この週末の備忘。金曜日に都内で一泊し、翌土曜日電車の再開を待って帰宅。左はその時の自宅前道路の様子。町内の電信柱のほとんどが傾斜していたが、ここの倒れ方が一番ひどい。電力会社が電柱を建て起こし、宅地側に再度倒れないように仮設ワイヤを設置。土曜日の夕刻に電気が復旧した。日曜日にNTTとケーブルテレビが架線を松林にくくりつけて、ようやく日が暮れる頃に道路上のワイヤや電線が片付いた。埋め立て地だから液状化による被害は予想していたのだが、目の当たりにするとやはりつらい光景だ。周辺の住宅では1棟をのぞいて大きな傾斜は無い。足元が無くなれば家は傾く。どこの砂がどこへ噴出するのかは誰にもわからない。
びーさんをしながら歩き回ると、埋め立ての時期によって液状化被害の現象にも傾向があるような気がした。比較的新しいエリアは宅内の墳砂が多く、塀やガレージの損傷が大きいようだ。古い埋め立てエリアは道路の噴砂がひどいが宅地内の被害は軽微である。旧エリアは地中の砂が噴出の圧力を持った時に、大半が古くて隙間の大きい側溝から開放されたのではないだろうか。もちろん比較的新しい宅地が土中の水分量が多かったとか他の要因も考えられるのだが、道路面上の泥は機械を使えば除去は難しくないので、家が傾くよりはマシだから噴砂の出口をコントロールすれば良いのではないかと考えた。しかし均等に地盤が下がってくれるわけではないからなぁ。友人が(埋立地が)干潟に戻ろうとしているんだと言ったが、自然の前の人間の非力を改めて感じる。
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