラが感度で上手く調整してくれたらしい。ここまではいつものEOS+SigmaAPO400。
下の一枚はFerrari ZenithStar 66SD+AF1.7x+PentaxK-Xで撮影したもの。明日の遠征に備えてチェックのために庭先で組み立てた。その時のいいかげんな試写の結果なのだが、背景の松林が面白いボケ方をしてきれいな写真になった、というかなってしまった。天体望遠鏡の意外な効用。
撮影用の機材は進歩しているなぁとしみじみ思うわけです。

2011年9月15日木曜日

休み


午前中に病院へ行く。これまでの検査結果の説明を受けるだけだから、午前中で事が済むと思ったのが甘かった。たいへんな混雑で午後にかかってしまい、結局今日は一日休む。びーすけと散歩ができたからまぁいいか。
 そろそろ山から小鳥も戻ってくる。電線の上でムシを捕まえていたのは何だったのか。ヒヨドリにしては茶色く写ったんだがよくわからない。シジュウカラは夏の間ずっと居たね。

2011年9月12日月曜日

The harvest moon


今夜は中秋の名月。英語では The harvest moon(収穫月)だそうだ。事務所からも東の空に冴えた月が楽しめて、家路の道すがらは建物の間を見え隠れする月を追いかけた。降車駅でイオンに寄る。月見団子でも買おうと思ったのだがすでに売り切れだった。普通の串団子が2パック残っていたので買い占める。会社帰りの気まぐれに団子を買って帰りたい私のようなどこかの誰かのために1パックを残すのが人情かと一瞬考えたのだが、ちょうど2パックで人数分だったのだよ。
下は帰宅後バルコニーから撮ったもの。いつものマクストフにkissX2直焦点。

2011年9月11日日曜日

PICステッピングモータードライバキット


 小雨をついて朝のびーさんに出たら本降りになってしまい、あわてて家に戻る。午前中から簡易赤道儀Ver2のためのステッピングモータードライブキットのテスト。この基盤はだいぶ以前に作って、テストもせずに放っておいたもの。電源とモーターをつないだらやっぱりというか案の定というか動かない。モーターは震動しているのだが回転しないのだ。この基盤は組立てキットなので、私の半田付けが不出来なのか、モーターが不調なのかわからない。別のステッピングモーターも同様に不動を確認し、基盤の組立て不良が濃厚になるが確証がない。最終的にステッピングモーターを電源と直結し、マイコンの代わりに手でスイッチングしたら回転した。基盤の不良である。私の半田付けは信頼性が低いなぁ。
下の写真は家の前の公園にある遊具の屋根に載っている月。夕方のびーさんで撮影。

2011年9月10日土曜日

セミの翅のコラージュ


 アブラゼミの翅が道端に落ちていた。セミの翅は硬くてしっかりしている。写真に撮ったのだが、そのまま大きくして眺めると少々不気味だったのでPhotoshopで加工。
病院でCTを撮ってもらう。念のためと医者が言うからだが、ずいぶん高価な念である。
簡易赤道儀Ver2のギアボックスを作る。ちょっと雑な仕事になったのは集中力が落ちているから。集中力が落ちているのは作業小屋がえらく暑いから。高価な堅木を使っているのにもったいない。
コスモスの間に浮かぶ夕方の月。この花はなんで宇宙(コスモス)の名前をもらったのだろうね。

2011年9月6日火曜日

地盤調査


 故あって、液状化地盤の判定に資するということなので、びーすけの庭を地盤調査研究のために貸すことになった。
地盤調査では、標準貫入試験という方法が確実とされている。実際に地下の土を試料として取り出すことができるからだが、左の写真のような大掛かりな装置が必要になる(比較のためにいつもの光景を画像内赤枠に掲載)。このスペースが確保できなければ調査できないし、また実際に立ち会ってみると、機械騒音が2日間ずっと続くことになる。また数人がかりで丸2日間かかったのだから、費用もかさむ方法だ。だから一般に戸建住宅の建築前調査に採用されることはごく稀であって、通常はSWSと呼ばれる別の簡易な方法が用いられている。これは実際に土の試料を取り出せる方法ではないのだが、間接的に土の性状を推定できるとされ、不同沈下の危険性等を推定して、建物基礎形式や地盤改良の要否の判断材料になっている。液状化するかどうかの判定にあたって、こうした簡易な方法からどれだけ正確な推定ができるのか、SWS法に工夫を加えればさらに推定の精度があがるのか。そんな事を調べたいのだそうだ。
2日間で15mの深度まで掘り進むことができた。記念に地下15mの土を爪の先ほど頂いたので、低倍率の落射照明付き双眼実体顕微鏡で写真を撮った。コリメート撮影なのでちょっとぼんやりだが、埋め立て部分よりさらに深い地層の土なのだ。眺めていれば何か感慨のようのなものがあるかと思ったが、専門知識の無い私にはただの砂。
初日は皆さん気にしないということなので、びーすけはいつものように庭をうろうろすることができたのだが、2日目は苦手な人が居たので裏に繋がれた。ちょっとストレスだったようです。

2011年9月4日日曜日

蜻蛉の翅


 アゲハのバックにちょうど木の陰が入って、ちょっといい感じになった。
トンボを撮って翅の部分を拡大する。ステンドガラスのように加工してみたが、オリジナルの方がよろしいのでそのまま掲載。
ビニールプールを片付けるかどうかで迷ったが、結局片付けることになった。もう今シーズンは終わりだよね。
 カワラヒワの声が道路に響く。ヒマワリの種をもらいに来たのかもしれないが、ヒマワリはもう刈り取ってしまったのでありません。何度も見に来たようで申し訳がない感じ。