2011年9月1日木曜日

簡易赤道儀の構想(まだやってるの?)

一昨日の日比谷公園。虎ノ門から有楽町に移動する必要があったが、電車を使うのもばかばかしい距離だから、少々暑いが歩くことにした。ビルの合間の日比谷公園はちょっとオアシスでした。
 簡易赤道儀Ver2は、ステッピングモーターを使うことにしている。この構想(というとおおげさだけど)はずいぶん前からあって、部品を少しずつ買いためていたが、何故この部品を用意したのか、記憶が曖昧になってしまってきている。具体的に手を動かす前に、頼りない記憶を追跡して設計方針を確認しておかねば。
ステッピングモーターの回転は、回転軸の微小な角度変化の繰り返しである。用意のモーターは200ステップなので、360度/200=1.8度の単位で回転軸を少しずつ回すことができる。このようにステッピングモーターは極低速で回転させられるので、地球の自転速度のような非常に低速な運転も容易に可能になる。しかしこのモーターのステップバイステップの動きは、高倍率の視野においては、がくんがくんという動きになって、停止した星像を撮影できないはずだ。
歯車で減速すれば1ステップあたりの回転角が小さくなり、なめらかに搭載したカメラをまわすことができる。減速比が大きいほどなめらかな動きになり、地球の自転速度に合わせるのは、減速分を見込んで秒あたりのステップ数を増やせば良い。
1ステップでどのくらい回転させるべきか、つまりどのくらい減速すべきかは、(加工と組立て精度をさておくと)視野の広さと撮像素子の解像度で決定する。視野の広さ(画角)は、カメラレンズの焦点距離と使用カメラの撮像素子の大きさで決まる。部品を買い集めていた昨年あたりは、EOSKissX2を使っていたが、7Dの最大解像度と、135mmまでのレンズを使うことを前提に再計算してみた。失くさないように画像にしてここに貼っておこう。通販で減速比1/120のウォームギアと1/7.5の減速になる平歯車を購入していたが、この組み合わせ(1/900の減速)で余裕は無いがだいたい良いのではないかと思うんだが、なーんか勘違いしてないかなぁ。
最近ややこしい事を考えると、うまくまとめられないもどかしさを感じる。時々こういう遊びをちゃんとやっておかなくてはいかんな。
一昨日の日比谷公園はきれいに晴れていたが、今晩は台風の接近のせいで不穏な天気。

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